サックスの命はリード(写真は岡崎の麦畑)です。リードというのはその名の通り、葦を削って作られたもので、これをマウスピースに付けて振動させて楽器が鳴る。昔から現在のマウスピースに変えるまで(約20年間)はず~っと「バンドレン・ジャバの4番」を使っていた事をホコリにしていた私。(厚いリードを鳴らすのは息のスピードや量が沢山必要で、ぶっとい音が出るのです。)
山下洋輔さんが何かの本で「サックス吹きが集まるとすぐに『マウスピースは何?』とか『リードはどこの?』とかマニアックな楽器の話が延々と続いてウザイ・・・」なんて感じの事を書かれていたようですが(苦笑)、それは事実ですw。
広島Cafe Jiveの打ち上げでは大学ジャズ研時代の先輩Y氏やサックス吹きのお医者様とサックスの話題がでて「紗知さんがサックスの話をあんなに熱心にしているところを初めて見ました!」と新澤君にからかわれた。そう、めったに楽器の話なんてライブの時はしないのに、サックス吹きが3人も集まったから大変だw。
「あの、まとまるくんって使ってみた事は・・?」
「なにそれ?消しゴム?」
「いや、サックスのネックにつける部品で音がまとまるんです・・・」
「ところでリードは何番使ってるの?」
「最近、薄くなってきてね、3半とか3番とか・・・。」
「やっぱ、歳とともに髪の毛とリードは薄くなるんだよね~。」
などと他のメンバーそっちのけで盛上がっていた。
昨年暮れに、徳山の主催者Mさんから電話があり、
「僕もこの歳になってサックスが吹きたくなったので、良い楽器を選んでもらえませんか?」
私が信頼できるmixiの仲間を通してインターネット上でサックスを買う事になった。
広島JIVE,翌日の徳山で『Mさん、楽器の調子はどうですか?』と新品のアルトサックスを見せて頂く事になった。リハーサルの合間にちょっとだけ時間があったので初心者用練習方法を手ほどき(たった5分)してからアルトの状態をチェック。「なかなか良い楽器、調整もばっちりで良かったね~。あとは練習あるのみ!!」50歳から始めたMさんに偉そうにはっぱかける私・・・。
その時、Mさんに楽器を吹いてもらったら音がつまった感じ・・・。
「Mさん、リード何番?」
「これですか?買ったときについていたもので2半です。」
「そうか。それじゃ、薄すぎるなあ。今度リード買うときは3番か3半を買ってみたらいいですよ。」
と言いながら自分のリードを見せてあげると・・・な、なんと2番ではないか???!!!はあああ?
ツアーに出る直前に近所の楽器屋さんで購入したリードだったが、自分で引き出しから取り出して『これください。』って買うシステム。当然、いつも買っている3番だとばかり思っていた・・・(汗)。
ちょっと前までバンドレンの4番を使っていた私は年齢とともにリードも薄くなり「薄いリードの方が技術的なコントロールは難しいのだ。」などと自分に言い訳しながらも「ああ、歳はとりたくないなあ。」などと密かに溜め息をつきながら、いつの間にか3半を使いだし、挙げ句の果てに3番になってしまった・・・。
このツアー中、6日間も毎日演奏していたのに2番を使っていた事に気がつかないなんて・・・(汗)。しかも前日広島でYさんたちとリードの薄さで盛上がったのに。
新しいリードを毎回降ろして、すぐに良く鳴るリードだけど持ちが悪いなあ、なんて思っていた。ひえ~~~。2番なんて、軟弱なものを吹いていたんだわ。体調悪いのにずいぶん楽にサックス吹けてるな~、と思いきや・・・。
徳山での本番では2曲吹いたらもうリードがダメになって取り替える、という始末。今までのステージでは我慢していたのに、2番とわかった瞬間、音の薄っぺらさが気になり、2曲で取り替えるなんて・・・気持ちの問題が大きいのか?もっと早く気がつけよ、と自分にダメ出し。
利樹に言ったら「全く気がつかなかったな。音質はぜんぜん変わらないんじゃない。それだったら薄いのにすればあ?楽なんだろ~?」むむむ。それは絶対自分のプライドが許さん。ツアー最終日は3番のリードを果敢に使ったけど・・・老眼が遂に来たのか、ぼけたのか、とほほでありんす。
山下洋輔さんが何かの本で「サックス吹きが集まるとすぐに『マウスピースは何?』とか『リードはどこの?』とかマニアックな楽器の話が延々と続いてウザイ・・・」なんて感じの事を書かれていたようですが(苦笑)、それは事実ですw。
広島Cafe Jiveの打ち上げでは大学ジャズ研時代の先輩Y氏やサックス吹きのお医者様とサックスの話題がでて「紗知さんがサックスの話をあんなに熱心にしているところを初めて見ました!」と新澤君にからかわれた。そう、めったに楽器の話なんてライブの時はしないのに、サックス吹きが3人も集まったから大変だw。
「あの、まとまるくんって使ってみた事は・・?」
「なにそれ?消しゴム?」
「いや、サックスのネックにつける部品で音がまとまるんです・・・」
「ところでリードは何番使ってるの?」
「最近、薄くなってきてね、3半とか3番とか・・・。」
「やっぱ、歳とともに髪の毛とリードは薄くなるんだよね~。」
などと他のメンバーそっちのけで盛上がっていた。
昨年暮れに、徳山の主催者Mさんから電話があり、
「僕もこの歳になってサックスが吹きたくなったので、良い楽器を選んでもらえませんか?」
私が信頼できるmixiの仲間を通してインターネット上でサックスを買う事になった。
広島JIVE,翌日の徳山で『Mさん、楽器の調子はどうですか?』と新品のアルトサックスを見せて頂く事になった。リハーサルの合間にちょっとだけ時間があったので初心者用練習方法を手ほどき(たった5分)してからアルトの状態をチェック。「なかなか良い楽器、調整もばっちりで良かったね~。あとは練習あるのみ!!」50歳から始めたMさんに偉そうにはっぱかける私・・・。
その時、Mさんに楽器を吹いてもらったら音がつまった感じ・・・。
「Mさん、リード何番?」
「これですか?買ったときについていたもので2半です。」
「そうか。それじゃ、薄すぎるなあ。今度リード買うときは3番か3半を買ってみたらいいですよ。」
と言いながら自分のリードを見せてあげると・・・な、なんと2番ではないか???!!!はあああ?
ツアーに出る直前に近所の楽器屋さんで購入したリードだったが、自分で引き出しから取り出して『これください。』って買うシステム。当然、いつも買っている3番だとばかり思っていた・・・(汗)。
ちょっと前までバンドレンの4番を使っていた私は年齢とともにリードも薄くなり「薄いリードの方が技術的なコントロールは難しいのだ。」などと自分に言い訳しながらも「ああ、歳はとりたくないなあ。」などと密かに溜め息をつきながら、いつの間にか3半を使いだし、挙げ句の果てに3番になってしまった・・・。
このツアー中、6日間も毎日演奏していたのに2番を使っていた事に気がつかないなんて・・・(汗)。しかも前日広島でYさんたちとリードの薄さで盛上がったのに。
新しいリードを毎回降ろして、すぐに良く鳴るリードだけど持ちが悪いなあ、なんて思っていた。ひえ~~~。2番なんて、軟弱なものを吹いていたんだわ。体調悪いのにずいぶん楽にサックス吹けてるな~、と思いきや・・・。
徳山での本番では2曲吹いたらもうリードがダメになって取り替える、という始末。今までのステージでは我慢していたのに、2番とわかった瞬間、音の薄っぺらさが気になり、2曲で取り替えるなんて・・・気持ちの問題が大きいのか?もっと早く気がつけよ、と自分にダメ出し。
利樹に言ったら「全く気がつかなかったな。音質はぜんぜん変わらないんじゃない。それだったら薄いのにすればあ?楽なんだろ~?」むむむ。それは絶対自分のプライドが許さん。ツアー最終日は3番のリードを果敢に使ったけど・・・老眼が遂に来たのか、ぼけたのか、とほほでありんす。
ありがとうございます。
あとはMさんがどこまでサックスを触る時間を作れるか・・・。
お忙しい美容師さんですが、5分教えた私を師匠と呼ぶので
厳しく?課題曲なんぞ出しておこうと考えておりまする。
何がいいかなあ?
レフトアローンとかアメージンググレイスなんかどうでしょう?
Mさんのアルト、元気そうで安心しました。ほっ。
髪の毛とリードの薄さは比例するのか……。
ネタ的には面白いですね。
笑えない場面もありそうです。