つくば植物園で咲いていました。薄いピンク色の花がとても可愛らしい花です。説明板によれば、中国原産で、学名は「Kolkwitzia amabilis」、スイカズラ科、ショウキウツギ属の落葉低木です。初めて聞く名前で、調べてみました。「鐘馗」とは、中国の故事に基づく疫病などを払う守り神(魔除)として祭られ、5月人形でも小鬼よりも怖い形相をし、髭をたくわえた「鐘馗さん」として知られています。石見神楽などでも登場します。この花は写真を拡大していただくとわかりますが、花柄やガクの周辺などに繊毛状の髭をつけていることから、この故事に出てくる「鐘馗さん」の名前をもらって和名としたのだろうと推測されます。花も美しく珍しい名前ですから、一度覚えると忘れませんね。写真は5月17日に撮影しました。
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