つくば実験植物園の絶滅危惧・希少種植物管理温室で見かけました。紫陽花と言っても写真でお分かりのように花びらのような装飾花が無くて、両性花だけがひっそり咲く珍しい紫陽花です。日本では奄美大島と西表島だけに生育する固有種で、個体数が激減しており、絶滅危惧IB(EN)に指定して手厚く保護されています。つくば実験植物園はその保存活動も行っています。写真は11月3日に撮影しました。
つくば実験植物園で黄金色の小輪だが存在感があるキクタニギクが咲いていました。和名の由来は、京都東山の菊渓に咲いていることから付けられたと言われます。別名をその形と色に合わせて「アワコガネギク」とも呼ばれています。岩手県南部以南の太平洋側・長野県・近畿・九州北部地域に自生しています。商船半島や中国北部・東北部にも分布していると記されていました。個体数が減少しており、準絶滅危惧(NT)に指定して保護されています。写真は11月3日に撮影しました。