michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

母との想い出 他愛のない日常の一コマ

2023-05-15 22:34:35 | 想い

ある年の5月。新緑に染まりながら滝は、勢いよく流れ落ちていました。

 

昨日は母の日。

“(チョッピリ)ご馳走 介護食”を用意できて、母は完食。嬉しかったです。

 

母の日ということで、私が子どもの頃の母の記憶が次々に蘇ってきました。

 

*小学生の頃、私はよく忘れ物をしてました。ある時、先生に「取りに帰りなさい」と言われ、「自分が忘れるから悪いんやなぁ…」と、とぼとぼと歩いて帰宅。すると母がいて「どないしたん?」。私はそれまで我慢して溜めに溜めていた気持ちがワッと溢れ出し、泣いてしまった。

私を抱きしめてくれる母の胸で、いつまでも泣きじゃくっていました。

 

*ある時、母は夕飯にコロッケを揚げていた。そして、そばにいた私に「ほら、食べ~」と熱々を一つ、くれたのです。勝手口で頬張りました。その美味しかったこと☆

 

*も少し小さい時。学校あがった頃でしょうか。なにがあったのかは忘れましたが、泣いて、母に抱かれてました。

姉が簡単なカメラをもらったばかりで、そんな私を写そうとしたのです。

母は「ほら、泣いてるとこ撮ってもらい~」と、私をカメラの方に向けるのです。私は「イヤや~」と顔を逆の方に向けるのに、母は笑って わざと向きを変えて、またカメラの方に向けるのです。その繰り返し――。

 

*時々動物園や遊園地に連れて行ってもらいました。そこに、馬だったかパッカパッカと動く乗り物があって(10円くらい入れたかな)、母にせがんで乗せてもらった。

ところが父が、せかせかと どこかへ行こうとするので、母は慌てて父を止めようと行ってしまった。私は一人でパッカパッカ。――それで私は気が付いた。

馬に乗りたかったというよりも、そんな私を母や父に見ててもらいたかったんだ…。

 

そんな他愛のない光景が、大切な想い出になっています。

結構甘えさせてもらったのねぇ。その時その時の私を受けとめてくれたのね。

 

今は、娘たちの名前すら忘れたり、娘であることも分らなくなったりですが……。

忘れても良いよー。そんな大切な想い出があるから。

 

 


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