michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

『介護百人一首』その2    〔短歌〕

2011-02-27 10:05:54 | Weblog

やぶ蛇、というか、

問い合わせたことから、妙な展開になり、

私の仕事がさらに増えそうな。。

でも、気持ちとしては本当にやりたいことだし、

「ちょっとタイヘン!」とか「気ぜわしい…」というのは、

よく見れば、自分の「気持ち」がそんな状態、ってだけのことなのよねぇ。

 

介護百人一首』など読ませてもらって、

平穏な心を呼び戻したいね。

 

                      

 

    車椅子散歩コースに彼岸花動かせぬ手にとんぼが遊ぶ

作者は介護職員の方に車椅子を押してもらって散歩。

そのとき、手にとんぼが止まってきた姿に、深まる秋を感じた(詞書より)、

という。

とんぼにしてみれば、動いていないからこそ、ちょうど良い休憩場所、と思って

止まってくれたのでしょうね。

 

 

    セーターに両足入れて吾を呼ぶ笑いの泉持ちいる母は

『97歳の母は、少し認知症になって上着と下着の区別がつかなくなしました。

私ははいていたセーターを脱がせつつおかしくて笑い出しましたが、

母は何事かわからないまま釣られて共に笑いだしました。』という。

「笑いの泉」とは――、最高ですね

 

 

    手の甲を濡らす尿(ゆばり)の温かさ母の命の証しと思う

『寒い中、夜中に何度も起こされてトイレをさせ』という状況で、

『飲んで出す人の営みを生きている証しとして確認しました』とのこと。

  あぁ。。

私の体験では、飼育をしていた頃、

牛の世話をしていると、その尿が手にかかることがあるんです。

その温かさは、吾が子のそれと同じ。

それは生の営みそのもの。

みんなみんな生きているんだ――と実感じたことでした。

 

 

 

コメント
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