Reflections of Tomorrow

シンガーソングライターを中心に、知られざる未CD化レコードを紹介していくページです

My Morning Jacket

2009-02-05 | Live Report
■Shibuya Duo Music Exchange / My Morning Jacket■

  「宇宙最高のライブバンド」と評されるバンド、My Morning Jacket のライブに行ってきました。 彼らのライブはアメリカではスタジアム級のホールで行われるとのことで、Duo のような小規模なホールでライブをすることは奇跡的な出来事のようです。 それだけにアメリカ人のお客さんが多く見受けられました。

  My Morning Jacket は、「ルーツバンド」とか「ジャムバンド」とカテゴライズされることが多いですが、もはや現代アメリカのメインストリームのバンドと言っても異論はないでしょう。 Neil Young のオープニングアクトでオーストラリアをツアーするなど、ベテランミュージシャンからも一目を置かれる存在となっています。 (しかし、My Morning Jacket の後に Neil Young を見て、5 時間のライブとなったら体のほうがキツイですね...)

  そんなライブは想像通りの内容で、まさに圧巻でした。 最新アルバム「Evil Urges」の曲はほとんど演奏したと思いますが、穏やかな曲と爆音の曲が折り重なるように演奏され、メンバーが一体となって高みに登りつめていくサマは、凄まじいのひと言です。 
  ギターとボーカルの Jim James はマイクスタンドの位置を高めに設定し、顔をやや上向きにしながら歌うのですが、彼のボーカルの表現力はバンドの魅力のひとつ。 ファルセットから低音、シャウトまで変幻自在でした。 また、ツボを押さえたギターは曲によって何度も取り替えて大忙し。 ギターを弾かないときには、黒くて大きなタオルを頭から被ってマイクを握るなど、フロントマンとしてのパフォーマンスは場数を踏んでいることの証でしょう。
  また、ライブにおいてメンバーのボルテージをぐいぐい上げてるのは、ドラムスの Patrick Hallahan です。 終始、大きく口を開けて苦悶するキリストのような形相でドラムスを叩く姿は印象的でした。

  ちなみに、アメリカでは彼らのようなバンドは、観客が録音することを認めることがあるのですが、今回もそうだったようです。 DAT や MD を持ち込んで録音しているファンが柱の周辺に集まっていました。 また、撮影もフラッシュを使用しなければ可能だったようで、iPHONE でステージを写す人も目立ちました。 携帯ではなく、iPHONE ばかりが目立ったのも、My Morning Jacket のファン層の特徴でしょう。

  アンコール含めて 2時間 30 分くらいのライブでしたが、久しぶりに時間の経つのを忘れてしまいそうでした。 しかし、ずっと立ちっぱなしだったので、徐々に腰が痛み始めてしまい、最後の方には自分が 100% 集中できなくなってしまいました。 足腰をもっと鍛えないといけませんね。

 こちらの姉妹ブログも参照ください⇒My Morning Jacket

■Shibuya Duo Music Exchange / My Morning Jacket■

2009年2月4日
渋谷 Duo Music Exchange

19:10頃開演 21:40頃閉演



最新の画像もっと見る

コメントを投稿