「歩いたんか?」 夕食を済ませたころ、打ちっぱなし、呑み、麻雀コースから帰宅した夫は言った。
「歩いたよ」 「さっさと歩かなあかんのやで」(偉そうに) 「さっさと歩いたよ~」 (カメラ持ってだけどね)
「ちょっとの時間でもええから、毎日歩きや」(あんたは医者かい)「お父さんかて歩かなあかんのやよ」
それ以上突っ込まなかったが、夫が痛風になって以来一緒に歩くことやめてしまった。
私にはやいやい言うが、ぐいぐい誘ったら「しゃあないなぁ」と歩くのではなかろうか、誘って欲しいのか。
それこそなんで「一緒に歩いたる」でもええから素直に言わへんのやろ、歩いたらええと思うてるはずやのに。
土曜は三田でゴルフ、8人中べべただった。 未だかってない成績で納得いかず面白くなかったはずの夫。
翌日曜、必ず打ちっぱなしに行っている友人に「都合で行きまっさ」と言いながら、行かなかったもの。
一日TV見ながらパソコンやったりごろごろ、一歩も家から出なかったから分かりやすい。
今日は心身復活したのか、さっさと朝食をすませたら出て行った。
お昼過ぎ(もう咲いてるよね)そう期待しながら公園へ歩いて行くとやっぱり! 十月桜が咲いていた。
バーベキューグループ、親子連れがあちこちで青空と色づき始め変身した木々の秋の中で楽しげに遊んでいた。
グリーンヒルズには、凧揚げや犬の散歩、子供たちの戯れ以外に、ウォーキングしている人は5、6人。
頂上から見下ろす景色は格別だった。 昨日が木枯らしが吹き荒れて、無残な寒いお天気だったから。
文化の日、親から子へ、子から孫へ、孫から曾孫へ・・ふるさとから続く家族の流れ。
母が生きている間に、もっと安心し喜んでもらえるように、そう思うと自分の健康が一番大事かも知れない。
”いいものは伝え、そうでないことは消去していく、みんなが助け合って仲良く、そうしながら一生が努力よ”
いつもそう言う母、86歳になった今も。 母はそれを遺言としているのかも知れない、そう思うようになった。
文化の日、満月の夜。 寒空に煌々と静かに輝く白い月に母の顔が見えて声が聞こえるような気がした。
「がんばろうで!」 いつも電話の終わりに言う言葉が。
綺麗な心和む写真、ありがとうございます。
また巡り来る春を思えば、これからの季節も越えられそうです。
お母さんのお言葉、貴重ですね。
言い伝え・諺・親の言葉、年月の重みを感じます。
秋にこのような言葉を聞くと、思い出やら反省やらで、しみじみとした気持ちになります。
若い頃に綴ったものですが、
“ 口ずさむ 詩に思わず 涙する
小枝の先も 何もかも秋 ”
季節が気持ちを揺さぶるのは、こんな事を言うのでしょうか。
10月桜、ありがとうございます。 万博公園にも・・そうでしたか。
コスモス祭りに行きたかったのですが、機会を失いました。
ぶれている写真ですが、私もちょっとお気に入りの写真だったのでネーム入り。
暑い夏には、寒い方が好いと言い、寒い折には春が待ち遠しく。
芽が吹き華やぐ春、心地よい季節を待つ楽しみを思えば、寒さもまた楽しとしましょう。
そう言えば母は、気候の不足を思わない人でしたね。
>言い伝え・諺・親の言葉、年月の重みを感じます。
子育て時代はそれらが、生きる大きな力になっていました。
昔の人はみんな生活の中で、子供にそんな事柄教えていたような気がします。
ことさら母は、そう言う事が多く耳に蛸が出来るもういいわと思ったときも。
母の生き様言葉には、抵抗出来ないほどに説得力があります。
しかし私には、子供に残している言葉なんてなくて、それは何ほども言えない自分だから。
おっしゃるように、あと二ヶ月言う月、この季節がいっそう思い出や反省を。
>“ 口ずさむ 詩に思わず 涙する
小枝の先も 何もかも秋 ”
素晴らしい詩ですね!
>小枝の先も 何もかも秋
すごい・・文字に見えない心は恋心でしょうか。
秋は人の感情を倍加させ、誰をも詩人にしてしまうのですね。
秋を隅々にまで思いをいっぱいに感じさせる詩、有り難うございました。
私は思いをあからさまに言葉にしてしまうので勉強になりました。
例えば・・
”散る紅葉 好きと書かれた 文に見え
思わず我も 秋色に染まる ”
等と、全くお恥ずかしい!
みくさんを想像して…
ジ~ンと来て
胸がイッパイで何も書けずに読み逃げしてしまいました
10月桜の写真が素敵ですね~
紅葉した葉も…
”散る紅葉 好きと書かれた 文に見え
思わず我も 秋色に染まる ”
みくさん詩人ですね
十月桜の写真、空は青空なのに撮る背景によってこんな感じに、
手ブレで鮮明でないところが、ソフトになっていて気にいっているんです。
月は・・やはり親ですよね、父でもあるかも知れません。
私たちの家族をいつも見下ろしながら、輝いて包んでくれている、
亡くなってもいつも絶えず見守ってくれているのでしょうね。
秋は誰をも詩人に! 一句如何ですか? 思わず来た感動を並べればいい感じに。