夫は卓球の試合です。 雨の降る中メンバーさんの迎えで８時２０分出かけていきました。
夫は昔から決して約束時間に遅れると言う事の無い人でした。
他の面や、頼んだ事を忘れて（え～そんなん信じられへん）って言う事は往々にしてあるのですが、
こと時間に関してはよほどのアクシデントが無い限り１００％守る人です。
「いらいらしながら待つのは嫌、だから自分は人を待たせない」
結婚前のデート、私は時々遅れる事がありました。 その度に言い訳です。
何を着て行こうか・・出かける前になって、やっぱりこれにしよ、いややっぱこっちかな・・これが一番多かった。
夫はたまに「お、それええやん」私の服装恰好をほめる人でしたからしかたら。 （これも言い訳）
お医者さんの家に住み込み、私がほぼ家事をしていたのでそれを良く理由にしたような気がします。
「ごめん！」「何してんねん」とは言っても怒ったり責めることは一度もありませんでした。
洋服を・・とは言えず、私の言い訳を「ふ～ん、そうやったんか」信じて聞いてくれていました。
あの頃夫はどんな気持ちで私を待っていたのでしょうか。 いらいら・・かなり辛抱我慢がいったことでしょう。
夫の待たせない理由を聞いたのは結婚して何年もたってから。
夫の寛容な心のお陰で、私はお嫁さん失格にならなくて済んだのでしょう。
今、出かける時でも、まず私が夫を待つ事はありません、私が待たせています。
どこのうちでもそうじゃないでしょうか。
だって女はね・・ガスの元栓は、鍵は、お茶・・あれこれあるのです、男は身一つですもの。
夫には内緒ですが、大きな顔にやっと似合うかと香港で買った帽子、お土産にもらったりいくつもありますが、
「今日はどれにしよ」 嬉しげに鏡に向かい「いや、やっぱこっちにしよ」迷ったりしている夫があります。
今や帽子は夫の必需品、近所でも帽子、たまにそんな夫を見ながらにやにやしている私。
独身の時から未だに変わらないのは、時間を守ることだけではありません。
「その服どないしたん」似合ってるでとは言いませんが、「それええやん」は言ってくれる夫です。
梅雨・・雨・・、卓球をしながら夫は何度もくしゃみしてたかも。