ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

茅の輪くぐり

2008年06月30日 | Weblog
 自販機のもの云ふ時代茅の輪かな

 今日6月30日は茅の輪くぐりの日で、夏越し(なごし)の厄払いをする日。

草取りをしていたら、不意に「いらっしゃいませ 冷たいお飲み物は如何ですか?」と

自販機が夕風に喋った。誰も買いに来てはいなかったので。(笑)

お昼はクーラーがいるほど暑かったが、今日で今年も前半が終ってしまった。

写真は2日ほど前から咲き始めた今年の皇帝ダリア。

鉢植えなのでお店の前の自販機の横へ移動する。


燃へ尽きるまで

2008年06月28日 | Weblog
 凌霄花燃へ尽きるまで美しき

 源氏物語が紫式部によって書かれてから、丁度千年になるという。

平安朝宮廷の王子の人生を書いた、官能、恋愛小説で、

宮廷文化の中での恋物語は、女性なら尚更興味津々である。

文武に長けたハンサムボーイ光源氏は、東宮候補に入っていたが、

異母兄弟の兄(朱雀)が東宮になった。東宮の婚約者(朧月夜)とも

お先に失礼といった風に、恋人にしてしまうモテモテぶりは、

天性のプレイボーイだなと思わされる。沢山の恋愛遍歴の中でも、

18歳の時、父君(桐壺帝)の後添え(藤壺)にも光源氏の子供が生まれ、

禁断の恋もしていて、ただただ驚くばかりだ。藤壺は源氏とは5歳年上くらいである。

この時の子供は、後に朱雀帝が譲位すると、11歳にして次の帝(冷泉帝)になるが、

むろん源氏は自分が父であることを未だ言えない立場であった。

のうぜんかずらの花は、めらめらと燃え立つ飽くなき人間の

感情や激情のイメージを彷彿とさせる。

それは地に落ちても、夥しい量の花がそのままへばりつく様に

生々しく赤いという姿をよく見るからである。

さて「源氏物語」の一大長編小説は、光源氏というモテ男の一生を

中心に、今流行の韓国時代劇ドラマにも劣らぬ興味深い内容なので、

1000年も人気作品なのだと思う。

作者の紫式部は、紫の1字をとって「紫の上」という北山で見初める、

この上なき愛くるしい10歳の少女を登場させ、源氏が引き取って、

自分の好みの女性へと育て上げ、後に正妻にするが、源氏51歳の時に

病死してしまう。

また、禁断の恋は、母の面影を持つ藤壺だけではなく、異母兄弟の兄

朱雀院の娘、14歳の内親王を、親代わりに世話をして欲しいと兄から頼まれ、

断わりきれず引き取るが、紫の上より高い地位に置き正妻として、

「春の御殿」に住まわせる。この女性が「女三の宮」であるが、この時

源氏は40歳となっているので、その頃は余生であって隠居の年齢でもある。

「春の御殿」の他に、夏、秋、冬の御殿も勿論あるわけで、夫々に愛してきた

大切な女性達をこれら「六条院」に優雅に住まわせている。

夏の御殿には「花散里」を秋の御殿には養女「梅壺」を冬の御殿には

「明石の君」なのであった。

紫の上はストレスからか病死してしまうので、これは切なくも儚い終焉か。

でも幸せな時が長かったので、良かったと想うことにしよう。

紫の上を失って、すっかり気落ちしている源氏に追い討ちをかける

出来事が発覚し、ますます源氏の君はその光を失ってゆくのである。











目高の稚魚

2008年06月27日 | Weblog
 田の水辺目高の稚魚の見へ隠れ

 月1回の歯科通い。日差しが強く、日傘のいる日だ。

水田に沿う道はミコちゃんつい覗き込んでしまう。

稲は順調に育っている。じっと見ると、小さな目高の稚魚が沢山いて可愛いナ。

「お祖母ちゃんが網を買ってくれていた!」と大いに喜んでくれた 

孫娘は、今年の夏はもう中学生で部活もあって、目高掬いは無理、無理。

用水の川で毎年網を入れては、上手に魚を掬っていたっけ。(笑)

 蟻飼ふとせがむ少女に瓶洗ふ

彼女が小学4年生の時に詠んだ句。

梅雨の雲Ⅱ

2008年06月26日 | Weblog
 うすうすと光通すや梅雨の雲

 揚句は今日の空を見上げての句。

梅雨の空は雲の拡がりと、それを通過して来る柔らかい日の光が素敵だ。

今日、友人がお庭の夏花を沢山切って、持って来て下さった。 

薄紫の松明草と黄色の向日葵に似たお花。 

毎年今頃持って来て下さるので、本当に嬉しい。

来られると、30~40分くらい雑談するのだが、お互いに楽しい。

彼女もお薬で健康を保っているお一人なので、

病院とは縁が切れないけれど、「一病息災」という感じで

ミコちゃんの良いお手本のお一人だ。


   

朝顔

2008年06月26日 | Weblog
 狭庭辺の朝顔露のごと咲けり

 2週間前くらいから、咲き始めた今年の朝顔。

何故こんなに咲き急ぐのかなと、不思議なくらい早い。

まだ蔓もあまり延びていない頃から、一つ、又一つ、と

健気なのである。小ぶりで上品な形状で、赤紫色をしている。

種を上げた友人宅も同じ頃から咲いたそうだ。

今朝、「お父さん、二つ咲いてるから写真撮って」とお願いした。(笑)

梅雨の雲

2008年06月26日 | Weblog
 膝に乗る猫は友達梅雨の雲

 今日もどんよりとしているが、降水確率は以外に低く、

気温も24度ほどなので、過ごし良い方だ。

身体の方も回復し、食事も美味しいので安堵している。

昨日の朝、夫が出勤前に「点滴でもうちに行く?」と声をかけて

くれて本当に有り難かった。この言葉は初耳だったからだ。

時々なる症状なので、次回にはお願いしようかしら。(笑)

「すぐに治るからイイわ」と何時ものように自然回復を待った。

前夜に4回も嘔吐して弱っていたが、その朝のメトレートが何か

関係しているのかなとも思っている。勿論以前のお薬でもなっていた。

メトレートは週に1回2錠を服用する(1錠飲んで12時間空けてまた1錠)

劇薬なのだが、丸3年医師から処方されていて

病気への効果は素晴しいものがある。しゃがんで草取りが出来る様になり、

重いプランタンも運べるし、雑巾がしっかりと絞れる。また瞬発力のいる

水道の堅い蛇口も結構ひねることが出来るようになったのだ。

これは人間らしくて実に素晴しいことなのである。

梅雨の蝶

2008年06月25日 | Weblog
 突き抜ける笛の音色や梅雨の蝶

 梅雨の曇り空を突き抜けて、心は青空へ。

久し振りに鶴山氏の尺八での「アルハンブラの想い出」を聴きました。

ギタリストの憧れの名曲、アルハンブラ宮殿です。

尺八の音色は素晴しい高音の存在感で、ギター演奏と

素晴しくマッチして良かったです。(微笑)

宜しければ、以下で聴くことができますよ。

〔 http://wadaphoto.jp/kikou/amazingkakuzan.htm コピーして検索ボタン〕

 短夜や小指に貰ふビブラート

ギターレッスンのテレビ番組を見ると、トレモロ奏法とか、ビブラートとか

あって、アルハンブラの曲の時に、左手小指で押える弦を小刻みに

左右に動かして綺麗な装飾音を繋げていました。

何でも奥が深く、訓練すると指も器用に動くのですね。

「音楽って本当に素晴しいですネ!」(笑)

音楽が無くなったら、まるでこの世に色がなくなったみたいです。



夏木立

2008年06月22日 | Weblog
細路地にテゼの賛美歌夏木立


 「♪わが心、たたえよ主を、いのちの主、聖なるみ名♪」など、

テゼの賛美歌は短く美しい旋律にのって、同じ歌詞を10回くらい

繰り返しますが、ギター伴奏が終ると歌も終了するのだなと自然と分ります。

他の賛美歌は通常オルガンやピアノ伴奏が殆どです。

結婚式にも葬送にも、両方に向いた素晴しい賛美歌なのです。


 ミコちゃん、3年ほど前にエレクトーンを頂いたので、若い頃弾いた

曲の賛美歌を練習しようと喜んだのですが、両手の指数本が変形したままの

状態なので、指がなかなか上手く動きませんでした。(残念)

せめて両手首が自由に動けば良いのですが固まったまま。

やはり、音楽は耳で聴くほうで楽しむことにしました。(笑)

賛美歌、聖歌だけでなく、いろいろCD等も聴いていて、子供の影響も

受けて若者の好む曲も聴いています。(自分の店で)

徳永英明、宇多田ひかる、ケツメイシ、コブクロ、エリック・プラクトン

など、夫々に良い味があって、歌唱力が素晴しいと思います。

月涼し

2008年06月22日 | Weblog
 月涼し熱海の夜のメールかな

 昨日、茅ヶ崎の兄から届いたメールは写真三枚付きでした。

どの写真も長い年月の重みを讃え、 

和気藹々とした雰囲気で満ち足りています。

次男兄夫婦の旅先のお宿(熱海)に、三男兄夫婦が夜訪問したのでした。

親孝行な娘二人が両親(次男夫婦)を誘っての夢の旅。

昔の思い出話に花が咲いたことでしょうと、

至福の写真を見ながら、胸がジーンとなりました。




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