ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

時雨

2008年10月31日 | Weblog
 チャルメラのラッパ時雨の幕を上げ

 遠くでチャルメラの音が聞える。

晩秋の通り雨がそぼ降ると何故か侘しいラッパのメロディ・・・

もう雨は上がってよ・・と。

一雨ごとに秋は深まっていく。

今日はコースターの配色に、バッケン・モーツアルトの包装紙(茶系)を

利用してみました。

冬隣

2008年10月31日 | Weblog
待ち待ちてお直し物や冬隣

 次々にある衣服のお直し物は、一日も早くお客様にお渡ししたいのですが

相手様に急かすことも出来ないのが現状です。暫くお預かりしている内に

季節はすっかり晩秋の色濃く、初霜の降りる頃となってきました。

ミコちゃん毎日冬物をあれこれ、狭い店内に陳列しているところです。

先日、毎月末にいらっしゃる顧客様向けに、仕入れにも行ってきましたが、

今日はそれが的中して、報われた感じがしました。

お店を続けていて良かったと、こんな時に思いますね。(笑)

写真は倉敷河畔のほんのり色づいた初紅葉です。








団栗

2008年10月26日 | Weblog
団栗の目にも留まらぬ急ぎ癖

 どんぐりちゃんは木から離れると、物凄い速さで地上に落ち、

その後もツルルル走ります。

何処までぶりがつくのか、止まるのか。

親(コナラ)もじっと見守っている様子です。

可愛い急ぎ癖ではありませんか。(笑)


肩並べベンチにをれば木の実落つ

黄の風

2008年10月22日 | Weblog
 黄の風の何処までつづく泡立ち草


 今日の電車の窓から見た秋の風情を1句詠んでみました。

線路沿いは背高泡立ち草の花が延々と続いていました。

黄色い花穂が風が吹くたび、左右に揺れています。

病院のある駅を降りると、通りの大きな街路樹も

少し黄葉(Autumnal leaves)になっていました。


人生の扉は幾つ泡立ち草

 人生には幾つも扉があるような感じです。その最初の扉は、誕生から

の幼少期です。人生の内でこの頃が一番大事に保護されていたことでしょう。

その頃の天使のような純真な愛らしさは、誰もが持っていたものです。

その後幾つもの扉を通り抜け、気が付けば老境に身を置いています。

木の葉でいえば、黄葉や紅葉に日々なりつつあるわけですね。

「Denim」という竹内まりやのアルバムの最後の曲に「人生の扉」という

楽曲があって、『愛する人たちのために生きてゆきたいよ♪』と素晴しい

歌唱力で歌い上げています。

先日娘が「人生の扉、歌詞がいいよ、聴いてみて」とCDを持って来てくれました。

それ以来、キッチンでお料理しながらも聴き入って、何時も胸が一杯になり、

つい目頭が熱くなってしまいます。特に定年後の人にとって、

歌詞が同じ目線のこの曲は、聴き飽きるということは多分無いでしょう。

2008年10月20日 | Weblog
うつすらと人影映る社屋の灯

 秋の日は釣瓶落とし、夕方6時頃にはとっぷりと日が暮れています。

日中は25.8度も上がり、この3日間は半袖でも良いほど暑く、

1日の気温の高低差が10度近いので、早朝とお昼では衣服を調整したり

着替えたりしなければなりませんね。明日も暑いそうです。

『灯』は年中のものですが、季語では秋となっています。

ミコちゃんの家から見ると、『家々の灯は黄色、お隣の工場のあちこちに

ある防犯灯はオレンジ色、周辺道路の外灯はすべて青色』なので、3色の灯に

囲まれてとても綺麗です。




草の実

2008年10月19日 | Weblog
 袖口に付きし草の実庭掃除

 室内で気付きました。袖口(下側)に黒っぽい染みをつけて

汚したのかと思ったら、小さな草の種でした。種にはうぶげがあって

布に張り付いていたのです。

写真は友人から頂いたもので、3ヶ月ほど経ってもまだ綺麗なコリウス。

花なすび

2008年10月17日 | Weblog
 花茄子種蒔きし日の遠ざかり

 やっと花器に生けられる時期の来た花なすび。

花といっても紅いトマトのような、柿のような小さな実のことです。

昨年の秋に頂いて花瓶で長く楽しみ、その後種を取って置きました。

今年の春、それを試しに蒔いてみたら、元気に芽が出てきましたが、

夏の過酷な暑さで、プランターでは水不足気味で可哀想でした。

秋になって茄子の花がつき、やっと実がついてくれました。

ミコちゃんにとっては、初体験で勉強になりましたよ。

春から夏そして秋、スリーシーズンずっと見守って来た事になります。


 昨日夫が街中で「これは何というのですか?」と生け花をされている方に

訊いたとのブログを目にして、「アハハ」とつい笑ってしまいましたよ。

庭の中を歩いても、見えていないみたいなのです。

実は「花なすび」は小さな実をつけても、紅くなるまでに延々と日にちがかかり、

白い実では地味なので、誰からも振り向いて貰えないくらいです。

これを去年プレゼントしてくれた友人だけが、「これは何?」と

訊いてくれたので、「去年観賞用の茄子を下さったでしょう、

あの種を蒔いたのよ」そう答えると「わ~っすご~いぃ」と喜んでくれました。




猫に霧

2008年10月15日 | Weblog
 夫々の恋路を往きし猫に霧

 雑種の猫は1回に4~5匹の子猫を生みますから、

毎年生むと、その子猫の中には雌猫もいて、さらにどんどん増えていきます。

飼い主もこれにはお手上げとなりますね。里親を探すのに大変苦労しますから。

お高い手術代(約2万円)を払っても、母猫の避妊をした方が

良いですね。可哀想な気もしますが、沢山生まれた子猫を

育てることはとても大変で無理なことですし、飼い主の責任として

ご近所に迷惑がなるたけ少ないようにすることが肝心です。


 近年ペットブームと言われています。とかく情の希薄な社会の中、

ペットは私達人間をその愛らしさで癒してくれますね。

2番目の孫は幼い時から動物好きで、犬や猫、虫や魚達が大好き。

少ないお小遣いの中から、とらちゃん(猫)にキャットフードを買って来て

食べさせたり、お散歩に出かけた猫を探しに行ったりします。

ミコちゃんが口笛で猫を呼ぶと、孫も真似をして口笛で呼んだりしています。(笑)

塾や部活の無い休日は「母さんハリーに会いに行こう!」と

田舎の家のハリー(柴犬)に会いに行ったりしているそうです。

ハリーの世話をしている時が、至福の時なのかも知れません。

猫のお話しから、犬のお話しで終って可笑しいですが、

本当は人の恋を詠みたかったのですよ、秋の季語「霧」に紛れて・・。(笑)




十五夜

2008年10月15日 | Weblog
 往来の激しき道や望の月

上ってきたばかりの満月を見ようと、夕方家の前に出たのが 

6時過ぎ、仕事や学校帰りの人が我が家の前をどんどん通ります。

工場の屋根の上にぽっかりと素晴しい満月が浮かんでいますが、

行き交う人は皆自分のことで忙しく、

空を仰がないので(車や自転車はよそ見は出来ませんし)、

お月様の上がったことに気付いていない様子です。(笑)

暦の上では13日が満月ということでしたが、

実際の満月(fullmoon night)は15日の今宵です。

たしか、昨年も2日ずれていて、1ヶ月に二度満月の日と言っていました。

13日の満月は月の横幅が少し足りなくて、面長なお月様でしたよね。

どうりでと思った人が多かったのではないでしょうか。


写真はマイショップの前の鉢花です。




2008・十三夜

2008年10月12日 | Weblog
 曳き合へる想いは一つ十三夜

 夫婦でも親友でも恋人でも家族でも「想いがバラバラ」では駄目ですネ。

兄弟姉妹で言えば、気の合う同士は100㌫心が引き合っていますから、

他の人から見ても心が一致している様がよく分ります。

血縁の絆は大変強く、薄らぐような出来事が途中で起っても

また何時の間にやら血が血を呼ぶが如く、復活するようです。

しかし、「骨肉の争い」が多い濁世であることを思うと

諺の「親しき仲にも礼儀あり」ですね~。



 また恋人同士で言えば、初めの頃100㌫ラブは続きそうに見えても、

何かをきっかけにガラガラと壊れるかもしれないと、

常に不安が付き纏うもののようです。このように

流動する雲のように、愛は移り変わる性質を持っているのでしょうか。


人は不変の愛に憧れますね、常にこの世は厳しく、老い易く、病気を持ち、

また寂しいものだからです。

写真は12月末で閉園になる『倉敷チボリ公園』を駅北側から写したものです。

偶然右下にスケッチしている人が入っているところが面白いですね~

好季節なので、2時間くらい公園の中でお喋りしたり

アイスクリームを食べたりして、寛ぐのも良いものです。




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