「涙そうそう」 2007年10月31日 | Weblog 長き夜や「涙そうそう」の観終りて 大きな話題となった「涙そうそう」の映画を やっと観る事ができた。妻夫木さん、長澤さんの演じる 兄妹愛がせつせつと胸に来る。 小泉今日子が若い母親役で病死し、後に残った幼い兄妹が 雄雄しく生きてゆくのだが・・ 義理の兄妹なので、やがてパートナーシップにぐっと深みが増してゆく。 最後が切なく儚い。歌の方が先に大ヒットした。
杜鵑草 2007年10月31日 | Weblog 定年か姿の見へず杜鵑草 私の歳時記事典によれば、ホトトギスの漢字表記が、 杜鵑草となっている。他に夏の季語で時鳥があって、 こちらは有名な鳥の名前である。 今時分咲く多年草の杜鵑草は、色彩が地味で秋らしい風情があり、 花の内側に時鳥の胸毛に似た斑があって、なかなかに綺麗なのだ。 たしか、野趣が喜ばれてお茶花にもされている。 馴染みの問屋さんへ仕入れにいくと、長年お世話になった 販売員の方が揚句のようなことになっていて、寂しいものだなぁ。
夜長 2007年10月30日 | Weblog 長き夜の舞ひ降りてくる寂しひ病 秋の夜長はゆったり流れる。 早く寝て、早く起きれば一番良いのだが、 つい遅くなってしまうので反省している。 実は昨夜から、淋しい気持ちが膨らんできた。 脳に淋しい病が見つかったようだ。 脳から胸へと時々下りても来る淋しい病。 こんな時「淋しい人、この指とーまれ」 と言いたくなるミコちゃんである。これも愁思かな。
倉敷河畔 2007年10月29日 | Weblog 剪定の柳さやけき河畔かな お店のお客様に頼まれ、夫がガイドを務めました。 季語は「さやけき」。倉敷川の柳が爽やかだと言っているわけですが、 年3回剪定しているそうです。 お店のお客様は、千葉から同窓生がお一人2泊3日でこちらへ来られて、 一泊目は自宅に泊まってもらい、2泊目は「ホテル又は旅館」に ということで、ミコちゃんが海の見えるホテルに予約してあげました。
雁渡し 2007年10月26日 | Weblog しもた屋に空き缶一つ雁渡 大が小を飲み込んでしまう時代である。 駐車場の広い大型店が小さな個人店を廃業に追い込む現状。 商いは続ける、ということが如何に難しいかだ。 この近所では、クリーニング屋さんが一番に廃業し、 食料品店で、切手やパン類、野菜、酒類と何でも揃いそうな 個人店が2軒廃業し、魚屋さん、化粧品店も廃業してしまった。 今は、電気店と8年ほど前に開店された美容室と、吾が洋品店のみである。 本来ならもっと多忙の筈だが、車で何処へでも買いに行ける ご時勢なので、暇なのかな。
望の月 2007年10月25日 | Weblog 独り言膝の猫聞く望の月 「ヤリマシタネ!おめでとう!2000句達成ー!」と元気良く 独り言。句友の緑風様、昨日見事達成されました。(ただただ脱帽です) 今宵十五夜、望の月。もう2日くらいは円いお月様が見えるでしょう。 今も家の真上に、雲の間から円いお月様が見えています。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 追伸 「コメント欄」に緑風様より、有難いお言葉をいただき、 本当はミコちゃんの方が、大変お世話になり、励まされていますので 句作も続けていられるのです、本当に有難う御座います。
十三夜 2007年10月23日 | Weblog 明日と言ふ不確かな幸十三夜 生きて十三夜のお月見ができて良かった、というと あまりに唐突で大げさなと、言われるかも知れません。 でも、私よりお若い当県出身のスポーツウーマン水泳の木原美智子さんが、 今月、くも膜下出血で急逝されたことでもあり、しみじみとそう 思うのです。彼女のスカッとした語り口やキリッとした物腰、 ユーモアのセンスも素晴しく、あの美貌も素敵でしたから とても惜しまれます。今宵の月はまだ円には なっていませんが、今見上げると煌々と輝いています。
苅田 2007年10月22日 | Weblog 快適な線路の旅や苅田増へ 一人旅もいいものです。家から駅までは季節が好いので徒歩。 電車の到着駅から目的地へも徒歩でお散歩気分。ですが、 22.4度ではちょっと額に汗が滲む。 県南でも稲刈りが進み、車窓では8割くらいが苅田となっている。 孫の居し中学校の空高し。 青い空にはうろこ雲が。中学校の隣には工業高校。 高校の裏道ひそと金木犀 時期が遅く、匂いも少な目で惜しいな。 色づきしメタセコイアは空の傍 高島駅を下りると、見上げるばかりのメタセコイアの並木道に 毎回圧倒される。少し黄色くなって秋色だった。 野菊咲く川のほとりの開業医 月曜日の今日は息子さん先生の診察日。すっきりとした雰囲気の優しいドクターだ なといつも思う。クランケの言うことを真剣に受け止めてくれるので。