よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

気品高い寺院-京都市東山区:高台寺

2016年12月05日 | 京都市(左京区、東山区)
Koudaiji Temple, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、京都市東山区を南から北へと向かうワタクシ達ですが、
産寧坂、二年坂の次にやって来たのは高台寺でありました


高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、紅葉の名所としても知られています。
当然のことながら、紅葉の季節には多くの人がやって来るんですよねぇ


高台寺は豊臣秀吉の正室ねね(「ねね」には「おね」「ねい」「ね」など、他の呼び方があったという説がありますが、
ここでは「ねね」を使わせていただきます)が秀吉の冥福を願って建立した寺院なんですよね


秀吉という人物はいかにも成金趣味で、およそ文化人としては評価できる人物ではないのですが、
ねねはイエズス会のフロイスをして「関白殿下の妻は異教徒であるが、大変な人格者で、
彼女に頼めば解決できないことはない」とまで言わせるほどの人物でした。
高台寺はねねの気品、気位…そういうものを感じ取ることが出来る美しいお寺です


清水寺と同様、高台寺も紅葉が見頃でありました。ワタクシは高台寺は五度目くらいの訪問になりますが、
いつ来てもいいお寺だなぁと思うんですよね。ですので、何度も行きたくなるのです


方丈の南側に見えるのは勅使門です。勅使門ですから朝廷の使者を迎えるための門ですね


ワタクシ、以前に正月明けの観光客が少ない時期に高台寺を訪ねたことがあるのですが
誰もいない高台寺でお寺の方とゆっくり話をすることが出来たんです。
その時に、この石庭には石英がたくさん含まれているのだと教えていただきました。
その理由は月の明かりが石英を含む白い砂に反射し、方丈は明るく月明かりに照らされるからなんです


日本人は月明かりを好み、お月見に代表されるように月を愛でてきました。
一方、西洋では月が人間を狂気に引き込むと考えられ、英語で "lunatic"とは気が狂っていることを表します。
また満月の日に狼男は人から狼に変身し、魔女たちは黒ミサを開くと考えられてきました。
文化の違いというのは、実に興味深いものです


ではでは、ねねゆかりの高台寺をじっくり見ていくとしましょうかね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


小柄でキュートな三人組の女性に「写真を撮ってもらえませんか」と英語で頼まれました。
訊いてみるとタイから旅行に来ているとのことでした。
「5年前にタイに行ったんです。とても素敵な国ですね」と言うと、すごく喜んでくれました。
彼女たちも日本を気に入ってくれるといいなぁ



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前撮りねぇ…-京都市東山区:二年坂

2016年12月04日 | 京都市(左京区、東山区)
Ninenzaka, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、京都市東山区を南から北に向かって歩くワタクシ達は、
産寧坂から二年坂に向かって歩いて行きました


産寧坂から二年坂に向かうと、八坂の塔の秀麗な姿が目に飛び込んできます。
ここから見る八坂の塔は誰もがカメラレンズを向けたくなるでしょうね


八坂の塔は正式には法観寺というお寺の五重塔なのですが、法観寺という名前を知る人はまずいません。
周囲の町並みと見事に調和した、美しい五重塔だなぁといつも思います


二年坂の坂道にやって来ました。石畳の坂道が実にいい雰囲気です。
日中は観光客で溢れかえる二年坂も、まだ人が少ない状態でありました


しかし、この二年坂をはじめ、今回いろんな場所で思わぬ人たちがいたんですよ。
ワタクシ、前撮りという言葉を最近になった知りました。
前撮りとは記念写真を記念日よりも前の日程で、あらかじめ撮影しておくことでして、
特に結婚記念の写真を、結婚式や披露宴よりも前に撮影する人が増えているそうです


その前撮りをしている人たちが産寧坂や二年坂、祇園などにいるんですよ。
結婚するカップル、カメラマン、そしてレフ板などを持ったスタッフ達。
まあ幸せな人達に文句は言いたくないのですが、これが執拗に写真を撮りまくるんですねぇ


同じ場所で何十枚、いやもしかしたら百枚以上は写真を撮っているようでした。
カメラマンはいろんなポーズを要求します。ワタクシのような昭和の日本人には、
人前では恥ずかしくて出来ないようなポーズを平成の若者たちは躊躇なくやるのです


撮影には時間をかけます。こいつらが動かないために、他の人達は写真を撮るのに苦労していました。
ワタクシも心の中では「撮影するんやったらもっと朝早くにやったらええやんけ」と思っていました


スタッフの一人が観光客に「そこにいたら撮影できないんで、どいてくれますか」と言ってました。
もしワタクシが言われていたら、「お前、何様やと思とんねん。ここは天下の往来やろ。
誰がどこを歩こうが勝手ちゃうんか」と言い合いになっていたでしょうね。
これからこういう前撮りの人達が増えてきたら、ますます京都の撮影に難儀しそうです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ちょっと前までは「ジミ婚」といって、結婚式にお金をかけないのが流行っていました。
でも、ここ数年は職場の部下の結婚式に行っても披露宴の演出などがどんどん派手になっている気がします。
少子化の時代ですので、親が一人か二人しかいない我が子の結婚式にお金をかけるのでしょうかねぇ



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この坂道に魅せられて-京都市東山区:産寧坂

2016年12月03日 | 京都市(左京区、東山区)
San-nenzaka, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、京都市東山区の清水寺を訪れたワタクシ達は、清水寺を後にいたしました


9時になると参道のお店も一斉に開店します。この時間帯にはもう参道はもちろん、
清水寺の境内も参拝客と観光客でいっぱいになっておりました。
もちろん、この後はもっと多くの人がやって来て、昼頃には歩くのにも難儀する状態でしょうね


ワタクシ達は清水寺に向かう参道から、産寧坂へと向かいました。
ここ産寧坂も八坂神社、円山公園、高台寺、法観寺と南にある清水寺を結んでいるために
観光客が常に溢れている場所なのですが、朝の9時という時間帯ですのでまだ人通りも少ないですね


産寧坂という坂の名前の由来には諸説あるのですが、豊臣秀吉の正妻ねね(おね)が子供の誕生を念じて坂をあがり、
清水寺にお参りしていたことからその名がついたとされている説をワタクシは信じたい気がします。
そして、いつの頃からか産寧(さんねい)という言葉が、三年に転じて三年坂と呼ばれるようになりました


個人的な意見ですが産寧坂が三年坂と呼ばれるのは、すごく安易というか、地名を軽んじているように思えてなりません。
地名にうるさい京都の人ですので、ここはビシッと異議申し立てしてほしいのですがねえ


ワタクシは学生時代を京都で過ごしたのですが、面白い言い伝えを聞いたことがあるんですよ。
それは「産寧坂(三年坂)で転んだら三年後に死ぬ、二年坂で転んだら二年後に死ぬねん。
せやから俺らは産寧坂歩くのは嫌いやねん」と京都のやつが言ってたんですよねぇ


これは急な坂道を走って、子供が転ぶことを用心するように言われてきた言葉でしょうね。
実に京都らしい言葉だと思いますし、その言葉が長く残っていることを素敵だなぁと思います


そう言えばワタクシなどが子供の頃は、言い伝えというか迷信といえばいいのか、そんな言葉がたくさんありました


「食べてすぐ寝ると牛になる」「雷が鳴るとヘソを隠せ」「夜に爪を切るな」「敷居や畳縁を踏むな」等々。
そんな言葉の由縁はワタクシにはよくわかりませんが、ワタクシの頭の中にけっこう刷り込まれています。
いまだに夜には爪を切りませんし、敷居や畳縁は絶対に踏みません。
食べてすぐ寝ることはありませんが、飲み過ぎて寝てしまうことがあるのは情けないですなぁ


使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


言い伝え」や「伝承」を「意味の無い戯言」「根拠のない迷信」と言い切ることは科学的かもしれません。
しかし、科学では説明できない事象があることも事実でしょう。
文系人間の私としては、非科学的な言い伝えに興味を感じることを禁じ得ないのです



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今年の漢字は?-京都市東山区:清水寺

2016年12月02日 | 京都市(左京区、東山区)
Kiyomizudera Temple, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、京都市東山区の清水寺にやって来たワタクシは、紅葉を愛でながら
徐々に人で賑わい始めてきた境内を散策しておりました


眼下に京都市街地を見下ろすのですが、左斜め上の方(方角で言うと南西)に京都タワーが見えております。
京都タワーがJR(当時は国鉄)京都駅前に作られたのは1964年。東京オリンピックや東海道新幹線開通と同じ年ですね。
当時からこのタワーは京都の歴史的景観に相応しいのかと、賛否両論があったそうですが
ワタクシは今でもこの建物が京都に相応しいとは思えないんですよねぇ。
いつ見てもベニテングダケに見えて仕方がないのです


清水寺は平安京遷都以前の歴史を持つ古いお寺で、宗派も法相宗という南都六宗の一派です。
法相宗なんて言われても、ワタクシにはどんな教義かはわかりませんが


ところで、この清水寺では毎年12月12日になると、その一年の世相を漢字一文字で揮毫する
「今年の漢字」というのが発表されるんですよ。ご存知の方も多いと思います


ちなみに昨年は「安」でした。安倍内閣の安全保障関連法が注目を集めたこと。
テロ事件などへの不安と、世の中の安心を願う気持ちなどを込めた文字だったと記憶しています


そういえば阪神が18年ぶりに優勝した2003年は「虎」だったなぁと、
阪神ファンのワタクシは過去に思いを馳せるとともに、来年の阪神を不安に思わずにはいられません


今年はどんな文字が選ばれるのでしょうね。オリンピックがあったので「金」かなぁと思ったのですが、
「金」は過去に二度も選ばれているので、三度目はないでしょうねぇ


ゲス不倫の「倫」、スマップ解散の「解」「散」では文字が縁起悪いですよねぇ。
でも、過去には「偽」「災」「毒」「倒」などもありますので、これはあるかもしれません


まあ、そんなことを考えるのも楽しい年末ですよね。結果は12日にわかります

使用したカメラ:1,4,6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


気がつけば清水の舞台の上は人であふれるようになっていました。
ほんの30分ほどの時間差で、こんなに人が込むんですねぇ。
やっぱり行動は時間が早いに限りますね



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絢爛たる秋-京都市東山区:清水寺

2016年12月01日 | 京都市(左京区、東山区)
Kiyomizudera Temple, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、見頃になった紅葉を愛でようと、京都市東山区の清水寺へやって来たのですが、
天候こそイマイチなのですが、メディアの情報通り清水寺の紅葉は見頃を迎えておりました


清水寺は平安京遷都以前からの歴史を持つ、京都でも非常に古い歴史のあるお寺です。
それでは本堂の方に向かうとしましょうかねぇ


ここは「清水の舞台」の名前で知られた場所ですが、もともとは御本尊の観音さまに芸能を奉納する場所で、
平安時代から雅楽や能、狂言、歌舞伎、相撲など、さまざまな芸能が奉納されてきたそうなんですよ。
本堂から張り出した「舞台」はちょうど4階建てのビルの高さにあたり、京都市街の眺望も見事なんですよねぇ。
現在の本堂や舞台は徳川家光によって1633年に再建されたものなんです


舞台からは正面に子安塔が見えます。紅葉の中に子安塔が浮かんでいるかのように見えるワタクシです。
子安塔は名前の通り子安観音を祀ったものですので、安産の祈願に訪れる人も多いようですね


舞台から眼下を眺めてみました。何という美しさでしょう。この光景を見るだけで、早起きした甲斐があるように思います


これは舞台から音羽の滝を眺めた写真です。清水寺という名前の由来となったのがこの滝なんです。
こんこんと流れ出る清水は古来「黄金水」「延命水」と呼ばれ、清めの水として尊ばれてきたそうです


思い切って大きな決断をする…ということを「清水の舞台から飛び降りる」と言いますが、
実際に飛び降りた人がけっこうたくさんいたようでして、記録では江戸時代だけで234件も残っているんですよ


これは自殺をするためではなく、清水の観音さまに一心に祈って飛ぶと、命も助かり願いも叶うという迷信による、
願掛けだったそうなんです。まあ、お寺にしてみると迷惑な話でしょうし、最近はそんな話も聞いた記憶はありません


それよりも最近は観光客が舞台に溢れるくらいやって来ますので、舞台から押し出され転落しないかなどと、
ワタクシなどは思ってしまうのですが、余計なお世話でしょうね

使用したカメラ:3,5枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ちなみに江戸時代にあった234件の飛び降りのうち、34人が死亡したそうなんです。
高さが約12mですから、これくらいは死亡しても当然かなぁと思いますが、
死体は清水寺で葬られたのかなあなどと、くだらないことを考えるワタクシでありました



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