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17日 ・パルジファル  ・指揮:飯守泰次郎  クンドリ・ 田崎尚美 ・二期会

2012-09-23 | 藤原歌劇団 ・二期会
二期会創立60周年記念公演》・東京二期会HPオペラ劇場
                          4F-L3-16・10,000円
  パルジファル
舞台神聖祭典劇全3幕・字幕付原語(ドイツ語)上演
台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
会場: 東京文化会館 大ホール 17日(月・祝)14:00-19時10分

最終日観てきました、1幕は長く感じた1時間53分ぐらいかな、3度程ウトウトを・・

4回公演で3日間連続演奏でした、オケ特に弦の響が美しい、席が左で真下から金管が
其れほど騒々しい響ではなかったのですが・・1幕は音楽にメリハリが無く、歌唱も平坦な印象が・・音楽が中々流れない・・長かったです

 2幕から素晴らしいですね、クンドリ・田崎尚美、パルジファル・片寄純也・・
を誘惑する、歌唱、演技は女優ですね・・私なら落ちます。この誘惑に・・笑い

歌手陣男声も総じて凸凹が無く、歌唱、声量とも、満足、良かったですね

 宗教感、信仰、善と悪、精神世界と肉欲性・・
<聖槍、聖杯>・・私は仏教系で、理解は・・

 偶然BSで本家の観ましたが・・今回の演出が、細かな動き、演劇的演技、精神性の変化と、実に良く、練れた、舞台上の動きと感じました、

それにオケの雄弁な演奏で一段と完成度がアップで、指揮者飯守氏の手腕が絶大ですね

クンドリ・田崎尚美・・存在感が一番でした、1幕の魔性、2幕の魅力、誘惑、目覚め、3幕の後悔・・救い、・・刻々と精神世界の変化を演じきった、歌唱、演技と素晴らしい・・
 人生の救いは・・結局おのれの心・・信念かな・・依存ではなく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<解釈について 『パルジファル』の題材となった聖杯伝説は、キリスト教に基づく伝説である。だが、『パルジファル』は、誘惑に負けたアンフォルタスの救済が、単に純潔というだけでは達成されず、共に苦しんで知を得る愚者によってなされる、という「神託」の実現が物語の中核をなしており、キリスト教的というより、むしろ独自の宗教色を示しているといえる。

本作に登場する聖杯騎士団やクンドリやクリングゾル、聖杯(グラール)と聖槍(ロンギヌスの槍)など各モチーフについても、多義的な象徴性を持っていて、さまざまな解釈がある。とくに、最後を締めくくる「救済者に救済を!」という言葉は逆説的で、議論・研究の的ともなってきた。具体的には、本作で救済されるのは、アンフォルタスとクンドリ、それに聖騎士団ということになろうが、アンフォルタスらは聖杯の「守護者」ではあっても「救済者」とはいえない。では「救済者」とは、彼らを救済したパルジファルのことであろうか、それとも、イエスその人であろうか、はたまた作曲者のワーグナー自身であろうか、といった様々な解釈が考えられる。また、「救済」そのものについても>

指揮: 飯守泰次郎
演出: クラウス・グート
美術: クリスチャン・シュミット
照明: ユルゲン・ホフマン
映像: アンディ・A・ミュラー
振付: フォルカー・ミシェル

演出助手: 家田 淳、太田麻衣子 ・合唱指揮: 安部克彦
舞台監督: 大仁田雅彦 公演監督: 曽我榮子
キャスト /17日(月・祝)
アムフォルタス 大沼 徹
ティトゥレル 大塚博章
グルネマンツ 山下浩司
パルジファル 片寄純也
クリングゾル 友清 崇
クンドリ 田崎尚美HP
2人の聖杯守護の騎士 村上公太 狩野賢一
4人の小姓 香村寛子 北村典子 園山正孝 櫻井 淳
6人の花の乙女たち
・森 真奈美 ・江口順子 ・吉川かおり ・経塚果林 ・渡邊 史 ・増田弥生
合唱:二期会合唱団 /管弦楽:読売日本交響楽団
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解説1幕 ]前奏曲。グルネマンツ・山下浩司と小姓たちが傷の治療のために湖へ向かう王を待っているところへ、クンドリ田崎尚美が現れ、アンフォルタス王の薬を託す。かつてアンフォルタス ・大沼 徹はクンドリに誘惑され、聖槍を奪われて傷つけられていた。癒えない傷口からは、絶えず血が流れ出し、罪の意識を伴ってアンフォルタスを苦しめた。

グルネマンツは魔法使いクリングゾルの邪悪と、王を救うための神託について語る。神託とは、「共苦して知に至る、汚れなき愚者を待て」というものであった。そこへ、湖の白鳥を射落とした若者が引っ立てられてくる。
 グルネマンツはこの若者こそ神託の顕現ではないかと期待し、若者を連れて城へ向かう。城内の礼拝堂で、聖杯の儀式が執り行われる。
 しかし、傷ついているアンフォルタスにとって、儀式は苦悩を増すものでしかない。官能への憧れと罪への苦痛、死への願望がアンフォルタスを襲う。
先王ティトゥレルの促しによって、聖杯が開帳される。しかし、若者は茫然として立ちつくすばかり。グルネマンツは失望して若者を追い立てる。

第2幕]短い前奏曲。クリングゾルの魔の城。クリングゾルの呼びかけに応じてクンドリが目覚める。クリングゾルはクンドリに、魔の城に侵入した若者を誘惑し堕落させるように命じる。
クンドリは抵抗するが、結局言いなりになるしかない。若者は襲いかかってくる兵士たちをなぎ倒して進むうち、クリングゾルの魔法によって、あたりは花園になる。
 花の乙女たちが無邪気に舞いながら若者を誘う。やがてクンドリが「パルジファル!」と呼びかけ、初めて若者の名が明かされる。クンドリはパルジファルの母親の愛を語り、接吻する。ところが、この接吻によって、パルジファルは知を得て、アンフォルタスの苦悩を自分のものとする。
なおもクンドリはパルジファルに迫り、クンドリの呪われた過去も明らかになる。しかし、パルジファルはこれを退ける。誘惑に失敗したと悟ったクリングゾルが現れ、聖槍をパルジファルめがけて投げつける。
聖槍はパルジファルの頭上で静止し、パルジファルがそれをつかんで十字を切ると、魔法が解け、城は崩壊して花園は荒野と化す。

第3幕 前奏曲は、パルジファルの彷徨・遍歴を示す。第1幕と同じ場所で、隠者となったグルネマンツは倒れているクンドリを見つける。
そこに武装した騎士が現れる。騎士はパルジファルだった。いまやアンフォルタスは聖杯の儀式を拒否し、先王ティトゥレルも失意のうちに没し、聖杯の騎士団は崩壊の危機に瀕していた。
クンドリが水を汲んできて、パルジファルの足を洗い、グルネマンツがパルジファルの頭に水をかける洗礼の儀式。パルジファルもまたクンドリを浄める。泣くクンドリ。ここから聖金曜日の音楽となる。
 3人は城に向かう。城では、騎士たちの要請によって、ティトゥレルの葬儀のための儀式が、これを最後に始まろうとしていた。アンフォルタスは苦悩の頂点に達し、「我に死を」と叫ぶ。そのとき、パルジファルが進み出て、聖槍を王の傷口にあてると、たちまち傷が癒えた。パルジファルは新しい王となることを宣言、聖杯を高く掲げる。
合唱が「救済者に救済を!」と歌う。聖杯は灼熱の輝きを放ち、丸天井から一羽の白鳩が舞い降りて、パルジファルの頭上で羽ばたく。クンドリは呪いから解放されてその場で息絶える。

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