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15日 モーゼとアロン ベルリン国立歌劇場合唱団 指 揮 ・バレンボイム

2007-10-16 | ・メータ ・ゲルギエフ ・飯守
 圧倒的な合唱オペラですね・・語りと,声楽と、合唱と、オケ力です。
 神とは何ぞたるもの・・禅問答的なモーゼ と アロンの対話が、実に面白い
神とは目に見えない,感じないもの・・その神・仏とは,何処に或るのであろうか?

 民の求める,神とは・・目に観える,触れられる物,実在する物,神とか仏とかを感じさせる物、仏像とか,金色の像を崇める物として神・・
 神の存在を感じさせ得る物に、民は動き信じ様とする、でもその神は民にとって,絶対で,変わらずの神であり、一神教が全てであると・・・
 新たな偶像へと、アロンは雄弁者でありながら,言葉では民を信じさせ得る事が出来ない、杖が蛇神に化身したと・・民・人間は松葉杖が必要で・・何かに頼り杖と云う支えが必要なように・・神という杖を求めるものである,その化身が像・神であり崇める対象物に成り得ると
 モーゼも山にこもり・・神とは、神の存在は、十戒・石板を持ち帰り此れが神であると・・実在物として崇める物・神として・・ 物は,物は・・真実の神は・・
「おお言葉よ、それが私には欠けている」・・真理の言葉とは
 実に宗教的,哲学的な台詞と,音楽も鋭角的で,切迫感な音波動が,合唱,歌手、オケ,演出と求心力ある指揮振りのバレンボイムにブラヴォー・・・

神・仏とは・・目に見えない、ある力・宇宙霊(中村天風)
神・仏とは・・ある偉大なるもの・力(村上・唱元氏が良く使う言葉ですね)

◆シェーンベルク 「モーゼとアロン」
:東京文化会館 10月15日(月) 3回公演に内1回目 5FL2-3 9千円・安い
【 指 揮 】  ダニエル・バレンボイム
【 演 出 】 ペーター・ムスバッハ
衣裳:アンドレア・シュミット=フッテラー
Kostuüme : ANDREA SCHMIDT-FUTTERER
照明:フランツ・ペーター・ダヴィッド
Licht : FRANZ PETER DAVID
合唱監督:エバハルト・フリードリッヒ
Chöre : EBERHARD FRIEDRICH
モーゼ:ジークフリート・フォーゲル
Moses : SIEGFRIED VOGEL
アロン:トーマス・モーザー
Aron : THOMAS MOSER
若い娘:カローラ・ヘーン
Ein junges Mädchen : CAROLA HÖHN
病人:ウタ・プリエフ
Eine Kranke : UTA PRIEW
若い男:フロリアン・ホフマン
Ein junger Mann : FLORIAN HOFFMANN
エフライム:ハンノ・ミューラー=ブラッハマン
Ephraimit : HANNO MÜLLER-BRACHMANN
僧:クリストフ・フィシェッサー
Ein Priester : CHRISTOF FISCHESSER
ベルリン・シュターツカペレ
STAATSKAPELLE BERLIN
ベルリン国立歌劇場合唱団
STAATSOPERNCHOR

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『モーゼとアロン』(Moses und Aron)はアルノルト・シェーンベルク作曲の未完のオペラ。
 十二音技法によって書かれ、1つのセリー(音列)が基礎になっている。単一のセリーでオペラを書いたことはシェーンベルクには1つの誇りであったようで、エッセイ「12音技法の作曲」の中で「私は1つのセリーで1曲のオペラを作ることができる」と述べている。全3幕の予定だったが、第3幕はシェーンベルクによる台本が書かれたのみで作曲は中断された。ウィキペディアより/重複しない12音を平等に使って並べた音列を、半音ずつ変えていって12個の基本音列を得る。次にその反行形(音程関係を上下逆にしたもの)を作り同様に12個の音列を得る。更にそれぞれを逆から読んだ逆行を作り、基本音列の逆行形から12個の音列を、そして反行形の逆行形から12個の音列を得ることで計48個の音列を作り、それを基にメロディーや伴奏を作るのが12音音楽である。一つの音楽に使われる基本となる音列は一つであり、別の音列が混ざることは原則としてない。したがって、この12音音楽は基本となる音列が、調性に代わるものであり、またテーマとなる。そして音列で作っている限り、音楽としての統一性を自然と得られる仕組みとなっている

ベルリン国立歌劇場
ウィキペディアより↓
モーゼとアロン
シェーンベルク