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24日 ザルツブルク音楽祭制作? フィガロの結婚

2008-04-25 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

24日 ザルツブルク音楽祭?  文化会館・上野4FR2-35・28,000円・高い

 序曲から古楽器弦群はノーヴィブラートの響きが、ハーディングより大人しいアタック感ですが・・序曲、1幕と耳慣れせずで、充足感が無い、
 二幕から歌手もオケも音楽の流れが爽やかですね・・音楽、アリアの聴かせ所、聞きたい所で・・終始余分な天使ケルビム、意味不明・バレエダンサー?動きが・・目障り、目障り・・でしたが

 音楽の流れは、幕を追う後とにオケ、歌手との共振性が高まり、楽しめました、
指揮:ロビン・ティチアーティ、若い26歳とか、音楽に耳障りも無く、音楽の流れが自然、歌手との呼吸感も優れてます・・ハーディングに続く指揮者に成るかな?・・コンサート指揮で聴いてみたいと思います。

フィガロの結婚  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ
演出:クラウス・グート 
指揮:ロビン・ティチアーティ 

アルマヴィーヴァ伯爵 … スティーブン・ガッド
アルマヴィーヴァ伯爵夫人 … エイリン・ペレス
スザンナ … ジェニファー・オローリン
フィガロ … アレックス・エスポジト
ケルビーノ … ジュルジータ・アダモナイト
バルトロ … ブリンドリ・シェラット
マルチェリーナ … キャサリン・ゲルドナー
バジリオ … パトリック・ヘンケンス
ドン・クルツィオ … ミハエル・ハイム
アントニオ … アダム・プラチェトカ
バルバリーナ … エレナ・モンティ
ラムセス・シグル … 天使ケルビム(黙役)

合唱団 フィルハーモニア・クワイア・ウィーン
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
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 ドイツ人演出家のクラウス・グートは、ザルツブルク音楽祭などの大きなプロジェクトに早くから参加しており、古典作品から現代作品までレパートリーとしている。03年、「さまよえるオランダ人」の演出でバイロイト音楽祭にデビュー。05年にはウィーン祝祭週間で初めてアーノンクールと共演し、06年のザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」でも両者の共演が行われた。

 指揮のロビン・ティチアーティはロンドン生まれ。バイオリン、ピアノなどを学んだ後、15歳から指揮に転向、コリン・デイビスとサイモン・ラトルに師事した。05年には最年少の指揮者としてスカラ・フィルにデビュー。06年夏のザルツブルクのモーツァルト劇音楽「シピオーネの夢」で、この音楽祭最年少の指揮者デビューとなる。07年1月のツアーからグラインドボーンの音楽監督に就任し、同年5月に同制作「コジ・ファン・トゥッテ」で指揮デビューした。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)は、そのユニークな能力と音楽創(づく)りの先駆的な精神によって、オリジナル楽器の演奏を通じて作曲時の意図を聴取できる歴史的臨場体験を・・
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指揮は1983年、イギリス生まれのロビン・ティチアーティ。オーケストラはエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団。歌手は、06年の公演でスザンナ役を歌ったジェニファー・オローリンをはじめ、若手の伸び盛りの歌手がそろった。
 バイロイト、ルツェルンなど著名な音楽祭の日本公演が実現するなか、
ザルツブルク音楽祭の日本公演は多くの音楽ファンが待ち望み、過去にも構想が持ち上がったが、メーンのウィーン・フィルの参加が得られず、見送られてきた。それだけに今回の公演は注目を集めた。
 しかし、宣伝媒体には音楽祭の公式のロゴが入っているものの、「音楽祭日本公演」「音楽祭制作オペラの日本公演」と2つの表記が存在。「配役には総監督のフリムが関わり、その背後で私もザルツブルク音楽祭の質にふさわしいかどうか吟味した」とシュタットラー総裁は音楽祭の日本公演であると明言。

フィガロ 写真が多く掲載してます

19日 アイーダ   演出・ペーター・コンヴィチュニー

2008-04-22 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

19日 オーチャードホール 1F38-4・18,000円・高い
 森のオネーギンと二日連続で演出が解らない・・・
今の流行ですか、簡素な舞台装置と衣装も現代風、抽象的な演出が・・何か似ていると感じましたが、2幕で行進する合唱がいないし長方型の額縁内で・・中央にソファーのみ全体は白で統一され・・歌手の動きも其れほどなく・・
 歌唱に印象薄いし歌手陣が総じて低調な出来かな・・一幕から合唱は何所、ドコ・・見えない、声のみで二幕後半にお披露目、舞台センター奥が引き戸式に開き、木管隊と合唱団がお披露目、指揮大勝秀也のもと、二人指揮者で音楽が進む・・何しろ視覚的には楽しむものが無いですね

 指揮・ウォルフガング・ボージッチ、指揮大勝秀也、とオケ・都響、合唱が大健闘ですね・・
 肝心の歌い手が、演劇的オペラで細かな動き、演技があるような・・主役級の歌手がお疲れ気味でしたね・・今日の公演では印象の残る歌手は皆無でした。
 話題作りは演出・ペーター・コンヴィチュニー・・何かタネ切れの感じかな

アイーダ
指揮・ウォルフガング・ボージッチ
演出・ペーター・コンヴィチュニー
王・コンスタンティン・スフィリス
アムネリス・イルディコ・セーニ
ラダメス・ヤン・ヴァチック
ラムフィス・ダニロ・リゴザ
アモナスロ・ヤチェック・シュトラウホ
使者・加藤 信行
巫女・ウルリケ・ピヒラー=シュテフェン
管弦楽団・東京都交響楽団
合唱・東京オペラシンガーズ  栗友会合唱団
鋭い観察眼が・・深読みがありますね 参考になります、紹介ブログ

18日 東京のオペラの森  ・エフゲニー・オネーギン

2008-04-21 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

18日   上野・文化会館・3F4-5・オークで購入・20,000円・妥当な額
       出品者様がお隣に、素敵な女性でした、お礼にプログラム1,500円
                            (正規額23,000円)

粒揃いの歌手陣ですね、特に良かった・レンスキー:マリウス・ブレンチウ
・タチヤーナ:イリーナ・マタエワ・・・グレーミン公爵・シュテファン・コツァン

 指揮:小澤征爾は主役はオケに成る所も、何度かありますね・・
合唱とオケとの共振性は高いかな、演出が?一幕背景に雪をイメージした止めも無く降り続く・・全体の舞台・照明は白を基調としてた・・衣装も現代的で、民族衣装の綺麗さもない・・舞台奥に6組程・・抱擁したまま動きが無い・・時間にして40分位経過かな・・何故、ナゼ・・??意図が解らない、奏功している内に、オリガとレンスキー
タチヤーナとオネーギンとの組み合わせが進行する・・
 タチヤーナは片思いオネーギンに心の内を手紙に・・アリアは絶品ですね・・オネーギンは無碍も無く断る・・後ろにいた抱擁カップルは女性を残して立ち去る・・今考えれば、別れ・・を暗示?・・二組の人物像の主張、個性が意外と伝わらない・・

 2幕はタチヤーナの命名日を祝い・・オリガにオネーギンが踊りを申し込み、此れがレンスキーの嫉妬をかう事になり・・決闘へと進む・・緊迫した歌唱音楽が・・オケが勝ちすぎのきらいがレンスキーの死・・

3幕は 時は流れグレーミン公爵と結婚したタチヤーナはオネーギンと対面する・・
グレーミン公爵シュテファン・コツァンのバスの声質も素晴らしいです、タチヤーナと結婚して幸せな想いを、感情豊かに歌い上げ・・オネーギンに聞かせる
 オネーギンはタチヤーナの素晴らしく成長した振る舞いを見て、恋心が燃え上がるが時既に遅し・・個々でもタチヤーナが何人かの立ちすくんだ間を、歩き回る・・心のすれ違い、揺れを暗示かな・・グレーミン公爵とタチヤーナは静かに去って行く・・一人とり残されたオネーギン・・

指揮:小澤征爾
管弦楽:東京のオペラの森管弦楽団 合唱:東京のオペラの森合唱団
演出:ファルク・リヒター
・オネーギン:ダリボール・イェニス
・タチヤーナ:イリーナ・マタエワ
・レンスキー:マリウス・ブレンチウ
・オリガ:エレーナ・カッシアン
・グレーミン公爵:シュテファン・コツァン

出演者変更のお知らせ
■イリーナ・マタエワ Irina Mataeva 
略 歴 ■ロシア出身。サンクトペテルブルグ音楽院にて研鑽を積む。1998年より、マリインスキー劇場アカデミーのソリストとなり、アメリカ、ドイツ、イタリア、イギリス、フィンランド、中国などのツアーに参加。《エフゲニー・オネーギン》タチヤーナ、《夢遊病の女》リーザ、《フィガロの結婚》スザンナ、《戦争と平和》ナターシャ、《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナなどのレパートリーをもち、メトロポリタン・オペラ、ワシントン・オペラ、ロサンゼルス・オペラ、ロンドンのウィグモア・ホール、パリ・シャトレ座などに出演を重ねている。2003年1月には、パリ・シャトレ座のスポンサー・サークル(CIAM)より、彼女の《エフゲニー・オネーギン》タチヤーナの演技に対して、賞が贈られた。今後、ワシントンやミュンヘンでも、タチヤーナ役を歌う予定である

 オペラ制作は当初から4年間の予定だったといい・・過去の公演ではタンホイザーが一番かな
東京のオペラの森、今年でオペラ制作終了 4月9日20時2分配信 産経新聞
 指揮者の小澤征爾氏が音楽監督を務める音楽祭「東京のオペラの森」の記者会見が9日、東京・上野の東京文化会館で行われ、来年からオペラ制作を中止すると発表した。同音楽祭は平成17年に始まり、毎春、同会館をメーン会場にオペラやオーケストラなどのコンサートが行われてきた。オペラ制作は当初から4年間の予定だったといい、鈴木幸一実行委員長は「オペラは制作に時間がかかり、毎年やっていくのは大変」と述べ、小澤氏は「最初の意図は(達成することが)できた」と語った。

島田 ヴァイオリンニスト

9日 フィガロの結婚  サントリー・ホールオペラ

2008-03-13 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

 フィガロの結婚    サントリー・ホールオペラ  P・2-21/11,000円・安い

小空間のホールオペラは楽しめますね・・オケが舞台奥でP席に向って演奏・・オイシイ席でした、歌手の表情も背中の演技、此方を向く動きもあり表情豊かな演技と相まって
粒揃いな歌手陣ですね、
 特に好みのスザンナ:ダニエレ・デ・ニース(ソプラノ)
の歌唱と、所狭しと駆けずり回っていました・・こんなに存在感ある、スザンナは初めてです・・フィガロと、何度も抱擁を交わす・・良かった

 若さの輝き、散り際の輝き、散ったのちの輝き、心のヒダの多さが人生の輝き・・
モーツァルトて喜怒哀楽を、一粒の音の繋がりが・・輝いている

 指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ・・即興伴奏も奏で、音楽の流れは快活ですね、哀楽の哀で三幕の伯爵夫人のアリアではもう少しユッタリ感・情感が欲しいかな


フィガロ:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(バリトン)
スザンナ:ダニエレ・デ・ニース(ソプラノ)
伯爵:マルクス・ヴェルバ(バリトン)
伯爵夫人:セレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)
ケルビーノ:ダニエラ・ピーニ(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ:牧野真由美(メゾ・ソプラノ)
バジリオ&クルチオ:ジャンルーカ・フローリス(テノール)
アントニオ:清水良一(バリトン)
バルバリーナ:吉原圭子(ソプラノ)
バルトロ:エンゾ・カプアノ(バス)

指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー

12日 ボロディンイーゴリ公 ・レニングラード国立歌劇場管弦楽団・合唱団

2007-12-13 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
                
 初見です・・特にニ幕が素晴らしい、バレエあり、重唱あり、合唱も素晴らしい
一幕から,合唱が良い,女声,男声に聴き応えがありますね、声楽人もバス、バスバリトンの低音声域が素晴らしい・・王妃・メゾアルトの押し出しある声域も好みですね・・
 指揮者,歌劇場は毎年この時期日本へ出稼ぎ?・・寸前まで得チケが出てましたね
 
 季節物は美味い,今では大根,里芋,果物ではみかん等・・その土地柄で取れたものは,味が有り,形は悪いが美味い物が・・其れと同じで、オペラもロシア物はロシア系に限りますね、コストパフォーマンスが良い・・十分楽しめました。

               オーチャード3F・L1-4 11,000円・安い
アレクサンドル・ボロディン:
「イーゴリ公」(全2幕5場 原語上演・日本語字幕付)
演出:S.ガウダシンスキー
主席指揮:A.アニハーノフ
レニングラード国立歌劇場管弦楽団・合唱団

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 アレクサンドル・ポルフィーリエヴィチ・ボロディン(AlexanderPorfir'eviBorodin,  1833年11月12日 - 1887年2月27日)はロシアの作曲家、化学者、医師。ロシア音楽の作曲に打込んだロシア5人組の一人である。
生涯
 サンクトペテルブルクにて、グルジア皇室の皇太子ルカ・ゲデヴァニシヴィリの非嫡出子として生まれる。ゲデヴァニシヴィリはボロディンを実子として戸籍登録せず、農奴の一人の名を使った。しかしながらボロディンは、ピアノの稽古を含めてすぐれた教育を受け、化学を専攻し、軍医として働いた。作曲は1863年にミリイ・バラキレフと出会うまで正式に学んだことがなかった。
 1869年にバラキレフの指揮によって《交響曲第1番》が上演され、同年ボロディンは《交響曲第2番》に着手する。この新作交響曲は、初演時には失敗したが、1880年にフランツ・リストがヴァイマルでドイツ初演の手筈を整え、ボロディンの名をロシアの外に広めた
 やはり1869年には、歌劇《イーゴリ公》に着手、これはボロディンの最も重要な作品と看做されており、しばしば単独で演奏される。おそらく最も有名なボロディン作品となっている「だったん人の踊り(韃靼人の踊り)」と「だったん人の行進(韃靼人の行進)」は、《イーゴリ公》が出典である。ボロディンは本職や公務に忙殺されて、生前この作品を完成できなかったため、没後にニコライ・リムスキー=コルサコフとアレクサンドル・グラズノフにより補筆と改訂が進められた。
 1887年に急死。謝肉祭の週間に、数人の友人を呼んで上機嫌に歌って踊って楽しんでいたが、突然ひどく青ざめて卒倒したのである(動脈瘤の破裂だった)。サンクトペテルブルクのアレクサンドル・ネフスキー大修道院のチフヴィン墓地に葬られている。
 化学者としては、ボロディン反応(ハロゲン化アルキルの合成法、ハンスディーカー反応の別名)に名を残している。また、求核付加反応の一つであるアルドール反応を発見したとされる。

イーゴリ公
マリインスキー イーゴリ公が・・今回見逃がした方は,如何ですか?・・
ボロディン