懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,149 埴生の宿

2014年08月02日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 岩手県葛巻町

盛岡から北上山地に入り茅葺民家を探す。
北上山地というモノクロの写真集を図書館でみた。
厳しい生活で写真集はまとめられている。
北上山地には被写体が満載の地域に見えた。
人は写真集でも歌でも北国の寂しさや厳しさを題材にするが人と話をすると極めて明るくできあがったイメージと随分違う。
岩手の人の顔立ちは原敬氏のようなしっかりした品のある顔立ちのある人が多い。

そんな中にも茅葺民家は残る。草棟の民家が多い。
私が訪れた時は綺麗な民家は少なく10年、15年遅かった気がする。

中学校の唱歌に埴生の宿という歌がある。
埴生とは木と赤土の壁で出来た粗末な家とある。床がなく土間住まいの家とある。
最近は土壁のままの写真のような民家も見かけなくなった。
箱木千年家をみたら土間住まいではなかったが床には板ではなく竹を並べ簾の子のようにしてあった。
板は贅沢品のため近くにある竹を使い筵を敷いて生活していたのが伺える。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿