懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち  その1  消えた駅 あしかわ駅

2015年09月25日 | 昭和の遺物たち写真展
先日 9月9日から15日に行いました「昭和の遺物たち」の出品作品から順次、掲載していきます。分類は24項目 写真は65点です。

昭和の遺物は昭和の時代には思いつかなかったが平成になり、昭和やそれ以前に作られいずれ消える運命のものを撮り始めました。茅葺民家もそうですが現在も昭和の風景を追い続けています。
昭和の時代は長く時代的にも激動であったし生活面でも豊かになり変革の時代とであった。
私は昭和を1.スクラップ&ビルドの時代  2.天然素材から合成素材への変革
二つのキーワードで写真を構成しました。

消えた駅 国鉄は膨大な債務を抱えていた時代で国家の一番の課題でした。その要因は車社会になり地方交通は斜陽化していた。自動化などで戦後大量に採用した余剰人員を抱えていた。
車社会になり採算が採れないのに議員や地方の要望で新線の建設が行われた。
赤字路線の廃線や無人化は進んだ。
北海道のオホーツク沿岸を走っていた路線はほとんど廃線になった。
写真は宗谷本線芦川駅 人口減少で廃止となる。このあたりは北辺の原野が続き米は作れない。夏になると悩みを持つ若者が無人駅に立ち寄りノートに思いを綴り自分探しに訪れる場所でもある。
この写真は高倉健のポッポヤみたいといった人がいた。これは昭和46年2月撮影
ポッポヤといいながら映画の時代には汽車ポッポは消えていた。
これを撮ったころは現役で蒸気機関車の牽引する客車に乗り移動していた。