土屋美恵子の子育て応援活動日記

武蔵野市議会議員として子育て支援など生活密着型の地域福祉を中心に4世代が安心して暮らせる武蔵野にと奔走しています

十人十色の子育て~発達が気になる子の関わりの中から~

2010-09-29 18:45:10 | Weblog
9月27日

昨日唐辛子の収穫を終え、午後から講演会に行ってきました。
南大沢にある八王子市の生涯学習センターが会場です。
駅近での認証保育所も行っている複合センターの中にありました。

講師:角田みすずさん 
   NPO法人JCーNET 臨床心理士 3児の母
   19歳自閉症を末っ子に持つ

*子育てのコツ
親になる、目の前にいる我が子を知るが始まり
障がい特性の前に知っていたこと(水がすき 音に敏感 興味があると没頭など) 
肯定的な表現で子どもを見る
専門用語を使うと子どもが見えなくなる
一人ひとりを尊重しして丁寧に。
家族の一員として生活する
人生山あり谷あり その時その都度考えるなどなど 
           

*暮らしの工夫
何を育てるのか 
人を意識出来るように育てる 
人との間でまねを育てる 
わかる できるを増やす 
出来ていることを見つけ褒めるよう、出来ていることを繋ぐ 
行動の終わりが次の行動の合図  
家事を教える 
家族の中の仕事を任せる 
お手伝いからお仕事へ


*自立に向けての自分らしい子育て
間に合いたい気持ち(同じバスに乗れない焦りと苛立ちと孤独)を、目的地に向かうことをあきらめないこと
どうやってたどりつけば良いのか 
投げ出したい気持ちと罪悪感 
自分の弱さを受け入れて生き続ける 
わかって欲しいと分かるもんかの揺れを、繰り返しやってくる自分と向き合う


*親・子・社会 それぞれの課題
親・・子どもの意欲を育てるかかわりを習得する
子・・人の中で生きるための準備
地域社会・・親へのサポートを通して子どもの発達を促す


みすずさんは優しいトーンの言葉で、具体的な日常の事例や写真の映像を通して
話していました。
すべてはお伝えできませんが・・・

今19歳の息子さんは、家族のためにスパゲティなら5種類くらいの食事を作ってくれます。 
始めは食器洗い 米とぎ ご飯を炊くから10年かけてとのことでした。

子育て中の方々にお聞かせしたい話がいっぱい詰まっていました。

ちなみにこの企画は、八王子市生涯学習コーディネーターの会の主催でした。
これも自治体との協働のひとつでしょうか。

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