貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

イメージの違い?

2018-11-04 14:25:03 | 日記

イメージの違い?

平成30年11月4日(日)

 護国神社境内:芭蕉楽園を散策。

 一万平方メートルの広い境内

の林は市民の散策コース。

 その林の一角に、遊歩道を挟ん

で赤字で”芭蕉”とやや異様な朱塗

りの文字で大書された芭蕉堂が

あった。

 積み上げられた石と建物の形と

デザインと素材、そして、草が

庵をイメージするどころか、

何か不整合?

 朱塗りの「芭蕉」という文字、

 全てが俳聖のお堂という感じは

せず、爆弾小屋のイメージ?

 何か争い事の好きな,戦闘的な

イメージだ。

 散策の心地よさが一瞬に消えて

しまった。

 傍に蓑塚ある。

 

 蛙と狸の置物も何となくという感じ。

 これがマッチしていると感じる人も

いるんだなと「いうに及ばす」。

 芭蕉を偲ぶ気持ちも消えてしまい、

先を急ぐことにする。

 後で知ったが、堂壁に、芭蕉の句があり、

旅姿の銅板も嵌め込まれているそう。

 芭蕉の句は、

「海に降る 雨や恋しき うきみやど」

 文学碑も他の所で、楽しんだ。

 まず、坂口安吾の有名な一言。

 「ふるさとは 語ることなし」

安吾の説明。

 太宰治などと同時代、「無頼家」の一人。

つづく。