貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

西行の・・・!

2020-11-30 15:54:02 | 日記

西行の・・・!

令和2年11月30日(月)

 この霜月の一番の思い出は、

数十年ぶりに訪れた羽村市動物公園へ

行ったこと。

 孫と息子(嫁さんは仕事)と家内と4人。

 孫のみいちゃんは、動物園初デビュー。

 昼食後、たくさんの動物に、孫も大喜び!

一番喜んだのは、自分で見つけた飛んで

きたカラス!!!

 つくばみらいの住まいの近くでカラスを

見たこともないのだろう!

 私と孫は、無料。家内は150円。息子は

400円。いろんな特典があるんだなと

改めて感服!

 さて、今日は八王子の長心寺へ。

 八王子駅の南寺町にある、

新たに整備されたお寺。

 丁度葬祭とマッチング。

  山門の傍に句碑群がある。

 芭蕉の句碑やその説明が明示され

ている。

  芭蕉の句は、

「西行の 

  草履もかかれ 

      栢の露」 。  

 つづく。


今昔隔てぬ秋の月

2020-11-28 09:56:28 | 日記

今昔隔てぬ秋の月

令和2年11月28日(土)

 微笑むずんぐり芭蕉も唯一無二!

 永泉寺には、五人の句碑が林立。

  芭蕉句碑は、

 ③「先づたのむ 

   椎の木もあり 

      夏木立」  。


  

①は、和神庵の、

「むかし今 

  隔てぬ秋の 

     月夜かな」

②は、松原庵の、

「興と興 

 つくしたうへや 

      花と月」  。

④は、一味庵の、

「朝晴れの 

    雪に試む 

       蹄か哉」  。

⑤は、杉庵の、

「志ばらくは 

   夢のかりきの 

       はれ衣」

 先日亡くなられた沖倉充先生の年賀状は

自作・直筆の俳句。茶道、華道、書

にも長じ、根っからの粋人。

八王子人!


鑓水学校は、俳句教育

2020-11-27 15:13:31 | 日記

鑓水学校は、俳句教育

令和2年11月27日(金)

 八王子にある永泉寺参拝!

 開創は弘治元年(1555)、武田氏

家臣の永野和泉が当地に移住し、

庵を建て開基位となる。

 その後、永林寺三世岳應義堅大和尚

が天正元年(1573)当寺を法地寺院

として開山。

       

 特徴的なのは、歴史的にも古い石像

や石塔が雛壇のように飾られている

参道脇の石段とちょっと珍しい本堂

の建物。

本堂

  この本堂は、元生糸商人、八木下

要右衛門の屋敷。

 明治17年(1884)に寺の本堂が火事で

焼けたため、現在「絹の道資料館」が

建つ敷地に残されていた八木下家の

母屋を移築して本堂にする。

  明治維新後、本堂には鑓水村の

教育を行う場所として鑓水学校が

創立され、俳句教育が盛んに行わ

れる。

 その名残を示すかのように、

芭蕉像や芭蕉堂、芭蕉の句碑等が

建っている。

 これが芭蕉像。

そして、

 芭蕉堂

 つづく。
  


和散歩!

2020-11-26 09:17:55 | 日記

和散歩!

令和2年11月26日(木)

 松尾芭蕉の句碑も木々の緑に

包まれ、佇んでいる。

 芭蕉の句は、

「春もやゝ 

  けしき調ふ 

     月と梅」

   と

「しばらくは

   花の上なる

      月夜かな」。 

 澄んだ空なら筑波山が見えるという。

 我が子らが住む筑波が、ここ百草園から

眺められるとは…。

 心からの「和散歩」を楽しむことに!


独り詠える・・・牧水の失恋

2020-11-25 09:38:57 | 日記

独り詠える・・・牧水の失恋

令和2年11月25日(水)

 久方ぶりの恋しい雨。

今少し振っておくれ!と願いながら・・・!

 江戸時代(1716 年~)、

寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の

長男・信康追悼のため、松連寺を再建。

 その後時代を経て造られたのが

京王百草園(もぐさえん)。

 園内の有名な「寿昌(じゆしよう)梅」

は寿昌院自ら植樹したと伝えられて

いる。

  梅の開花時には約50種500本の

梅たちが咲き競い、園は華やかさを

増す。

 当地は、江戸近郊の名所として

「江戸名所図会」などにも紹介される。

 徳冨蘆花、 田山花袋、北村透谷、

若山牧水ら文人たちも多く訪れて

いる。

 特に、若山牧水はこの地で恋人小枝子

との失恋を歌にし、「独り歌へる」を

創作。

 また、園内には牧水の長男・旅人氏

設計の歌碑もある。

つづく。