貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

浮世の北の山桜!

2023-01-31 16:19:38 | 日記
令和5年1月31日(火)
 寒波襲来の二十五日、
近所の知人の奥様が急逝!
 心筋梗塞であっという間に
天に召されてしまった。
 家内の大の親友でもある。
 昨日、今日とその葬祭に
出かける。
 みんな、「えっうそ!」
というのが本音!
 納得のいかないお別れになる。
 どうか安らかに!
 そして、知人とその家族が
立ち直って元気にくらせるよう
見守ってあげて・・・・・・・・・・・・・
 祈り願うのみ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
胎内市: 乙 寳 寺    
<本殿>
            
 乙寶寺(おっぽうじ)は、
新潟県胎内市乙(きのと)にある
真言宗智山派の寺院。
 猿供養寺、
乙寺(きのとでら)とも呼ばれる。 
 境内には
国の重要文化財である三重塔や、

大日堂(本堂)、
本坊、
方丈殿、六角堂、弁天堂、
観音堂、地蔵堂が建つ。
 新潟県屈指の古寺.
 釈迦の左眼を納めたと伝える
舎利塔など、
寺にまつわる伝説や逸話が
多く残されている。

  仁王門は、
延亨二年(1745)に改修され、
奈良創建の金堂の古材が
使用されている。
 

 仁王尊は行基菩薩の御作。        
 独特の仁王の威力と風格を感じる。   
 本堂右手の脇に、
複数の石碑がある。 
 石段の脇には、
松尾芭蕉が奥の細道の途中で
立ち寄った時に詠んだ句、
「うらやまし 
  浮世の北の 
     山桜」
の碑がある。


~つづく。



村上市:岩船神社その2 老いても七夕はワクワク!

2023-01-30 11:31:39 | 日記
令和5年1月30日(月)

 「いわふね」は、
「磐船」とか、
「岩船」とか、
「石船」とか
三通りの表記がある。
 芭蕉のもう一つの句碑は、

「文月や       
  六日も常の     
   夜には似ず」
 元禄2年7月6日の
直江津での吟。 
 「明日は7日、
 明晩が二星の逢う七夕だと思うと、
今夜の空も常の夜とは
違ったように感じられる。」
という意。           
 老いても七夕は
楽しみの一夜だ。 
<岩船柵址の碑>



天の岩船に乗りお出まし!

2023-01-29 11:35:36 | 日記
令和5年1月29日(日)
村上市: 岩船神社    
     
 芭蕉は『奥の細道』の旅で、
元禄2年6月27日(旧暦)
越後路に入って、
村上に2泊、
瀬波の浜に行ったことも
『曽良日記』でわかる。    
 しかし、芭蕉は、
「越後の地に歩行を改、
 越中の国、
 一(市)ぶりの関に至る。
 此間、九日、
 暑湿の労に神をなやまし
 病おこりて事をしるさず。
 文月や六日も
 常の夜には似ず 
荒海や
  佐渡に横たふ
     天の河
と記すのみ。
「神様が
天(あま)の石船(いわふね)に乗り
お出でになられた」
との伝説をもつ磐舟郡総鎮守。
<岩船神社の鳥居>

 瀬波温泉から程近くの
岩船神社を参拝。
 岩船神社の赤い大鳥居の手前に、

「花咲きて 
   七日鶴見る 
     麓かな」
という芭蕉の句碑がある。
         
  境内には、
磐船柵趾の碑と
松尾芭蕉の句碑が
もう一基。

~つづく。

俵石岩の絶景と芭蕉句碑!

2023-01-28 11:22:11 | 日記
令和5年1月28日(土)
鶴岡市温海町: 俵 石 岩           
 羽州浜街道沿いにある
奇石怪石の海の造形箇所。  
 塩俵岩は柱状節理の玄武岩が
日本海の荒波と吹き付ける
強風によって浸食され
俵のような模様がついている。
 
   曾良日記には
特に「塩俵岩」は記載されていないが、
「色々ノ岩組景地有」
の中に含まれているのでは?
 芭蕉と曽良は
海岸の景勝地を見ながら
温海に着く。
 元禄2年6月26日未刻、
鈴木惣左衛門宅にて旅装をとく。
 その家は旧国道筋で、
現鈴木美津子さんの祖先に
当たるそうだ。
<俵石岩の芭蕉の句碑>

 首標の詠句は、
同19日(陽歴8月4日)
酒田の不玉と共に
小舟で納涼のときの立句である。

 「あつみ山 
   吹浦かけて 
    夕すゞみ」
 翠峰温海岳から吹浦かけての
景趣と涼風に感動した
雄大な句である。
 なお、
芭蕉は翌朝馬で越後路に出発し、
曽良は湯温海を見て
後を追ったという。
「暑き日を 
   海にいれたり 
       最上川」 
という句も入れ、
説明板には記されている。


<お詫び> 
 日和田山公園等の写真が行方不明!
 一気に温海市に下りました。
 申し訳ありません。




酒田市:日和山公園の文学道!

2023-01-27 12:08:25 | 日記
令和5年1月27日(金)
酒田市: 日和山公園    
 前回の駐車場より上に上がり、
公園の正面入口の駐車場に停める。              
 芭蕉を始め詠み人知らずまで、
29名の文学散歩も楽しめる公園。
 スケールも違う。      
 ちょうど一学期も終了間近。
近くの小学校6年生の
社会科見学に出くわす。
 子どもたちの弾んだ会話や
グループの活動の様子が伺え、
好感度を増すことに…。                   
 公園に入ると
すぐ立派な黒松の周囲に、
芭蕉の立像と句碑がある。
 「暑き日を 
  海に入れたり 
     最上川」
 取りあえず、
子どもたちの学習の妨げだけは
避け、文学道を散策。
 常世田長翠さんの   
「人の柳 
  うらやましくも
    なりにけり」
 東宮殿下の
歌碑も堂々としている。
~つづく。