貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

師弟の句碑!石も長く松のよう

2022-09-30 14:04:55 | 日記
令和4年9月30日(金)
 今日は、私の喜寿となる日。
 お祝いのメッセージが数名より届く。
 有り難し!!!
 さて、竹駒神社 続編。

 阿吽像

 
 目指す芭蕉の句碑は、
意外にも黒の鳥居を潜ったすぐ右手にある。

 細長い石碑が二基並んでいるが、
左側が「芭蕉翁」と記されている。

 脇に立つ札に碑の説明書きがあるが、

二つの碑は、
寛政5年(1793)芭蕉の百年忌法要を記念し、
建立される。
 句は、武隈の松を見て詠んだ句で、
「佐くらより 
  松盤二木を 
     三月超し」
「櫻より 
    松は二木を 
        三月越し」
である。

「むさし野は櫻のうちにうかれ出て、
武隈はあやめ ふく比(ころ)になりぬ。
かの松みせ申せ遅櫻と云けむ擧 
白何がしの名残も思ひ出て
なつかしきまゝに」
と、『奥の細道』には記されている。
 右側の碑は、芭蕉の門人 
東龍斎渡辺謙阿の、
「名月塚」といわれる句碑で、

句は、
「朧よ里 
   松は二夜の 
     月丹こ楚」
である。
 二木の松への道案内も彫られている。
 これも珍しい。


竹駒の由来

2022-09-29 11:42:23 | 日記
令和4年9月29日(木)
岩沼市: 竹駒神社                
 二度目の参拝!

 竹駒神社は、
宮城県岩沼市中心部にある稲荷神社。
 別名竹駒稲荷とも呼ばれ、
旧称は武隈明神。 
 日本三大稲荷の一つ?  
 毎年正月三が日には、
陸奥国一宮の鹽竈神社と東北地方で
一、二を争うほどの初詣客で賑わう。
石の鳥居

 社伝では、承和9年(842)、
小野篁が陸奥国司として赴任した際、
伏見稲荷を勧請して創建する。
随神門
 
 後冷泉天皇の治世(1045~1068年)に
陸奥国を歴遊中の能因が、
竹駒神社の神が竹馬に乗った童の姿で
示現したとして、
当社に隣接して庵を結ぶ。 
向唐門
   
 これが後に別当寺の竹駒寺となる。
 明治政府の神仏分離により、
明治2年(1869)、
竹駒寺は少し離れた現在地に移転。
 この際、国家神道の流れの中で、
明神思想に基づく武隈明神が否定され、
それ以降、稲荷神が主祭神とされる。

 明治7年(1874)、
竹駒神社は県社に列格する。
 かつての社殿は、
1710年に仙台藩の 
5代藩主伊達吉村によって造営されたもの。
 市の文化財に指定されたが、
平成2年(1990)11月21日未明、
革労協の放火により焼失。 
 現在の建物は、
平成6年(1994)に再建されたもの。


「竹駒」という社名は、
現岩沼市域の旧称「武隈」の転訛であり、
もともとは、市内を流れる阿武隈川に
由来するといわれている。
~つづく。




よもすがら 名月を!

2022-09-28 11:31:15 | 日記
令和4年9月28日(水)
柴田郡柴田町: 大 光 寺   
   
 こぎれいな山門を潜る。
 すぐ本堂に行き、参拝。

 御神木の銀杏の大樹がある。
 晩秋には銀杏がよく栄える。

 
 本堂裏手に地下霊場のようなものがあり、
内部に五百羅漢の石仏がある。

 流行した疾病平癒を祈り
「環中道一和尚」が彫ったものだという。

 

 芭蕉句碑は、

「名月や 
  池をめぐりて 
    よもすがら」。 
 この句は、隅田川に舟を浮かべ、
名月を楽しんだという
芭蕉庵での句。


眼下の街を見守る!

2022-09-27 11:27:23 | 日記
令和4年9月27日(火)

第35番 土佐市: 清 瀧 寺        
 細い山道をくにゃくにゃと上る。
 四駆でもちょっと厳しい処は、
セカンドからローに切り替え、
上りきる。
 神社も併設。

 消防自動車が一台常置されている。
 当寺は、養老七年(723)に
行基菩薩がこの地に霊気を感得。
 本尊の薬師如来を刻み、開基。

 景山密院澤木寺と号した。
 
 その後、嵯峨天皇の弘仁年間(810~824)に、
弘法大師が五穀豊作を祈願して、
閼伽井権現と龍王権現を勧(かん)請(じよう)し、
寺号を醫王山鏡池院清瀧寺と改め、
四国霊場と定めた。

鐘楼
 

 厄除け祈願の名刹で、境内に高さ十五㍍
の薬師如来像が鎮座。

 台座の戒壇巡りをすれば、厄除けの
ご利益を授かる。
 眼下の街を慈悲深く見守っておられる。
 綺麗な町並み、景色は最高である。





笠落したる 椿哉!

2022-09-24 14:27:04 | 日記
令和4年9月24日(土)
柴田郡柴田町: 繁 昌 院          
 白石川の岸辺にあり、東の寺ともいう。
 対岸の柴田町船岡で
有名な「一目千本桜」を見渡せるという。

 大河原町は宿場町で、
商店街に面した参道から入る。
 その参道から入る門は
勝手門のようなもので、
右手には仁王門という立派な山門がある。
本堂
鐘楼

 右手に「選仏堂」(座禅堂)があり、
その正面に芭蕉句碑がある。

「鶯の 
  笠落したる     
    椿かな」
 伊賀上野の西島百歳亭で詠まれた句だ。
 白石川には、観音様が!


結縁へと導くという。
スイセンノウも満開!