貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

安果安果と走る

2018-11-11 09:00:06 | 日記

安果安果と走る

平成30年11月11日(日)

 朝刊の気流のテーマは「走る」。

私も走るのが大好き!

 90歳の女性の投稿。

「小学1年の運動会。

50メートル先にいろいろな帽子が

置いてあり、一つかぶった後、

さらに50メートルを走る競技が

あった。

 一番で走っていた私は,山高帽を

手に取ってかぶった。一瞬、目の前が

見えなくなった。

 先生からは、『帽子をかぶったら、

絶対手を触れてはいけない』と言わ

れていた。

 そろそろ歩き出した。

 大きな笑い声が聞こえたその時、

私の右の手、左の手を握って走っ

てくれた人がいた。

 祖父と校長先生であった。

 運動場いっぱいの拍手に迎えら

れた。

 90歳の今も,悔しさと恥ずかし

さとうれしかったことを思い出す

私です。』

 私も田舎での小学校の運動会を

思い出した。

 懐かしくもあり!

 何とも微笑ましい光景。

 今はビデオ撮影に必死の運動会、

人と人との温かいつながりに

変化はあっても幼い子どもを

温かく見守り、みんなで育てて

いくことは大事にしてほしいなあ。

 さて、今朝は佐潟湖へ。

 佐潟橋を渡ると、その湖畔の道路沿

いに3基の句碑が並んで建っている。

 真ん中が芭蕉の句碑。

 説明板では、

「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」

という句が、

「安果安果と 日盤川札難久毛 秋乃可世」

という当て字の句と化している。

 俳句の妙味!?

 傍に立つ案内板によると、

「美濃派の宗匠が赤塚で句会を開き、

大衆文化として赤塚で俳諧が広まり、

その影響を受けた村人が芭蕉を慕って

建立」したという。

 つづく。