貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

蕉道Ⅷ「おくのほそ道」パートⅡ 草加宿: 百代橋(はくたいばし)  

2017-08-30 09:07:26 | 日記
 しゃくとりむしと百代橋
平成29年8月30日(水)

 昨夜は寝付かれず、しゃくとりむしの

心境となる。まどさんの歌を口ずさむ

しゃくとりむしさん
しゃくとった?
とったが
わすれた
とりなおし
きっくしゃく
きっくしゃく
おおいそぎ

しゃくとりむしさん
しゃくいくら?
いくらか
わすれた
とりなおし
きっくしゃく
きっくしゃく
おおいそぎ


 きっくしゃく きっくしゃく
 きっくしゃく きっくしゃく

 愛犬 老犬 ちゃっぴーちゃん
 哀れな 夜鳴き 間欠泉
 あっというまに 認知症

 きっくしゃっく きっくしゃっく
 みるくやり 残したご飯も
 がっつると
 それでも 哀れな 間歇鳴き

 夜半の散歩で 発散し
 やっと寝入って 一安堵

 暫くしての夢うつつ
 きっくしゃん きっくしゃん
 はくたい橋を 渡ったよう

草加宿: 百代橋(はくたいばし)

2017(平成29)年5月17日 9:05~

日光街道草加舞うバラの表示と百代橋下



 前回訪れた橋は松原大橋。

 百代橋と勘違いしたようだ。

 獨協大学に向かって左に、ドナルドキーン

の記念植樹の石碑があり、右側に芭蕉の文学

碑がある。

 取り敢えず周囲から百代橋を眺め、















百代橋を現代の芭蕉になり、徐に渡る。

 これぞ、百代橋



つづく。

蕉道:おくのほそ道パートⅡ 草加宿:札場河岸公園

2017-08-29 09:43:57 | 日記
蕉道:おくのほそ道パートⅡ 

平成29年8月29日(火)

 昨日から丘の上だが、糸蜻蛉で、川蜻蛉が

我が行く道に現れる。

 どうしてなの?
 どうしたの?
 イトトンボ
 イトトンボ

 ほっそり
 ひっそり
 
 でもちょっとせわしそう
 ともだちをさがしているの?

 やまをおりて
 かわへいってごらん

 イトトンボ
 イトトンボ

 カワトンボのなまえのように


草加宿:札場河岸公園

2017年5月17日 7:39~

その近くには、草加煎餅の草加屋本店が

あった。

おせん公園



 おせん茶屋公園に曾良像が、

そして、

 少し先の札場河岸公園の入口付近には、

芭蕉翁の颯爽たる旅姿があった。





いろいろな角度から芭蕉翁を偲ぶ








曾良を見つめているのか。二人の目線が

何かを物語っているような感じだが、

少々距離が開きすぎて不明。



この公園は、国指定名勝「おくのほそ道

の風景地 草加松原」の南端に位置し、

高さ11mの木製の五角形の望楼がある。

 札場河岸公園のある「草加松原」遊歩道は、

旧日光街道約1.5km・634本の松並木。

「日本の道100選」にも選ばれている。

 また、平成26年3月、松尾芭蕉の「おくの

ほそ道」に関連する10県13件の名勝地の

一つとして、

「後世の人々の風景観に影響を与え、今なお

往時の雰囲気を伝える一連の風致景観」

として評価され、国の名勝に指定された。



 ゆったり散歩したり、軽くジョギングした

り、のんびり読書したり、考え事をしたりす

るのには絶好の場所かもしれない。

園内には、かつての交通や物資の輸送に

欠かせなかった舟運の河岸場の面影を再現し

たものや五角形の望楼、休憩所、東屋などが

あった。

 房子という人は、金田房子さんなのか。

『西行・兼好の伝説と芭蕉の画賛句』という

ので、ドナルドキーンの奨励賞をもらった

ようだが・・・?



いったん車を取りに戻り、駐車場に預け、

札場河岸公園から百代橋の下へ。

 「みちの日本百選」に選ばれている碑が

凜と建っていた。

そらとみる 群舞アキアカネとおせん公園

2017-08-28 09:38:23 | 日記
平成29年8月28日(月)

そらとみる 群舞アキアカネとおせん公園

 先週辺りから家の近くでは、アキアカネが

群舞している。

 毎日の散歩の楽しみが一つ増えた。


つくつくほうしが
なくころになると
あの ゆうびんの マークが
きっと しらせにきます
金色の空から
もう 秋ですよ・・・・・って

 タイトルは?

そう、「赤とんぼ」

 日本の古来名の「あきつ島」
 
 まどさんの詩だが、まだ8月末なのに、

青梅の里は、ほとんど秋。

 
 暑い夏が大好きな私には、秋が来る度に

感じる侘しさも進入し始めた。

 おせん茶屋で一服したいなあ?

 徒歩で場所を確認し、車をとりに行く。

 ところが、公園の駐車場が見当たらず、

ぐるぐるぐる。

 会館の駐車場は9時開場。

 やっと安心できる駐車場に。

 おせん公園。



 すぐに、河合曽良の勇姿が目に入る。

至極目立つ所に建てられている。





表情にも力強さが滲み出ていた。

裏っ側からも失礼!



その立像の下には、解説板が



芭蕉と曾良の解説板あり



そして、道路の向こう側には、石碑群が。



ひとつは、「草加煎餅発祥の地」の碑



そして、「芭蕉 おくのほそ道 参百年記念」の碑が。



近くの用水は、伝右川。

カヌーで、川をきれいにしている人も二人。





おせん公園と打つと、必ず 「汚染公園」と出る。

汚染されない公園が、続きますように。

川の水もさらに澄んで・・・。







蕉道「おくのほそ道」パートⅡ草加宿: おせん茶屋

2017-08-27 10:14:53 | 日記
蕉道「おくのほそ道」パートⅡ草加宿: おせん茶屋
平成29年8月27日(日)

 歩いていると、生涯を終えた蟬が目につき始

めた。

 アブラゼミが圧倒的に多いが、クマゼミなど

もたまに見かけることもある。

 少年時代の夏の終わりは、蟬や蜻蛉、クワガタ

やカブトムシ等の昆虫採集をきれいに洋服の箱に

並べ、9月の1日に備えていたことも懐かしい!

 さて、まどさんの「セミのうた」

土の中から けさ でてきて
もう セミが うたえている

ならったことも ない
きいたことも ない
とおい そせんの日の うたを
とおい そせんの日の ふしで


たいよう ばんざい ざいざいざい
たいよう ばんざい ざいざいざい

うたは もえて もえて
こずえへのぼり くもへのぼり
くも つきぬけて 天へと のぼり
たいようの てに すくわれて
そのゆびに あそんで ちりこぼれ

きらめきながら
ゆらめきながら
またふるさとの うみやまかわへと
しんしん しんしん まいおりてきて
土の中へと しみとおっていく

とおい しそんの日の なつにも
とおい しそんの日の 天へと
また もえのぼって いきたくて


たいよう ばんざい ざいざいざい
たいよう ばんざい ざいざいざい

 今夏はほんとうに太陽 万歳だ!
きらめき、ゆらめき しんしんだ。

おせん茶屋は、今年の5月17日
 
7:57~に訪問。

 茶屋ではない茶屋の中では、これから

仕事に出る人が迎えを待っているのか、

先客がいた。



 近くに中学校もあるのか、身なりの

清潔な男子中学生が友人を待っている姿

も微笑ましい。

 おせん茶屋公園の説明も整備されていた。



おせん茶屋



近くにはマンションが



おせん茶屋は、町の小さなふれあいの場所。

こんなものも。



さすが草加宿!










 

あること、歩くことがよしと草加宿: 東 福 寺  

2017-08-26 13:15:42 | 日記
あること、歩くことがよしと草加宿: 東 福 寺  

平成29年8月26日(土)

 またまどさんに誘われる。

 つけものの おもし

つけものの おもしは
あれは なに してるんだ

あそんでるようで
はたらいてるようで

おこってるようで
わらってるようで

すわってるようで
ねころんでるようで

ねぼけてるようで
りきんでるようで

こっちむきのようで
あっちむきのようで

おじいのようで
おばあのようで

つけものの おもしは
あれは なんだ


 これは、今の私の在ることと似ている。

Da Sein

 こんな時々を暮らしとしている今、

幸せ感と充足感いっぱいだ。

 「あれは なにしてるんだ」
「あれはなんだ」

という有り様の漬け物石。

「あいつはなんだ。」
「あいつは何してるんだ」
という有り様のわたし。

 二つのありようには何ら変わりなし。
おんなじだよと示唆している。

 そのありようそのものが

尊く、素晴らしいと!!!

 「自分がちょうど自分くらいに自分にして

もらえていること」

に喜びを感じることは、本当に素晴らしい!!

あることと歩くことの素晴らしさを

今日も語ろう。

2017(平成29)年5月17日 7:04~

草加宿: 東 福 寺

を訪問。

 墓石の数や墓石面積の広さに先ず驚いた。

駐車場に車を置き、山門を潜り、

山門



本堂を参拝。



 鐘楼、庭などよく整備され、美感も満たさ

れる。

鐘楼









 この寺は、草加宿の祖である大川図書(おおかわずしょ)

が、1606年(慶長11年)に創建、僧・賢宥(けんう)

が開山したという。

大川図書の墓あり。



 そして、面白いのは、不動明王と御仏の

足形があり、丁寧に説明もされていたこと。





どうも東陽寺と勘違いしたようだ。

 草加宿の案内が丁寧にされていたので、

取り敢えずこの近辺を散策。



 おせん茶屋公園がすぐ見つかった。

 東福寺正門から5分の所にあった。