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貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

あわら市: 総持寺:雨世塚 ①芭蕉翁の石塔へ!

2025-08-18 17:20:34 | 日記
令和7年8月18日(月)
 三時過ぎ、雷と風と雨と雹が
我が町を急襲!
 怒り狂ったようになる雷鳴、
地響きも発生。
 驟雨も今回は有り難いかな!
 終も木も草も花も蝉も
みんな生き返ったよう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あわら市:  総持寺:雨世塚   ①   
<本殿>

 雨夜塚は、
寛延2年(1749)9月に、
旧金津の姫川吟社二世
有隣庵我六が
芭蕉翁の遺徳を慕って、
美濃派四世(岐阜県)の
田中五竹坊が
越前行脚の折、
金津に立ち寄った時に
建てられる。
<雨夜塚入口>

 芭蕉が
「奥の細道」俳句行脚の途すがら、
吉崎から汐越の松をたずねて
金津に着いたのは、
元禄2年(1689)旧暦8月初旬。
 にわか雨に逢って、
総持寺の門前で雨宿り。
 同志が集って旅情を慰めたが、
句会を開く間もなく
晴れ間を待って
松岡へと向う。
 雨夜塚の名も尊い。
<芭蕉翁の石塔>

~つづく。

加賀市全昌寺③芭蕉の弟子自称の久弥の句と他の俳人の句にも!

2025-08-13 16:45:46 | 日記
令和7年8月13日(水)
加賀市全昌寺③
「者勢起塚」
の右側面の句が
次のの写真である。 

 苔生してちょっと
定かではないのが残念! 
 「日本百名山』の著者で
登山家であった
深田久弥さんは
俳人でもあり、

自称芭蕉の弟子だったことは、
前回参拝時に、
初めて知る。 
<久弥(九山)の句碑>
    
 彼の俳号は、
「九山」。
句碑は、   
「翁忌や 
  師をつぐ故に 
   師を模さず」。
 さすが、『日本百名山』の著者。
 そして、
九山の碑には
11首の句が彫られている。  
               
「翁塚 
  たわゝの柿の 
   触るゝかな」。
「句碑並び 
  山茶花の影 
     萩の影」
もいいなあ。
 その他、
流水や木圭の句碑あり。
<流水の句碑>
<木圭の句碑>

 また、
室町時代からの供養塔で、
六つの面を持ち、 
それぞれ持ち物が違う六地蔵と、
<六地蔵>
<六地蔵の説明碑>

その石塔が建立され ている。



加賀市全昌寺②「者勢起塚」碑と曽良の句碑と・・・!

2025-08-12 16:44:15 | 日記
令和7年8月12日(火)
加賀市全昌寺②
<芭蕉と久弥の案内碑>

 曾良も前の夜、
 此寺に泊て、
「終宵 
  秋風聞くや 
     裏の山 」
と残す。
<芭蕉と曽良などの句碑>

 一夜の隔千里に同じ。
 吾も秋風を聞て
 衆寮に臥ば、
 明ぼのゝ空
 近う読経声すむまゝに、
 鐘板鳴て食堂に入。
 けふは越前の国へと、
 心早卒にして
 堂下に下るを、
 若き僧ども紙・硯をかゝえ、
 階のもとまで追来る。 
 折節庭中の柳散れば、
「庭掃いて 
  出でばや寺に 
     散る柳 」
 とりあへぬさまして、
 草鞋ながら書捨つ。」
と記されている。 
 それを
奥の細道碑として建立。
<おくのほそ道碑>
     
 そして、
芭蕉と曾良の句碑
が整備されている。   
 芭蕉句碑は、
正面に「者勢起塚」
右側面に、    
「庭掃いて 
  出でばや寺に 
     散る柳」      
という句が彫られている。
<曽良の句碑>

~つづく。


加賀市: 全 昌 寺 ①五百羅漢堂とおくのほそ道全昌寺の段碑!

2025-08-11 16:19:35 | 日記
令和7年8月11日(月)
加賀市:  全 昌 寺   ①     
<山門>
         
 大聖寺城主・
山口玄(げん)蕃(ば)頭(のかみ)
宗永公の菩提寺で、
金沢藩および
大聖寺藩の御広敷、武士、
町人などの寄進により、
慶応3年(1867)に
完成する。
<本殿>

 釈迦三尊、四天王、十大弟子、 
五百羅漢の総計517体の仏像が
完全に具備され、
京都の仏工・山本茂祐の
仕様書、寄進台帳も現存されている。
<五百羅漢堂>

 元禄2年(1689)
奥の細道の行脚の折、
松尾芭蕉と河合曽良が宿泊。
<奥の細道全昌寺の段碑>

 その部屋は
現在茶室として
復元されており、
境内には句碑もある。    
 『奥の細道』
全昌寺の段では、
「大聖持の城外、
 全昌寺といふ寺にとまる。
 猶加賀の地也。
 曾良も前の夜、
 此寺に泊て、
「終宵 
  秋風聞くや 
    裏の山 」
と残す。
 ~つづく。

山中温泉:⑩芭蕉の小径 私の好きな路地

2025-08-10 16:09:08 | 日記
令和7年8月10日(日)
山中温泉:⑩芭蕉の小径      
 山中座の隣にある
山中老人福祉センター
真向いの
みのわ呉服店脇の路地は、
芭蕉の館へ抜ける
近道となっている。
 この路地は
「芭蕉の小径」
と命名され、
入口に
「芭蕉の小径」
と記した石柱が立っている。
<石柱芭蕉の小径>
 
 私はこういう路地を好む。           
 桃妖の
 「旅人を 
  迎に出れば 
    ほたるかな」 
という句も
好きな一首。 
<桃妖の句 私の好きな一首>