貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

そんな、殺生な!

2017-11-30 08:10:54 | 日記
そんな、殺生な!

平成29年11月30日(木)

 先日、チャッピーの追悼の旅に出た際、

カーナビの案内は、外環を通るコース。

圏央道を通って、目的地まで行くことにした。

 ほとんど案内は紫道。筑波JCで常磐道へ

案内をする。圏央道でもと疑義を挟み、直進。

渋滞情報は出ない。すぐにはまってしまった。

 帰りの案内も、柏からつくばJCの案内は

ない。しかし、圏央道へ直行。

 カーナビは、不案内。

 原因は、カーナビが古いこと。

 地図更新は2年前にしたが、その後の新たに

開通した道は案内不可能。

 早速インターネットで調べたが、地図更新の

機種には入っていない。

 翌日、メーカーに確かめたら、やはり×。

 「そんな、殺生な!?」の気分。

 カーナビの取り替えしか、道はなし。

 殺生石を楽しんで、切り替えることにする。


那須 : 殺 生 石             

2017(平成29)年 6月 2日 7:57~ 

湯泉神社より 道案内 左折



殺生石全景が見事に!

おや、工事しているよ。



結構大がかりだな?教傳地獄付近もだ。



殺生石だ。



全景に近く



牛ヶ首って? 行かなかったが。



御家族は殺生石からこの鳥居を潜って湯泉神社へ。

私は鳥居を潜り、殺生石の方へ下る。



次回へ。




よく眠ったあとは

2017-11-29 08:04:42 | 日記
よく眠った後は

平成29年11月29日(水)

 真っ青の空、15メートル以上にも伸びた

私の影法師、肌を刺す冷気も心地よし!

 最近は、歩行禅を唱えながらの

ウォーキングに変容している。

 昨夜は、9時前にムターのバイオリンを

聴きながら今朝までぐっすり!

 歩いている途中、

 「よく眠った後では蛙でも人間でも

機嫌がよくなる物です。」という話を

思い出す。

 今朝は、その話を振り返ってみること

する。

 その話は、新美南吉の『にひきのかえる』。



 絵は、鈴木靖将さん。ユーモア溢れる絵で、

見事にお話を楽しませてくれている。

 お話は、



で始まる。

 緑のかえると黄色のかえるが畑の中で、

ばったり出くわすのだ。

 挨拶がひどい。

「君は黄色だね。汚い色だね。」と緑蛙。

お返しは、

「君は緑だね。美しいと思っているのかね。」

と。

 相性が悪そう。相手の違いをけなすのみ。

 これじゃ、けんかになってもしょうがない。

 茄子畑だ。

 立派に育ったなすも小鳥も驚き。

 空気も変わる。



 緑の蛙の必殺は飛びかかり、



 黄色い蛙の得意技は、砂かけ。

 けんかの真っ最中、寒い北風がビューと。

 冬ごもりを思い出し、けんかは春まで延期。

 冬は長い。霜柱が立ったり・・・・。



 そして、春がやっと廻ってきた。



 つくしんぼたちも賑やかに!

 最初に目覚めた緑の蛙、

「おおい、起きろ!春だよ。」

とみんなに呼びかける。歓喜の声!

 黄色の蛙の目覚めてくる。



 けんかの決着をつける前に体を洗いに

池にザブーン!


 
 私たちのお風呂と同じだ。

 土を落として気分は一新。

「君の黄色は美しい!」

「君の緑もすばらしい!!」

 とそれぞれのよさを讃え合う。



 そして二匹の蛙は仲良しに!



 個々の良さより不快を呼ぶもののとら

え方や物言い、争いごとの虚しさを南吉は、

いいたかったのだろう。

 分かっていても、日常相手を不快にしたり、

不快に思ってということは繰り返される。

 厭だなと思う相手にも心地よい挨拶や

素直な謝罪で日々を心地よく過ごしたし。

 青空やお日様や花のように!

 今日も気分は晴れ!気分の針はいつも晴れの

処に戻す自助努力もしながら・・・。

那須湯泉神社と芭蕉

2017-11-28 08:08:21 | 日記
那須湯泉神社と芭蕉

平成29年11月28日(火)

 今朝は曇天!

 何となく心も曇天模様。

 早速那須狩りに行くことにした。

那須の湯泉神社。

 神木の気を戴いて、先に進む。

 社殿の手前に、芭蕉の句碑がある。



 そして、その説明が。



 芭蕉は、元禄2年(1689)4月、

この湯泉神社を参拝する。

 その記念句は、

「湯をむすぶ 誓いも同じ

         石清水」 翁

である。

湯泉神社の由緒は、



そして、御礼と祈願の参拝!



近くに、昭和天皇と皇后様の歌碑が・・・。

 お二人とも那須のこの湯泉神社も

お好きだったよう。

 那須岳のことを詠われたよう。



 その説明は。この碑に。



 素晴らしい文字で!



 現皇太子様ご一家も参拝されたよう。



 優しき表情の御神馬も









那須湯泉神社と「生きる」

2017-11-27 08:13:04 | 日記
那須湯泉神社と「生きる」

平成29年11月27日(月)

 「チャッピー追悼の旅」と称し、

霞ヶ浦と柏方面の旅も無事終了。

 霞ヶ浦を小型船をチャーター。

 晩秋の湖上から観る筑波山やタワー、

そして、どこにこんなに、というほど

お目見えのカモメたち。 満喫。



 翌朝、愚息(愛息)の3人で、早朝

健康ランドへ。天然温泉にゆったり!

 朝食セットで、優しくて機転の利く

親切な接客係の女性のお陰で、限度時刻

まで朝食。

 満腹、満足で息子の家で一休み!

 午後3時より予定があるので、お昼前に

柏を出発。

 常総市などの田園地帯と広葉樹の里山と

広大な青空が醸すのんびりした圏央道の

風景を楽しみながら帰宅。

 車嫌いなチャッピーの追悼をした。

 ありがとう、チャッピー!

 安らかにチャッピー!

 そして、奥の細道パートⅡに!

 那須の湯泉神社へ。

平成29年6月2日



この鳥居の手前に源泉足湯がある。

 帰りにつかる。



 一の石鳥居を潜ると、「大和さざれ石」が。



 そして、「見立神社」の鳥居が見える。



その後、見事な水楢の巨樹!



下の説明を読むと、



「御神木 生きる」

と名付けられている。

「活力 生命力 蘇生力等のパワーが

 授けられる」と。

 ミズナラからそれらの気を戴く。

 今朝も元気だ!




久し振りに 白秋を偲ぶ!

2017-11-26 07:51:52 | 日記
久し振りに 白秋を偲ぶ!

平成29年11月26日(日)

 朝刊の日曜版の「名言巡礼」で、

久し振りに白秋と出合う。

 「からまつはさびしかりけり。

 たびゆくはさびしかりけり。」

の詩の一節に目が釘となる。

 タイトルは「安寧得て気づいた美しさ」

となっている。

 「悲惨な曲折を経てやうやうに辿りついた」

と「水墨集」の後書きに記されているという。

 白秋36歳。

 その年の春、終生の妻となる菊子をめとり、

人生の喜びや楽しさを感じ取る白秋がいる。

 今朝は、久し振りに、白秋の「落葉松」を

味わうことにした。

 落 葉 松 (からまつ)


 1 からまつの林を過ぎて、
   からまつをしみじみと見き。
   からまつはさびしかりけり。
   たびゆくはさびしかりけり。

 ※浅間の落葉松林をひとり歩く。
  晩秋の寂しさは、落葉松の美しさと
  さびしさをしみじみと・・・・。
  人生という旅も同じようだ・・・。

  2 からまつの林を出でて、
   からまつの林に入りぬ。
   からまつの林に入りて、
   また細く道はつづけり。

  3 からまつの林の奥も
   わが通る道はありけり。
   霧雨のかかる道なり。
   山風のかよふ道なり。
 
 ※落葉松林の奥へ奥へ。
  私が通る道がある。
  この道は霧雨がかかったり、
  浅間の風が吹き抜けたり・・・・。
  落葉松林の自然とともにある。

  4 からまつの林の道は
   われのみか、ひともかよひぬ。
   ほそぼそと通ふ道なり。
   さびさびといそぐ道なり。

  5 からまつの林を過ぎて、
   ゆゑしらず歩みひそめつ。
   からまつはさびしかりけり、   
   からまつとささやきにけり。
 
 ※ 落葉松のさびしさと私のさびしさを
   囁き合い、共感しつつ同化したり・・・。


  6 からまつの林を出でて、
   浅間嶺にけぶり立つ見つ。   
   浅間嶺にけぶり立つ見つ。
   からまつのまたそのうへに。

  7 からまつの林の雨は
   さびしけどいよよしづけし。
   かんこ鳥鳴けるのみなる。
   からまつの濡るるのみなる。
  
  8 世の中よ、あはれなりけり。
   常なけどうれしかりけり。
   山川に山がはの音、
   からまつにからまつのかぜ。

 ※ 無常のこの世なれど、
   落葉松林をひとり歩き、
   落葉松と囁きあったり・・・。
   山川の流れる音も心地よく、
   落葉松林の落葉松の風を感じとったり・・・。
   自然と一体となり、幸福感に浸ることができた。


≪落葉松≫の初めには、

 「 落葉松の幽かなる、その風のこまかに

 さびしく物あはれなる、ただ心より心へと

伝ふべし。また知らむ。

  その風はそのささやきは、また我が心の

 心のささやきなるを、読者よ、これらは声に

 出して歌ふべききはのものにあらず、

 ただ韻(ひびき)を韻とし、匂を匂とせよ。

 
「韻を韻とし、匂いを匂いとし、感じて下さい。」

 というのもいいなあ!

  
霞ヶ浦を照らす太陽



小型船の造形美と







筑波山も映える



カモメもいっぱい集まる!