貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

江東区: 深川の萬年橋 ケルンの眺め!

2024-05-31 09:49:25 | 日記
令和6年5月31日(金)
江東区: 深川の萬年橋  
      
    深川萬年橋でちょっと休憩。

 いろいろな資料がたもとにあり。

 ドイツのケルンの眺めに
似た橋を架けたようだ。
 ケルンを想像しながら、
眺めるとまた違った趣がある。

 川沿いを歩くとすぐ近くに
目的地の展望庭園。

 川沿いの階段を上がると、
庭園だ。

 丁度開園時刻で、
女性の方が、
「今開けますよ。」
と声をかけてくれる。
 「毎朝夕の開け閉めで、
○年になります。」
 後でわかったのだが、
芭蕉記念館にお勤めの方で、
自転車で開閉に来ておられるのだ。
感謝あるのみ!


江東区: 長 慶 寺 芭蕉墓句碑と時雨塚!

2024-05-30 10:06:11 | 日記
令和6年5月30日(木)
江東区: 長 慶 寺   
 深川孫右衛門夫妻より、
越後村上の霊樹山耕雲寺二三世
一空全鎖大和尚を開闢開山に勧請。
<山門>

 当山二世大事不安大和尚布延する。
 古来、楠の老木が林立していたので
「楠寺」とも呼ばれる。

 また、開創より31年後、
万治3年(1660)、
時の本所奉行徳山五兵衛の差配
により寺地が除地となり、
徳山家を中興開基とする。
 この寺には
亀戸天神の宮司大鳥居家の墓がある。
 言い伝えによると、
亀戸天神の初代と長慶寺の初代が
共に同じ時期に江戸で布教、
互いに励まし合い、交流している。 
<本殿> 
     
 その縁で、
この寺に亀戸天神の宮司の墓がある。
 元禄7年(1694)に
芭蕉が難波で亡くなったのを聞き、
江戸の門人杉風・其角等が
翁を江戸で弔うため、
この寺に落歯・発句を埋め、
「時雨塚」を造る。
<時雨塚>

 後に、其角や嵐雪等の碑を建立。
 芭蕉の碑を含めて、
宝晋斎其角墓・玄峰嵐雪居士・
松籟庵太無居士・二世松籟庵霜後居士
・麦林舎乙由居士・守黒庵眠柳居士の
石碑があったという
       (「東都古墳志」)。
<芭蕉・桃青の墓句碑>

 この時雨塚、
もしくは短冊塚は戦災で損傷し、
現存するのは台石のみであるという。
<時雨塚説明板>



江東区: 臨 川 寺 仏頂禅師との交流と深川芭蕉通り!

2024-05-29 10:56:28 | 日記
令和6年5月29日(水)
江東区: 臨 川 寺                            
  延宝8年(1680)
深川に移り住んだ芭蕉は
二歳年上の仏頂禅師の人柄に
感服し、足繁く参禅するようになる。
<臨川寺>

  芭蕉庵と呼ばれた草庵が、
臨川庵とほんの五百メートル程の
距離。
 往来しやすく、
二人の交流は更に深まる。
 この頃の芭蕉庵は
新しい俳風を模索する一門の拠点。
 また、「桃青」から「芭蕉」と
号を改めたのもこの頃。    
 禅味が加わった芭蕉の作風は、
従来見られなかった高い精神性を
俳句の世界にもたらし、
文芸としての価値を
世間に知らしめることになる。
 臨川寺には
「玄武仏碑」をはじめ、
<玄武仏師の説明>

「梅花仏碑」
「墨直しの碑」

「芭蕉由緒の碑」  
                                 等の石碑が残され、

芭蕉ゆかりの寺として知られている。
 懐かしさも手伝い、
町並みも愉しむことに・・・。



江東区: 清澄庭園 庭園名石・芭蕉句碑を堪能!

2024-05-28 10:25:04 | 日記
令和6年5月28日(火)
江東区: 清澄庭園   
    
 過日訪れた所は、
清澄公園だったということ
が清澄庭園入口に来て初めて分かる。
(あれだけ変貌するとは?)
と気にしていたら、やっぱし勘違い。
 一安堵! 
 当時確か入場料を払って
入った記憶もあった…。

 この庭園は、
泉水、築山、枯山水を主体とした
「回遊式林泉公園」だ。
<回遊式林泉池>

 江戸時代の大名庭園の造園手法。
 江戸の豪商紀伊國屋文左衛門
の屋敷跡ともいわれている。 
<紀伊国屋文左衛門の屋敷跡>

 明治になって、
岩崎弥太郎が荒廃した
この邸地を買い取り、
社員の慰安や貴賓を招待する所
として、全国から名石も取り寄せ、
完成させる。
<伊豆の石>

 昭和になって、
東京都の名勝に指定される。
<太鼓橋>

 三つの中島を配した池は
本当に広く、水面に、
島や数寄屋造りの建物、
そして樹木の陰を映し出しているのも
楽しみの一つ。
<数寄屋造りの建物>

 十数名の植木屋さんが手入れの最中。 
 当初は隅田川から水を引いていたが、
現在は雨水でまかなっているらしい。 
<中之島の黒松>

 伊豆の磯石、
紀州の青石、佐渡の赤石、
讃岐等の御影石等、
名石も楽しめる庭となっている

 案内表示も丁寧で、
芭蕉の句碑はすぐに見つける
<芭蕉句碑案内板>

ことができる。
 芭蕉の句は、 
「古池や       
  かはづ飛び込む       
     水の音」 
<芭蕉句碑>



仙台堀川の水辺の散歩道③象潟から大垣へHYKE完歩!

2024-05-27 10:10:06 | 日記
令和6年5月27日(月)
仙台堀川の水辺の散歩道③
 おくの細道はいよいよ秋田へ。
 十一番目の句は、
象潟での句。       
「象潟や 
  雨に西施が 
    ねぶの花」

 十二番目の句は、
出雲崎での句。    
「荒海や 
  佐渡によこたふ 
      天河」

 十三番目の句は、
倶利伽羅峠での句。                      
「わせの香や 
   分入右は 
     有磯海」

 十四番目の句は、
色の浜での句。
「寂しさや 
  須磨にかちたる 
     浜の秋」  

 十五番目の句は、
山中温泉での句。                        
「山中の 
  菊はたおらぬ 
    湯の匂い」 
                        
 十六番目の句は
敦賀での句。
「名月や 
  北国日和 
     定なき」

 十七番目の句は、
小松那谷寺での句。
 「石山の 
   石より白し 
     秋の風」

 十八番目の句は、
大垣での句。    
「蛤の 
  ふたみにわかれ
      秋の風」

おくの細道HYKE散歩の完歩となる。