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貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

山形市: 山寺芭蕉記念館  芭蕉と曽良と市民の句!

2025-03-31 14:21:05 | 日記
令和7年3月31日(月)
山形市: 山寺芭蕉記念館  
<芭蕉常設展あり>
   
 芭蕉が
「奥の細道」の旅で
山寺を訪れてから三百年目、
と同時に
山形市ができてから百周年を記念して、
平成元年に建てられたのが、
この「山寺芭蕉記念館」。
<山寺芭蕉記念館>

 記念館では、
芭蕉に関する文書や映像などを
観賞。
 芭蕉の真筆のものもあり。
 入口に芭蕉の同じ句が三種類。
<芭蕉の句碑と色紙と表具>
<表具>

<句碑>
<色紙>

「閑かさや 
  岩にしみ入る     
     蟬の聲」
 句の味が
ちょっと薄れていく感じが
しないでもない。
<芭蕉と曽良>

 着物姿の
ボランティアの説明の婦人が
待機されていたが、
ちょっとタイミングを外し、
説明を聞く機会を逃す。
 外には、
句碑が林立し、
樹木と一緒に並列している。
<市民の句碑>

 17文字のシンフォニー
というより、
小さな石碑のシンフォニー
という感じ。


山形市立石寺⑧j慈覚大師と布袋様と山口素堂と語らう!?

2025-03-30 14:17:55 | 日記
令和7年3月30日(日)
山形市立石寺⑧
 百丈岩の上に立つ開山堂は、
立石寺を開かれた慈覚大師の御堂。
<開山堂>
 この御堂が建つ
崖下にある自然窟に
大師の御遺骸が金棺に入れられ
埋葬されている。
<修行の岩場説明>

 御堂には
大師の木造の尊像が
安置されており、
朝夕、食飯と香が絶やさず
供えられ護られているという。
<釈迦ケ峰>

 向かって左、
岩の上の赤い小さな堂は
写経を納める納経堂で、
山内で最も古い建物。
<開山堂と納経堂>
 また、
ここより向かって
右上には五大明王を奉る五大堂。
舞台造りのこの御堂からは
山寺を一望でき、
絶景を大いに楽しむことができる。
<五大堂からの絶景>

  根本中堂で御朱印もいただき、
布袋様のお腹も感謝を込めて撫でる。
<根本中堂の布袋様>

<出羽国山寺総鎮守日枝神社>

 途中、
山口素堂の歌碑にも出合う。
<山口素堂の歌碑>

「ほろびゆくもの 
  美しき遠き世の 
   供養の文字乃 
    苔にやつるも」


山形市立石寺⑦奥の院・大仏殿そして行在所から臨む里の風景

2025-03-29 15:44:02 | 日記
令和7年3月29日(土)
山形市立石寺⑦
 山寺・立石寺の
奥の院と大仏殿。
<奥の院>
<大仏殿>

 山寺の一番奥に位置する。
 正面右側が奥の院、
 左側が大仏殿。  
<日本三大灯籠の一つ>
 
 奥の院には
慈覚大師が中国で修行中に
持ち歩いた釈迦如来と
多宝如が本尊となっている。

 御朱印は、
「如法堂」となっている。
 重文の「三重小塔」が
巌の中に祀られている。
<三重の小塔>


 朱塗り。
 そして下ることにする。
「おびんずる様」を撫でて、
行在所からの下界の風景を堪能し、
修行の岩場を臨む。
<是も修行の洞>

<行啓山寺記念殿(行在所)>
<行在所から臨む里>

 「釈迦ヶ峰」と呼ばれ、
危険極まりない岩場を通り、
お釈迦様の御許に至る行場である。
 出世や欲望からの解放
または解脱を志す修行者が、
岩場から転落したことも
少なくなかったと伝えられている。


山形市立石寺⑥弥陀洞の丈六の阿弥陀如来は?そして仁王門!

2025-03-28 14:55:24 | 日記
令和7年3月28日(金)
山形市立石寺⑥
<『おくのほそ道』山寺の頂碑>

 蝉塚をじっくり楽しんだので、
先を急ぐことにする。
「丈六の阿弥陀如来を
 見ることができると、
 幸福が訪れる」
という「弥陀洞」に到着。
<弥陀洞>

 凝灰岩と風雨と時のなせる
宗教文化?       
 「丈六」とは、
「1丈6尺」のこと。
 約4.8メートルの高さ。
 長年にわたり
修行僧などがこつこつと
彫り物をし、
今は阿弥陀如来を見つけることは
難しくなっているようだ。 
<此の洞も修行洞>
             
 そして、仁王門に到着。
<仁王門真下から>

 大きく口を開けた洞も見事だし、
仁王門を見上げると
その素晴らしさもわかる。
<仁王門>

 ここは、
何度参拝しても飽きることはない。
 四季折々の素晴らしさが、
修行の助けとなっているのだろう。  



山形市立石寺⑤蝉塚の芭蕉句碑は「静かさや・・」!

2025-03-27 16:13:06 | 日記
令和7年3月27日(木)
山形市立石寺⑤
 修行者の参道を少し登ると、
可愛い風車が目にとまる。

 可愛い地蔵さんが祀られている。
「端午の地蔵」かな。
 そして、
四寸道を上って、
もう一つの目的の
「せみ塚」
に到着。 
<蝉塚>
            
 蝉塚にある芭蕉句碑。
 蝉塚は、
俳人壷中(こちゅう)を中心とする
俳諧仲間が、
宝暦元年(1751年)、
芭蕉が書いた短冊を埋めて
石碑を建てた処。
<芭蕉の石碑。

 碑表に「芭蕉翁」
側面に、       
「静かさや 
  岩にしミ入 
    蟬の声」 
の句が刻まれている。
 蝉塚は
当初山門の傍らに築かれたが、  
後になって現在の地に。
 蝉塚の石碑に彫られた
「静さや」の「静」の字は、
この碑以外では見られない。
 貴重といえば貴重!