貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

今日用と今日行く!

2018-03-30 08:25:04 | 日記
今日用と今日行く!

平成30年3月30日(金)

 83歳を超えた料理研究家が、先日、

テレビで話していた。

 若さの秘密は、「きょうようときょういく」。

教養と教育は、老いても若くても必要。

豊かな生涯をおくる必須の要件。

 どうも「今日用を自分でつくり、今日それを

達成するために今日行くこと。」のよう?

 自分のモットーで解釈した。

 夏日に近い。

 桜は満開。話題になって、30分後、出発。

家内とお花見ハイク!

 今朝一枚の花びらも舞い散っていなかったのに、

11時には散り始めていた小作の堰の桜。



 散る桜 残る桜も 散る桜かな

 多摩川の向こうの山には、もう山桜が満開!



 阿蘇神社近くの桜も見事!

 水と桜と青空と人との調和。



 阿蘇神社近くの花壇では、ユキヤナギも

「私の満開もすごいでしょ!」。

雪が積もったみたい。



チューリップ畑にも早咲きのチューリップたちが

高らかに唱っている。











そして、いちめんの仏の座。

こんなのは初めて。

 女性二人が、「ほとけのざよ」と、感動の声。

 よく見れば、お一方はよく知っている人。

数年ぶりの再開となる。





「チューリップ畑に協力しない方たちも・・・。」

という話。高齢になって、恒例にならず?

 球根を植えないと、ほとけのざの群生。

「でも、これもみごと!」



 そして、多摩川の土手を歩く。

花見客で賑わっている。

 若い枝垂れ桜も見事。





 そして、三春の滝桜の孫?

 数年観ていなかったら、こんなに大きく、

たくましく、美しくなっている。



見事な咲きっぷり!



 そして、羽村の堰へ。

つづく。



  





 

花祭と後の祭

2018-03-29 08:40:44 | 日記
花祭と後の祭

平成30年3月29日(木)

 朝戸開けは、私の仕事。

 これは楽しい!

 「おっ、今朝は!」

というのが、先ず感じること。

 そして、すうっと風が入る。

朝戸風だ。

 ちょっとした心地よい侵入者。

 部屋の空気も雰囲気もあっという間に

変わる。

 「さあ!」という気持ちが湧き上がる。

 「灌仏の 御指の先や 暮の月」(一茶)

 日暮れ時に、空高くかかるのは上弦の月。

旧暦8日の月。

 そういえば、4月8日。

 幼い時よく甘茶をもらいに神宮寺へ行ったな。

 花祭だったことを思い出す。

 灌仏会を仏生会とか花祭と呼んでいたらしい。

 ひょんな時にひょんな事を思い出すものだ。

 朝戸風の所作かな?


そして、後の祭の話。

白石市: 定 光 寺   

2017(平成29)年6月5日 11:18~



定光寺拝殿 参拝





石碑あり。ちょっと読み取れず。



四百年記念童子碑あり。




 諏訪神社へ行くべき所を、勘違い

して、定光寺を参拝。

芭蕉句碑は見当たらず。

諏訪神社にあると、後でわかる。

下調べをもう少し丁寧にやるようだと

反省!これもご愛嬌のひとつ?

 でも、後の祭かな。

もうすぐ開き明け

2018-03-28 08:43:45 | 日記
もうすぐ開き明け

平成30年3月28日(水)

 もうすぐエープリル。4月だ。

 ラテン語では「アプリル」。

「開く」という意味があるそう。

 今朝の羽村の桜は開花より一週間弱で、

満開。



そして、多摩川の中島では、若草色が栄える。



 4月は「開き明け」だ。

 置いてけぼりにならないように

我が心身も自然にのって・・・!!!


 今朝は、白石神社参拝へタイムスリップ!

白石市: 白石神社   

2017(平成29)年6月5日 10:18~



 この神社の由緒があればと思う。

 石碑には、「あまたの武将通りたる」

と記されている。

 ご婦人がひとりきれいに掃除されて

いた。

 武将のみならず、あまたの人が参拝

されているのだろう。



駐車場から「城来道」(シロクロード)

として整備されているのもユニーク。



 白石公園を満喫した。

春なれや

2018-03-27 08:21:53 | 日記
春なれや

平成30年3月27日(火)

「春なれや 名もなき山の 薄霞」

伊勢から奈良に出る途中の芭蕉の句。

(甲子吟行)

※ 春なれや・・・もう春だなあ。

 野ざらし紀行などでは、

「春なれや 名もなき山の 朝がすみ」

 朝霞を「薄霞」に改められた。

 あっという間に、春爛漫も近し!

 羽衣椿も馬酔木もぼけの花もこれ見よがしに

真っ盛り!







 今春は、花粉も元気いっぱい。

 お蔭で、私は、マスクなど防備しての

外出となる。

 さて、白石公園にタイムスリップ。



  芭蕉の句は、

「奥の細道」出発直前に大垣で詠まれた

「かけろふの 我肩に立 かみこかな」

であった。  

※ 元禄2年仲春7日の作。

  紙衣・・渋紙で作った粗末な防寒衣。

 冬のまま着込んだ紙子の肩に、ふと気がつくと

 陽炎がゆらいでいる。さすがに春だという意。



 虚子の句は、

「羽と陸と 併せて蔵王 夏の山」 。



 地元出身の 「鈴木綾園の句は、

「行秋の 山風あらき 籬(まがき)哉」



 もう一人の松窓乙二さんの句は、

「栗まくや わすわすの山 西にして」

であった。

白石城はどこから見てもきれい!

松の間からも楽しめた。







芭蕉の桜

2018-03-25 09:06:21 | 日記
芭蕉の桜

平成30年3月25日(日)

 昨日開花した小作の堰の桜は、

今朝はこんなに!!





 今日からの気温予想では、青梅の桜も

開花し、終末には見頃になるかな?

 今日は、芭蕉の桜の句に注目することにする。

 20年ぶりに、故郷に戻った芭蕉が盛りの桜を

眺めて・・・・。

「さまざまな事 おもひ出す 櫻かな」

 私たちも幼い時から櫻への思いはある。

 入学式から一学年上がるという始業式など

桜の盛りと同じだった。

 桜の枝で刀を作って樺細工の刀剣ごっこ・・・。

 ふるさとでの思い出、さまざまに。

 そして、二句目。

「命二ツの中に 生たる 櫻哉」

 滋賀県の甲賀の水口(みなくち)。

 弟子で友人の服部土芳との20年ぶりの再開。

 二人の命があっての再開の歓びにつつまれ

ている丁度その時、櫻が生き生きと花盛り!

 桜は、出会いの象徴!?

 3句目。

「春の夜は 櫻に明(け)て 仕廻(しまひ)けり」

 模糊たる朝霞の中に、櫻が浮かび出て、

終に夜がすっかり明けてしまったという意かな。

 
 そして、桜の時期に江戸の深川を出立。

奥の細道行脚の旅。

 三ヶ月後。

「櫻より 松は二木を 三月越シ」

 武隈の松に見とれる芭蕉がいる。