貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

小春日は小六月

2018-11-15 08:33:51 | 日記

小春日は小六月

平成30年11月15日(木)

小春日の 空の青さに くもかくれ

           貢人

己がこころ 手にのせてをり 小六月

           森 澄雄

 ここは「出雲崎宿」。

 出雲崎は新潟県のほぼ中央。

 良寛生誕の地として幾度となく、

訪ねている。

 新潟景勝百選1位当選の地でも

ある。

 出雲崎漁港が見下ろせる所に

妙福寺がある。

 狭い路地を入っていくと,階段上に

妙福寺山門が見える。

 ここには、有名な俳諧伝灯塚がある。

 階段を踏みしめ、参拝!

 左右の門柱に,何か刻まれている。

 先ず参拝!

 出雲崎は、芭蕉が奥の細道で 

「荒海や 佐渡に横たふ 天乃河」   

の名句を詠んだ場所といわれて

いる。

俳諧伝灯塚

  その後、芭蕉門下2世東華坊、

3世盧元坊もこの地を訪ね、3代に

わたる俳人が当地で句を詠むことに

なったという。

 芭蕉の句の他、刻まれている

句は、

「五月雨の 夕日や見せて 出雲崎」

            東華坊

「雲に波の 花やさそうて 出雲崎」  

            盧元坊

 その説明。

 百日草もきれいに!

出雲崎の湊

 帰りの道も何となく風情がある。

 特に大きな瓦屋根の山門から見る

階段風景も何となく心躍った。