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ロバート・アルドリッチ監督『特攻大作戦』

2023-03-15 09:46:28 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督の1967年作品『特攻大作戦』をDVDで再見しました。

 サイト「ウィキペディア」の「あらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「アメリカ陸軍のライズマン少佐(リー・マーヴィン)は破壊工作の専門家として戦地を渡り歩いていたが、独断専行が過ぎて待機を命じられてしまい、新たな任地も決まらない状態だった。そんな中、イギリス先遣アメリカ陸軍(ADSEC)のウォーデン少将(アーネスト・ボーグナイン)からノルマンディー上陸作戦に先立ち、ドイツ国防軍の高級将校たちが集う保養所を襲撃して指揮系統を混乱させるように命令される。「作戦に従事する者は在イギリスのアメリカ陸軍刑務所に収監された犯罪者の中から選出するように」という指示にライズマンは不満を抱くが、ウォーデンの命令で仕方なく12人の囚人を選び出し、罪を帳消しにする条件で作戦に従事させる。囚人たちは隔離された場所で訓練を行うことになったが、脱走を図る者や厳しい訓練に辟易とする者が出るなど士気は上がらず、監督する憲兵隊のボーレン軍曹(リチャード・ジャッケル)やモーガン伍長も苛立ちを見せていた。しかし、囚人たちは厳格なライズマンへの反発をきっかけに団結するようになり、ライズマンも反発心を利用して囚人たちを作戦遂行に耐え得るような部隊に鍛え上げていった。
訓練を通して次第に連帯感を増す囚人たちに満足したライズマンは、訓練終了日に労いとして訓練地内に娼婦たちを呼ぶが、ライズマンを毛嫌いする第101空挺師団のブリード大佐は、翌朝に手勢を率いて訓練地を制圧する。ブリードは囚人たちを問い詰めるが、外出先から戻ってきたライズマンに不意を突かれ、武装解除させられ追い出されてしまう。ブリードは腹いせに「囚人たちの練度は低くて役に立たない」とウォーデンに報告して作戦を中止に追い込もうとする。ライズマンもウォーデンに直談判するが議論は平行線を辿り、ウォーデンの幕僚であるアンブラスター少佐の提案で、近日中に行われる予定の軍事演習にライズマンの部隊を参加させ、その場でブリードの部隊と競わせて実力を証明させることになった。軍事演習の当日、囚人たちは負傷兵に扮してブリードの指揮所に紛れ込み、後から駆け付けた救護兵に扮する別動隊と共に指揮所を占拠して、ウォーデンとブリードに自分たちの実力を認めさせる。
いよいよ作戦が決行され、囚人たちはライズマンとボーレンに伴われてフランス領内へ落下傘降下する。隊員ヘミネスが樹木に引っかかって事故死し、残りの隊員たちはドイツ軍が保養所として使っている城館に潜入する。ドイツ軍将校に扮したライズマンと隊員ウラディスロー(チャールズ・ブロンソン)は邸内から部隊を手引きするが、訓練中から「精神破綻者」と指摘されていた隊員マゴット(ジョン・カサベテス)が、ドイツ軍将校が同伴した女性を殺し、さらに味方の隊員に向かって銃を乱射したため作戦に障害が出てしまう。マゴットは味方によって射殺されたが、ドイツ軍将校たちは地下の倉庫に逃げ込んでしまい、周辺のドイツ軍も騒ぎを聞きつけて屋敷に急行する。ドイツ軍との銃撃戦の中で隊員たちは次々に死んでいき、ライズマンは地下への通気口に大量の手榴弾とガソリンを仕掛けて、ドイツ軍将校たちを屋敷ごと爆殺する。作戦は成功して連合軍は予定通りにノルマンディーに上陸するが、挺身隊の中で生き残ったのは満身創痍のライズマン、ボーレン、ウラディスローの3人だけだった。そして作戦成功に対する褒賞として、ウラディスローは放免、死んだ11人の囚人たちは名誉回復となった。」

 この映画でも画面転換ではオーヴァーラップが多用されていました。

ロバート・アルドリッチ監督『何がジェーンに起ったか?』

2023-03-14 11:01:59 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督・製作の1962年作品『何がジェーンで起こったか?』をDVDで再々見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の一部加筆修正させていただくと、
「1917年」の字幕。ヴォードヴィルの舞台で人気を博すジェーン・ハドソンは6歳でした。同世代の子供もその公演を見に来るなど、スターとして脚光を浴びていました。そして、その舞台姿を暗い顔で見つめるブランチ・ハドソン。彼女はジェーンの姉です。父親は大金を稼ぐジェーンばかりチヤホヤするため、ブランチはすっかりいじけていました。「1937年」の字幕。姉妹が成長し、映画に進出した結果、ブランチ(ジョーン・クロフォード)のほうが実力派の女優としてスターに。そしてジェーン(ベティ・デイヴィス)の主演映画は失敗し、立場は逆転してしまいます。落ちぶれたジェーンは仕事もなくなり酒浸りになります。
 ある夜、パーティから帰ってきたブランチとジェーンの2人は自動車事故を起こします。スターだったブランチはその事故で下半身不随に。ジェーンだけが目立つ傷もなく無事でした。ゴシップ紙では、この事故はスターである姉に嫉妬したジェーンの仕業ではないかと報じられます。真実は分かりません。スターとしてのプライドを保つためもあって、ブランチは華やかな表舞台から去り、隠遁生活を送ることに。そしてジェーンがその世話をすることになります。何年もの年月が経ちます。ずっと2人きりの生活が続きますが、映画で成功できなかったジェーンは、華やかだったブランチへの嫉妬が今も温存しています。自分がいなければ何も出来ないブランチへの嫌がらせを始めるようになります。
 ブランチの飼っている小鳥を殺し、それを昼食に出したり、ネズミを食べさせようとしたり、ジェーンの異常性は見る見るうちにエスカレート。ブランチは自分の身の危険まで感じるようになります。ブランチが自分に隠れて、かかりつけの医者に助けを求める電話したことを知り、ジェーンは激怒。ブランチをベッドにくくりつけて部屋に監禁します。ついには、その監禁に気づいた家政婦のエルヴァイラ・スティットをハンマーで殺害してしまいます。ジェーンはいつか再び芸能界に復帰したいという願望があり、売れないピアニストだったエドウィンを雇っていましたが、その彼にもブランチ監禁のことを知られたジェーンは、ブランチを連れて屋敷を捨てて逃亡。家政婦の死体もみつかって、ジェーンは指名手配となります。
 監禁されたせいで息も絶え絶えになっているブランチは、死を予感して昔の事故の真相をジェーンに語ります。実はあの事故はブランチの方がジェーンを轢き殺そうとして起こしたものだったのです。パーティでのジェーンの態度を恨んでのことでした。結局はジェーンが無事でブランチが自業自得で半身不随になってしまいました。ジェーンは酔っていたため、自分の行動の記憶がなく、自分が姉を殺そうとしたと思い込んでいたのです。真相を知っても気の触れたジェーンは穏やかなままです。やがて警官が来てジェーンを逮捕しようとすると、まるで子供のように軽やかなダンスを始めるジェーン。ブランチは瀕死状態のところを救出されるのでした。」

 この映画でも場面転換ではオーヴァーラップが使われていました。

ロバート・アルドリッチ監督『ガン・ファイター』

2023-03-13 07:44:24 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督の1961年作品『ガン・ファイター』をDVDで観ました。

 サイト「映画ウォッチ」の一部加筆修正させていただくと、
「メキシコ。保安官のダナ・ストリブリング(ロック・ハドソン)は、妹の夫を殺した流れ者のカウボーイのブレンダン・“ブレン”オマリー(カーク・ダグラス)の行方を追っていました。そのオマリーはメキシコ国境付近に牧場を構えるジョン・ブレッケンリッジ(ジョセフ・コットン)の元を訪れていました。
 あいにくジョンは不在であり、代わりにジョンの妻ベル(ドロシー・マローン)と娘メリッサ(キャロル・リンレイ)がオマリーを出迎えました。実はベルはオマリーのかつての恋人でした。オマリーは牧童頭のミルトン・ウィング(レジス・トゥーミー)から町で人を捜している男がいたことを告げられました。その夜、オマリーはベルと寄りを戻そうとしますが、ベルはジョンのことも考えて自制しました。
 翌日、ジョンが牧場に戻ってきました。ジョンはこの地を捨てて一家と共にテキサスへの移住を考えており、1000頭の牛を連れて行くための人出が必要だったのです。そのことを聞いたオマリーは、牛の5分の1とベルをもらうという条件で手伝うと持ち掛け、話半分に聞いたジョンもオマリーを雇うことにしました。
 ストリブリングはオマリーに追いつき、彼に逮捕状が出ていることを知らせますが、この場ではオマリーを逮捕することができません。余裕の表情を見せるオマリーに、ストリブリングはテキサスに着いたらオマリーを逮捕することにしてジョンに雇われることにしました。ストリブリングはベルに、オマリーは危険人物だと警告しました。
 翌日、ジョン一行はテキサスを目指して牧場を出発しました。途中でトレス・サントスの町に立ち寄ったジョンでしたが、いつまで経っても帰ってきません。ストリブリングはジョンの様子を見にオマリーと共に町に向かいますが、元南軍兵士だったジョンは同じ元南軍兵と酒場でトラブルとなって侮辱され、射殺されてしまいます。一行はジョンを埋葬し、引き続き旅を続けました。
 ストリブリングの妹はオマリーに夫を殺された後に首吊り自殺を遂げていたのです。そのことを恨み続けてきたストリブリングはオマリーに殴りかかりますがベルに制止されました。ストリブリングはこの時ベルに惹かれ始めており、彼女に自分を頼って欲しいと告げました。
 翌日、一行の前にジョンに雇われたというフランク(ネヴィル・ブランド)とエド(ジャック・イーラム)のホッブス兄弟とジュルスバーグ・キッド(ラッド・フルトン)いう三人組が現われました。一行は三人を仲間に入れて旅を続けますが、キッドはベルをさらって売り飛ばそうと考え、彼女に近づこうと目論んでいました。その日の夜、オマリーのベルへの変わらぬ想いを知ったストリブリングはベルに結婚を迫りました。
 翌日、オマリーはその場に現われた先住民を射殺してしまい、一行は襲撃の危機に見舞われましたが、ストリブリングは先住民の仲間たちにオマリーの受け取る分の牛を渡すことでその場を収めました。その後、かねてから牛を奪うつもりだったホッブス兄弟とキッドがベルとメリッサに襲い掛かり、ストリブリングとオマリーはホッブス兄弟とキッドを倒してベルとメリッサを助けました。オマリーの目には、ストリブリングがベルを助けたことで彼女の愛を手に入れてしまったかのように写りました。
 目的地が近づき、一行は野営地でパーティーを開くことにしました。メリッサはかつてベルが着ていた思い出のドレスに身をまとい、その光景にオマリーは思わずベルの面影を見て驚いてしまいます。メリッサはオマリーに想いを伝え、オマリーも彼女の愛を受け入れようと決心しました。
 翌日、ストリブリングとオマリーは目的地で仕事を終えた後の夕暮れ時に決闘で決着をつけることにしました。ベルはストリブリングにかつて自分はオマリーと愛し合っていたことを明かし、オマリーの助命を嘆願しましたがストリブリングは聞き入れませんでした。ベルはオマリーに逃げるよう説得、メリッサは実はオマリーの娘であることを明かしました。深く衝撃を受けたオマリーは動揺を隠せず、メリッサにもし自分が死んだら他の男と結ばれるよう伝え、夕陽が沈んだら二人で旅立とうと約束しました。
 そして夕暮れ、ストリブリングとオマリーは決闘の場に向かいました。ベルやメリッサが駆け付けた時には既に勝負はついていました。オマリーを倒したストリブリングは、彼の愛用の銃に弾が入っていなかったことに気付きました。メリッサはオマリーの遺体を抱き寄せて涙しました。」

 すべての場面転換にオーヴァーラップが使われていました。

ロバート・オルドリッチ監督『悪徳』

2023-03-12 14:50:54 | 日記
 ロバート・オルドリッチ監督の1955年作品『悪徳』をDVDで観ました。

 DVDのケースに書いてある解説を転載させていただくと、
「1919年にブロードウェイで初演されたクリフォード・オデッツ原作の同名舞台劇をジェイムズ・ボーが映画用に翻案し、反骨の映画人ロバート・アルドリッチが演出を手掛けた秀作。アルドリッチ自身が独立製作し、痛烈なハリウッド批判をそのストーリーの主軸に据えた本作は、当初あらゆるメジャー・スタジオに配給を断られ、最終的にユナイテッド・アーティスツが配給を手がけることになった。撮影は1955年4月25日から、約15日間かけて行われている。
 舞台となるのは「ハリウッドのスター俳優チャールズ・キャッスル(ジャック・パランス)の豪邸。チャールズはマリオン(アイダ・ルピノ)との離婚の危機に瀕しており、ゴシップ・コラムニストが彼の私生活を嗅ぎ回っている。マリオンは夫がハリウッドの大物製作者スタンリー・ホフ(ロッド・スタイガー)と契約更新し、虚飾に満ちた世界と実のない仕事に再び長時間縛りつけられることに反対していた。自信理想主義者で友を失いたくないチャールズは、自宅を訪れたホフに対し、一度は契約を拒絶する。しかし大切な金蔓である人気俳優を手中に収めておくために、ホフはチャールズが起こした過去の不祥事をネタに彼を脅迫し始める。そしてラスト、チャールズは風呂での事故で死んでしまう。
 ハリウッドの無情な内幕と、権力に抗しながらもそれに翻弄される個人の姿を描き出した力強いドラマは、観る者を終始画面に釘付けにする。実力ある個性派俳優たちによる、迫力に満ちた演技合戦も見ものである。本作の演出により、アルドリッチは1955年度ヴェネツィア映画祭銀獅子賞を受賞した。」

 室内劇であり、会話劇でもありました。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー 2049』その2

2023-03-11 17:44:43 | 日記
 昨日の続きです。

「Kは木馬の玩具を調べ、デッカードの同僚などをあたり、テロで廃墟となったラスベガスへと向かいます。Kはそこでレイチェルの夫であり、自身の父だと思われるデッカードに出会います。初めはKの事を怪しみ、銃撃したり殴り付けていたデッカードでしたが、Kが危害を加えようとしないことを知り、ようやく信用して酒を勧め、過去の事などを話し始めました。
 デッカードはレプリカント解放運動に参加していましたが、妊娠中のレイチェルを守るため、彼女と離れなければならなかった。子供の行方は今となっては分からないと話します。Kもようやく落ち着き、デッカードの古い音楽コレクションを聞いていると、突然、Kの後をつけていたラヴに襲撃されます。Kとデッカードは脱出しようとしますが捕まってしまい、デッカードは連れ去られてしまいます。
 ラヴの一味に重傷を負わされ、置き去りにされてしまったKでしたが、レプリカント解放運動のメンバーに助けられます。リーダーのフレイザはレイチェルの子供のことを「彼女」と呼びます。疑問に思ったKが聞いてみると、Kはレイチェルの本当の子供アナ・ステライン(カーラー・ジュリ)を守る為に作られた、おとりのレプリカントだと判明します。
Kはレイチェルの子供ではなかったのです。本物だと思われたKの記憶は、レイチェルのおとりのために作られたものであり、本物ではありませんでした。衝撃の事実にKもショックを隠せません。
 一方、ロサンゼルスのウォレスの元へ連れて行かれたデッカードは、ウォレスに「レイチェルがデッカードを好きになったのは、そうなるように設計されたからかもしれない。デッカード自身の気持ちも人工の可能性がある」と言われ、情報を聞き出すために拷問されます。
 デッカードを護送するラヴ一味の飛行車両を何者かが襲いかかります。それはKでした。Kは飛行車両を不時着させて運転手を殺し、ラヴに戦いを挑みます。激しくぶつかり合うKとラヴ、その間に不時着させた飛行車両は波打ち際で波にのまれ、沈みはじめていきます。このままだと拘束されたままのデッカードが溺れてしまいます。
 ラヴはKの隙をつき、深手を負わせます。ラヴはデッカードが溺死しないよう解放に向かいますが、追ってきたKがラブの首を掴んで水面に顔をつけて殺害しました。その後、Kはデッカードを助けて、沈みゆく飛行車両から脱出します。そしてデッカードを実の娘であるアナ・ステラインのいる施設へと連れていくのでした。
 デッカードは実の娘であるアナ・ステラインのいる施設へと足を進めていきます。それを見届けた後、瀕死の重傷を負ったKはアナがいる研究所の階段で静かに死を迎えるのでした。横たわったKの上に、降りだした雪が静かに積もっていきました」。

薄暗い画面が延々と続き、ストーリーも難解なものでした。