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ロバート・アルドリッチ監督『何がジェーンに起ったか?』

2023-03-14 11:01:59 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督・製作の1962年作品『何がジェーンで起こったか?』をDVDで再々見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の一部加筆修正させていただくと、
「1917年」の字幕。ヴォードヴィルの舞台で人気を博すジェーン・ハドソンは6歳でした。同世代の子供もその公演を見に来るなど、スターとして脚光を浴びていました。そして、その舞台姿を暗い顔で見つめるブランチ・ハドソン。彼女はジェーンの姉です。父親は大金を稼ぐジェーンばかりチヤホヤするため、ブランチはすっかりいじけていました。「1937年」の字幕。姉妹が成長し、映画に進出した結果、ブランチ(ジョーン・クロフォード)のほうが実力派の女優としてスターに。そしてジェーン(ベティ・デイヴィス)の主演映画は失敗し、立場は逆転してしまいます。落ちぶれたジェーンは仕事もなくなり酒浸りになります。
 ある夜、パーティから帰ってきたブランチとジェーンの2人は自動車事故を起こします。スターだったブランチはその事故で下半身不随に。ジェーンだけが目立つ傷もなく無事でした。ゴシップ紙では、この事故はスターである姉に嫉妬したジェーンの仕業ではないかと報じられます。真実は分かりません。スターとしてのプライドを保つためもあって、ブランチは華やかな表舞台から去り、隠遁生活を送ることに。そしてジェーンがその世話をすることになります。何年もの年月が経ちます。ずっと2人きりの生活が続きますが、映画で成功できなかったジェーンは、華やかだったブランチへの嫉妬が今も温存しています。自分がいなければ何も出来ないブランチへの嫌がらせを始めるようになります。
 ブランチの飼っている小鳥を殺し、それを昼食に出したり、ネズミを食べさせようとしたり、ジェーンの異常性は見る見るうちにエスカレート。ブランチは自分の身の危険まで感じるようになります。ブランチが自分に隠れて、かかりつけの医者に助けを求める電話したことを知り、ジェーンは激怒。ブランチをベッドにくくりつけて部屋に監禁します。ついには、その監禁に気づいた家政婦のエルヴァイラ・スティットをハンマーで殺害してしまいます。ジェーンはいつか再び芸能界に復帰したいという願望があり、売れないピアニストだったエドウィンを雇っていましたが、その彼にもブランチ監禁のことを知られたジェーンは、ブランチを連れて屋敷を捨てて逃亡。家政婦の死体もみつかって、ジェーンは指名手配となります。
 監禁されたせいで息も絶え絶えになっているブランチは、死を予感して昔の事故の真相をジェーンに語ります。実はあの事故はブランチの方がジェーンを轢き殺そうとして起こしたものだったのです。パーティでのジェーンの態度を恨んでのことでした。結局はジェーンが無事でブランチが自業自得で半身不随になってしまいました。ジェーンは酔っていたため、自分の行動の記憶がなく、自分が姉を殺そうとしたと思い込んでいたのです。真相を知っても気の触れたジェーンは穏やかなままです。やがて警官が来てジェーンを逮捕しようとすると、まるで子供のように軽やかなダンスを始めるジェーン。ブランチは瀕死状態のところを救出されるのでした。」

 この映画でも場面転換ではオーヴァーラップが使われていました。


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