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ロバート・オルドリッチ監督『悪徳』

2023-03-12 14:50:54 | 日記
 ロバート・オルドリッチ監督の1955年作品『悪徳』をDVDで観ました。

 DVDのケースに書いてある解説を転載させていただくと、
「1919年にブロードウェイで初演されたクリフォード・オデッツ原作の同名舞台劇をジェイムズ・ボーが映画用に翻案し、反骨の映画人ロバート・アルドリッチが演出を手掛けた秀作。アルドリッチ自身が独立製作し、痛烈なハリウッド批判をそのストーリーの主軸に据えた本作は、当初あらゆるメジャー・スタジオに配給を断られ、最終的にユナイテッド・アーティスツが配給を手がけることになった。撮影は1955年4月25日から、約15日間かけて行われている。
 舞台となるのは「ハリウッドのスター俳優チャールズ・キャッスル(ジャック・パランス)の豪邸。チャールズはマリオン(アイダ・ルピノ)との離婚の危機に瀕しており、ゴシップ・コラムニストが彼の私生活を嗅ぎ回っている。マリオンは夫がハリウッドの大物製作者スタンリー・ホフ(ロッド・スタイガー)と契約更新し、虚飾に満ちた世界と実のない仕事に再び長時間縛りつけられることに反対していた。自信理想主義者で友を失いたくないチャールズは、自宅を訪れたホフに対し、一度は契約を拒絶する。しかし大切な金蔓である人気俳優を手中に収めておくために、ホフはチャールズが起こした過去の不祥事をネタに彼を脅迫し始める。そしてラスト、チャールズは風呂での事故で死んでしまう。
 ハリウッドの無情な内幕と、権力に抗しながらもそれに翻弄される個人の姿を描き出した力強いドラマは、観る者を終始画面に釘付けにする。実力ある個性派俳優たちによる、迫力に満ちた演技合戦も見ものである。本作の演出により、アルドリッチは1955年度ヴェネツィア映画祭銀獅子賞を受賞した。」

 室内劇であり、会話劇でもありました。