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ロバート・アルドリッチ監督『カリフォルニア・ドールズ』

2023-03-18 12:37:01 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督の1981年作品『カリフォルニア★ドールズ』をDVDで再々見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「アイリスとモリーはカリフォルニア・ドールズとして女子プロレスの舞台で下積みながら夢をかなえるために奮闘していました。彼女たちのマネージャーのハリー(ピーター・フォーク)は毎日興行師に電話をかけ、日雇いのレスリング試合を取り付けようと必死でした。ある日の試合で黒人女性二人のタッグトラドの虎と対戦し、ドールズの2人は勝利をおさめます。ところがトラドの虎の2人は楽屋でマネージャーに激怒します。本来はホームでの試合ですからメンツを潰さないように勝たせてくれる手はずだったのです。
 ドールズの2人はお構いなしに次々勝利を収めていきます。彼女たちがトラドの虎を倒したのをきっかけに、新聞で取り上げられ、ハリーはこの話題を利用して興行師の女性ソリーに電話をかけ交渉を進めました。ソリーの二つ返事で2人の試合が決まりました。ハリーとともにソリーのもとを訪れると、ハリーの因縁の相手、興行師でやくざもののエディ・シスコ(バート・ヤング)がソリーとともにやってきました。ソリーによると、次回シカゴでエディ主催の女子プロレスの大会があるのだとか。
 アイリスはこの試合の出場権利を手にし、一気に稼ごうと考え、エディを食事に誘います。ハリーはアイリスが朝帰りしたのを強く咎めました。しかしそのお陰で、2人は大会の出場権利を手にしました。これまでの苦しいトレーニング、営業の成果を見せる時が来たのでした。ハリーは興行で手に入れたギャラをモリーから借り、イカサマで賭けに勝ち続け、大金を手に入れます。その金で車を買い替え、更には試合で使うものを購入しました。
 シカゴの夜に、モリーもアイリスも興奮しました。易い汚いモーテルで過ごしていたのが嘘のようで、高級ホテルで2人はスロットなどをして楽しみます。ホテルにはエディも来ていました。アイリスに言い寄りますが、ハリーに叱責され、腹を立てます。エディはドールズとの対戦相手宿敵トラドの虎に100ドル賭けるといい、ハリーと争うことに。
 対戦当日。ドールズはハリーがふくらました大金で手にした豪勢な衣装を着てリングに上がりました。ハリーの仕込んだ子供によるこ「ウィ・ワント・ドールズ」という掛け声と入場曲の仕込みも完璧です。30分1回きりの試合が始まりました。序盤からレフェリーがトラドの虎の反則を指摘せず、会場もハリーも不審に思い始めます。20分後半になると、レフェリーの不審な動きに怒り心頭のアイリスが虎のダイアンもろともレフェリーを締めあげます。死にかけたレフェリーはエディに合図を出します。レフェリーは彼に買収されていたのです。終了間際にリング外に弾き飛ばされたモリーとアイリスですが、対戦相手から盗んだ逆エビ固めを決め、更に観衆の声に押されレフェリーはカウントを始めます。2人の技が決まり、カリフォルニア・ドールズの勝ちが決まりました。ハリーはエディに一発お見舞いし、リング上で大きな歓声を受けるのでした。」

 アルドリッチ作品では珍しく、場面転換でのオーヴァーラップは使われず、ワイプめいた手法を使っていました。ですが、ラストの俯瞰のショットは同じでした。