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ジャ・ジャンクー監督『プラットホーム』

2010-01-18 13:22:00 | ノンジャンル
 シネマート六本木で、ジャ・ジャンクー監督の'00年作品「プラットホーム」を見ました。
 城壁で囲まれた町の農村娯楽劇団に所属する24才のミンリャンは、やはり劇団に所属する恋人のチョンビンに結婚しようと言いますが相手にされません。チャンジュンは逆に恋人に結婚を迫られますが、同意しません。彼らは公演の合間は無為に町で過ごしますが、やがてチョンビンは劇団から去り、行方が分からなくなります。チャンジュンは恋人を妊娠させ中絶させようとしますが、恋人は断ります。やがて恋人は子供を産んで徴税官となって働き始めます。ミンリャンの父は浮気相手に店を持たせ、それを知ったミンリャンは談判に行きますが父は留守でした。赤ん坊をあやすチョンビンのそばで、ミンリャンは惰眠をむさぼるのでした。
 2時間30分を超える映画でしたが、そんな長さを感じさせることなく見終えることができました。ここでもやはり登場人物らの背景は壁などで閉ざされ、乗り物や人物が縦移動する時だけ奥行きのある画面になっていました。ロードムービーというふれこみでしたが、この閉息感はそれとは対照的なものでした。けだるい中国の田舎の雰囲気を味わいたい方にはオススメです。

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