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森田芳光監督『サウスバウンド』

2008-12-30 18:20:53 | ノンジャンル
 最近すごく涙もろくなってきました。先日見たパフュームの初の日本武道館ライヴの放送でも、最後にあ~ちゃんという女の子が、夢が叶ったと言って泣いているのを見て、いつのまにか一緒に泣いていました。若い頃は他の人が泣くような時でもほとんど涙を見せなかったのに‥‥。でも、これって、若い頃は自分を守るために必死になっていたのが、段々武装解除して自分に素直になってきた、また感受性が増した証拠であるようにも思えて、いいことなのではと思っています。皆さんもどんどん泣いてみたらいかがでしょうか?

 さて、スカパーの707チャンネル「日本映画専門チャンネル」で、森田芳光監督の'07年作品「サウスバウンド」を見ました。
 学生デモの写真。同級生に金をたかる小学生の黒木は、中学生の不良に金をたかられています。上原二郎の家は喫茶店をしていますが、両親の一郎(豊川悦司)とさくら(天海祐希)は学生運動の元活動家です。酔って帰ってきた長女の洋子に、一郎は小説の仕事が入ったことを教え、自分の故郷の西表島へ一家で引越し自給自足生活をすると言いますが、洋子は断ります。二郎と妹の桃子は母の金持ちの実家に遊びに行きますが、一郎はブルジョワと付き合うなと言います。二郎は黒木を不良の中学生と縁を切らせようとして、誤って相手に大ケガをさせてしまい、大騒ぎになります。さくらは突然西表島に行こうと言い出し、洋子を置いて一家は本当に引越してしまいます。一家は島民に歓迎され、原始的な生活が始まります。自然を謳歌する日々。しかし、しばらくして地権者の開発会社が家の立ち退きを迫ってきます。「西表島を守る会」は一郎とさくらに共闘を持ちかけますが、会のメンバーが内地の人間だという理由で、一郎は断ります。そこへ洋子が追っかけてきて、一家の生活に加わります。一郎はマスコミに徹底抗戦を宣言し、「西表島を守る会」も負けずに取材を受けます。会社は最後通告をした後、重機を持ち込んでバリケードを撤去しますが、落とし穴にはまります。しかし、結局会社の人海戦術で二郎一家は追い立てをくらい、一郎とさくらは逮捕されます。その夜、一郎とさくらは脱走し、翌朝、二郎たちが見送る中、幻の島へ向かって出帆するのでした。
 奥田英朗さんの原作を読んでいたので見ましたが、原作を大きく超えるものでもなく、大きく下回るものでもありませんでした。この映画の魅力はひとえに豊川悦司の魅力だと思います。この役者さんの魅力は非常に安定感のあるもので、どの映画でも等しく味わえるもののような気がします。ということで、豊川悦司ファンにはオススメです。

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