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田中登監督『実録 阿部定』

2020-11-28 00:48:00 | ノンジャンル
 DVDで、田中登監督の1975年作品『実録 阿部定』を観ました。

昭和11年、東京。待合の一室に居続けている一組の男女の客があった。男は料理店の主人・石田吉蔵(江角英明)で、連れの女はその店の女中・阿部定(宮下順子)だった。
 ふたりが知り合ったのは、定が吉蔵の店で働くようになってからで、間もなく互いに惹かれ合い、関係を持つようになった。ふたりの仲は次第に深くなっていき、やがて共に店を出ると、この部屋にやってきたのだった。それからというもの、ふたりは床を敷き放しで昼夜を問わず情事にふけり、宿代に困ると、定は面倒をみてもらっている大宮先生を訪ねて金を頂戴するのだった。
 昼間から薄暗いふたりの部屋。女中が空気の入れ換えの為に窓を開けようとすると、定は「外の光が邪魔なのよ」とぽつりと言った。そして吉蔵の匂いが逃げないようにと雨戸まで閉めさせるのだった。
 密室の中で、ふたりは飽きることなく肉欲に浸り続けた。それは次第に過激さを増し、首を絞めて快楽を得るようになった。はじめは手で絞めていたが、やがて腰紐を使うようになった。情事の果てに、危うく命を落としそうになるほどグッタリした吉蔵は、一旦店を出る。定は、そんな吉蔵を恨めしく思い、眠る彼の上に股がると紐を首に巻きつけて力一杯締めあげるのだった。心底愛する彼を誰の手にも渡さずに済むのだと思いながら…。
 気がつくと吉蔵は死んでいた。彼のものを永遠に自分のものにするために、定は吉蔵の局部を切り取り、大事そうに持ち歩く。そして部屋にやってきた刑事に名前を聞かれ「阿部定です」と答えるのだった。

 宮下順子さんの代表作の一つで、全編ほとんどがセックスシーンでした。

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