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北野武監督『龍三と七人の子分たち』その3

2016-10-19 09:51:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 バーを訪ねる龍三と政。「週にいくらか払ってもらおう」「じゃあこれで温かい物でも食って帰んな」。
 「脅かせばまだまだできるな」「千円だぞ。めぐんでくれたようなもんだ」「次の店に行こう」。
 龍平に「またデモ隊が来てる。君、渉外担当だろう?」「ミスはミスですよ。偽装なんだから」。
 龍三ら、デモ隊へ。金貸しのヤスに出会う。「会社を困らすには他に方法があるだろう」。
 龍平、家を出る。龍三ら、家へ。龍平の車にスピーカーを付け、日章旗を掲げる。車を出すと、横にペイントがしてある。
 「今日は街宣車が来てるよ。君、100万で話をつけてきてよ」。
 龍三「ここはせがれの会社だ。あきらめよう」と逃げ出す。
 西「うちで追っ払ってやろうか、って言って来い」。
 京浜連合の徳永、デモ隊の前に現れる。
 「250万で何とかしよう」「お前はダニみたいな奴だな。インチキな取り立てをしやがって」。街宣車で笑う龍三ら。
 西は帰ってきた徳永を殴る。
 団地に帰ってきた街宣車。「200万手に入れた。車を早く返そう」。ペイントに見えたテープを車からはがす茂吉。
 龍平が家に帰り、車を出す。反対側のペイントはそのままで出勤する。
 競馬で200万をする龍三ら。最後のチャンスで「5、5」を指示する龍平。本当に5、5が来て1200万になるなはずが、政は3、5を買ってる。龍三の広げた指は三本と五本。
 バーでつけを返した龍三。「京浜連合の鼻を明かしてやった」。「龍三さん、久しぶり」とママ(萬田久子)。茂吉の孫のユリコも働いているが「おじいちゃんにはひどい目にばかり会ってきたが、見捨てられない」と言う。
 茂吉にユリコ「知り合いに店に来ないでって言っといて」と小遣いをやる。
 ママ、龍三に「先に帰ってる。今日は最後まで付き合って」。
 ママのマンション。「刺青、見せて。素敵。ズボンも脱いで」。「おーい、ナオコ」と男の声。「若いのを2人連れてるの」。西、入って来る。龍三は、浴室に逃れ、逃げ出す。
 シャンプーハットとハイヒール姿の龍三。「誰に断って商売してるの?」とオカマにからまれ、「龍子」と答える龍三。
 その姿で団地に帰って来た龍三は「いろいろあった」と言い訳をする。
 西「いつまでじじいをのさばらせているつもりだ。うちの店で働いてるじじいの孫娘をさらって来い」。
 義指をつけてマッサージ屋に来た龍三。政「親分、待たせるな。ビールも遅いぞ」。キャーと叫び声。指が抜ける。
 京浜連合の彼氏はユリコに「お前をさらって来いと言われた」。
 「どうしよう?」「隠れてろ。西をぶっ殺す」。
 出前の恰好でで西のビルに侵入する茂吉。トイレで待つが、女子トイレに入ってしまう。見つかる茂吉。
 ひきづって来られる茂吉。「孫娘をどうするつもりだ?」。バットで殴られる茂吉。
 棺を抱えて殴り込みをかけようと言う龍三ら。
さらしを巻き、弾を拳銃に込め、鉢巻きを巻いたヤスは飛行機でビルに突っ込むと言う。
霊柩車。
「そろそろ出棺だ」。
霊柩車が出るのと同時に、ヤスは飛行機を奪う。
車椅子に茂吉の遺体を乗せる龍三ら。「飛行機はまだかよ。ああ、来た、来た。あれ、どこかへ行っちゃった」ヤス「海を一回見てからだ」。空母に着陸してしまうヤス。「俺たちだけで行こう」。お面をかぶって侵入する龍三ら。マック、拳銃を撃つ。西も拳銃で撃ち返すが、皆、茂吉の遺体の後ろに隠れる。ダーツを当てるメンバー。ダーツの真ん中をことごとく命中させるのを見た西は、「こいつら狂ってる」と言って逃げ出す。車で逃げる西をバスを乗っ取って追いかける龍三ら。徳永は知らずにバスに乗って来て、後部座席に隠れる。西「あのじじいども、何考えてる」。バス、商店街の看板をなぎ倒して進む。パトカーも追跡。西の乗った車は行き止まりに当たり、Uターンしようとしてバスと正面衝突。西を龍三らが殴っているところに刑事が現れ、「全員逮捕」と言う。西「刑事さん、もっと早く来てくださいよ」「お前も詐欺で逮捕」「何も悪いことやってませんけど」「詐欺だよ、この野郎」と刑事は西を殴る。政「兄弟、出て来たら、今度は俺が親分だな。だって2人刺したもの」「てめえが出て来るころには、全員死んでら」。チーンの音で映画は終わる。

藤竜也と近藤正臣の演技を見ているだけでも楽しめました。