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フランソワ・トリュフォー監督『二十歳の恋 アントワーヌとコレット』

2014-07-30 09:28:00 | ノンジャンル
 フランソワ・トリュフォー監督の'61年作品『二十歳の恋 アントワーヌとコレット』をWOWOWシネマで再見しました。
 “パリ”“フランソワ・トリュフォー”の字幕。目覚まし時計で目覚めたアントワーヌ(ジャン・ピエール・レオー)はベッドに入ったまま、タバコに火をつけると、ラジオを消し、「フランス青年音楽同盟」のポスターの前に置いてあるレコードプレイヤーでレコードをかけ、クラシック音楽を流します。窓を開け、外気を吸うアントワーヌ。「アントワーヌは17歳。家出常習犯で少年鑑別所に送られ、そこを脱走し、連れ戻され、若い精神科医のおかげで更正。自立し音楽好きなことからレコード会社に就職し、生活費を得ている」というナレーション。バスに飛び乗り、出勤したアントワーヌは、タイムカードを押すと、ロッカーで作業着を着て、レコードをジャケットに入れる作業に付きます。
 青年音楽同盟の会員である彼はコンサートの招待券をもらい、証券取引所で働く親友ルネと例会に行きます。ルネの部屋でタバコを吸い、それをルネの父親に見つかったことを回想する2人。
 コンサートでアントワーヌは咳をした若い女性コレットの足に見とれ、盛んに彼女に視線を送ると、彼女も指をくわえながらアントワーヌに視線を送り返してきます。コンサート会場を出て、コレットのことをルネに話すアントワーヌ。
 “1週間後”の字幕。「今週は3回も彼女に会った」とアントワーヌがルネに言うと、ルネは「いよいよアタックする時が来たな。僕も好きないとこがいるが、長い髪を切ってしまうというので、髪が短くなってから告白することにする」と言います。アントワーヌはコレットに話し掛けることに成功し、2人で一緒に帰ります。彼女の電話番号を聞き出すアントワーヌ。
 「アントワーヌはコレットに本やレコードを貸すようになり、カフェで長時間話し込み、お互い送りあって家の前で立ち話しするようになったが、友達の域を出なかった」のナレーション。「はじまったばかりの恋の行方は?」という歌が一瞬流れます。
 音楽の講義にコレットが来ないので、アントワーヌは彼女の家に向かい、灯りがついているのを確認し、翌日公衆電話から電話しますが、夕べはパーティーがあり、今晩もみんなと会う約束があるとコレットは言います。
 アントワーヌはコレットの家へ本と手紙を届けに行くと、出てきたコレットの母は「あなたが噂のアントワーヌなの?」と言って、迎え入れてくれます。コレットの父と談笑するアントワーヌ。アントワーヌはコレットの両親に今度夕食にと誘われます。
 コレットから返事をもらうアントワーヌ。コンサートの後、アントワーヌは荷物をまとめて部屋を出て、新しい部屋に引越します。窓から通りを眺めていると、コレットと両親が車で帰ってきて、自分たちの向かいにアントワーヌが引越してきたことに気付き、彼の部屋を見に来ます。コレットの家での4人の食事。通りを隔てての窓と窓との会話。「アントワーヌはよくコレットの両親に招かれるようになり、コレットはこれまでと同じように毎晩外出し、親密にはなれなかった」のナレーション。
 アントワーヌはコレットを講演会に誘いますが予定があると断られ、夜の映画も宿題があると断られ、5分だけと言っても別の日にと断られます‥‥。

 アントワーヌとコレットが出会うコンサートの場面は、サイレントで視線が飛び交うサスペンスあふれる場面で、この映画と同じ年にヒッチコックが撮った『知りすぎていた男』を彷佛とさせました。なお、上記以降のあらすじは、私のサイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)の「Favorite Movies」の「フランソワ・トリュフォー」のところにアップしておきましたので、興味のある方は是非ご覧ください。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/