チャールズ・チャップリン監督・原作・脚本・音楽・共同編曲・主演、ロバート・オルドリッチ助監督の'52年作品『ライムライト』をスカパーのイマジカBSで再見しました。病気から絶望し自殺しようとした娘を売れなくなった芸人が助け、歩けなくなったと思い込む娘をバレリーナに復帰させ、最後はその娘が用意してくれた舞台で亡くなるという物語で、舞台監督をヒッチコックの『逃走迷路』で悪役を演じたノーマン・ロイドが演じ、ギャグは主人公が舞台で芸としてやるものに限られ、ということはストーリーの中ではギャグが一切ない、チャップリンの唯一の映画であり、遺作でありました。
また、ロバート・オルドリッチ監督の'62年作品『何がジェーンに起ったか?』もWOWOWシネマで再見しました。ネズミの料理を出されたジョーン・クロフォードが車椅子でグルグル回るところが真上からの俯瞰で撮られていたこと、隣の奥さんがジョン・フォードの『わが谷は緑なりき」にも出ていたアン・リーだったこと、ジョーン・クロフォードの最期の表情が鬼気迫るものであったことを再認識しました。
また、ウディ・アレン監督・脚本の'12年作品『ローマでアモーレ』もWOWOWシネマで見ました。4つのエピソードが平行して描かれていて、それはローマに観光で来たニューヨークの娘が地元の若い弁護士と知り合い、婚約し、娘の両親が弁護士の両親に会いにやって来て、娘の父である引退したオペラの演出家(ウディ・アレン)が、弁護士の父がシャワーを浴びながら見事な歌声でアリアを歌うのに目を付け、オペラの舞台でシャワーを浴びせながらアリアを歌わせ、弁護士の父が世間の絶賛を浴びる話、田舎で結婚しローマで暮らすために上京した若いカップルのアントニオとミリーのミリーの方が美容室を探して歩いているうちに、映画の撮影現場に行き当たり、憧れの有名男優と出会ってホテルまで行きますが、そこで強盗に会い、またそこにやって来た有名男優と別居中の妻をごまかすために、ミリーと強盗がベッドに入って男優の妻をやり過ごし、男優も去った後、ミリーが強盗と寝る一方、ホテルでミリーの帰りを待っていたアントニオの許に間違えて娼婦のアンナ(ペネロペ・クルス)がやって来て、そこにアントニオの叔父叔母が現れたために、アントニオはアンナを婚約者として叔父叔母に紹介することとなり、アンナとパーティーに出ると、アンナの多くの客にアンナは囲まれ、パーティーの後、アントニオはアンナにセックスの手練手管を教えてもらい、ホテルで再会したミリーにその実践を試す話、有名なアメリカ人建築家が昔住んでいた家を訪ねて、今そこに住んでいるカップルと会いますが、そのカップルの妻の友人である売れない女優が泊まりに来て、やがて夫と女優が恋に落ち、女優に映画の仕事が入り、去っていく話、ヒラのサラリーマン(ロベルト・ベニーニ)がある日突然テレビ局に連れていかれ、そこでインタビューを受けて時の人となりますが、やがて1人の記者の気紛れで別の人物へと世間の興味が移るという話でした。軽快な音楽と思い切った省略、赤茶けた画面が印象的だったと思います。
また、マーク・フォスター監督・共同総製作の'13年作品『ワールド・ウォーZ』もWOWOWシネマで見ました。咬まれると感染し人間を襲うゾンビとなる病気が蔓延し、フィラデルフィアから大西洋に浮かぶ国連の空母に家族と避難した元国連調査員(ブラッド・ピット)がウイルスの専門家を護衛して韓国に旅立ち、そこからイスラエルを経由してWHO研究所に至り、そこで致死性の病原体を注射することによって、ゾンビから攻撃されないで済む方法を発見し、家族と再会するまでを描いた物語で、これまでのゾンビと違ってゾンビの動きが早く、またCGを使ったゾンビのモブシーンも見せ場になっているゾンビ版パニック映画でした。
また、山根貞男さんが推薦していた、ジョン・ヒルコート監督の'12年作品『欲望のバージニア』もWOWOWシネマで見ました。禁酒法時代、片田舎で密造酒を作る、不死身とあだ名された長男を始めとした三兄弟と冷酷な捜査官との戦いを描いた映画で、血で血を洗う残酷さと絵に描いたようなハッピーエンド、陰影に富んだ画面が印象的な作品でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
また、ロバート・オルドリッチ監督の'62年作品『何がジェーンに起ったか?』もWOWOWシネマで再見しました。ネズミの料理を出されたジョーン・クロフォードが車椅子でグルグル回るところが真上からの俯瞰で撮られていたこと、隣の奥さんがジョン・フォードの『わが谷は緑なりき」にも出ていたアン・リーだったこと、ジョーン・クロフォードの最期の表情が鬼気迫るものであったことを再認識しました。
また、ウディ・アレン監督・脚本の'12年作品『ローマでアモーレ』もWOWOWシネマで見ました。4つのエピソードが平行して描かれていて、それはローマに観光で来たニューヨークの娘が地元の若い弁護士と知り合い、婚約し、娘の両親が弁護士の両親に会いにやって来て、娘の父である引退したオペラの演出家(ウディ・アレン)が、弁護士の父がシャワーを浴びながら見事な歌声でアリアを歌うのに目を付け、オペラの舞台でシャワーを浴びせながらアリアを歌わせ、弁護士の父が世間の絶賛を浴びる話、田舎で結婚しローマで暮らすために上京した若いカップルのアントニオとミリーのミリーの方が美容室を探して歩いているうちに、映画の撮影現場に行き当たり、憧れの有名男優と出会ってホテルまで行きますが、そこで強盗に会い、またそこにやって来た有名男優と別居中の妻をごまかすために、ミリーと強盗がベッドに入って男優の妻をやり過ごし、男優も去った後、ミリーが強盗と寝る一方、ホテルでミリーの帰りを待っていたアントニオの許に間違えて娼婦のアンナ(ペネロペ・クルス)がやって来て、そこにアントニオの叔父叔母が現れたために、アントニオはアンナを婚約者として叔父叔母に紹介することとなり、アンナとパーティーに出ると、アンナの多くの客にアンナは囲まれ、パーティーの後、アントニオはアンナにセックスの手練手管を教えてもらい、ホテルで再会したミリーにその実践を試す話、有名なアメリカ人建築家が昔住んでいた家を訪ねて、今そこに住んでいるカップルと会いますが、そのカップルの妻の友人である売れない女優が泊まりに来て、やがて夫と女優が恋に落ち、女優に映画の仕事が入り、去っていく話、ヒラのサラリーマン(ロベルト・ベニーニ)がある日突然テレビ局に連れていかれ、そこでインタビューを受けて時の人となりますが、やがて1人の記者の気紛れで別の人物へと世間の興味が移るという話でした。軽快な音楽と思い切った省略、赤茶けた画面が印象的だったと思います。
また、マーク・フォスター監督・共同総製作の'13年作品『ワールド・ウォーZ』もWOWOWシネマで見ました。咬まれると感染し人間を襲うゾンビとなる病気が蔓延し、フィラデルフィアから大西洋に浮かぶ国連の空母に家族と避難した元国連調査員(ブラッド・ピット)がウイルスの専門家を護衛して韓国に旅立ち、そこからイスラエルを経由してWHO研究所に至り、そこで致死性の病原体を注射することによって、ゾンビから攻撃されないで済む方法を発見し、家族と再会するまでを描いた物語で、これまでのゾンビと違ってゾンビの動きが早く、またCGを使ったゾンビのモブシーンも見せ場になっているゾンビ版パニック映画でした。
また、山根貞男さんが推薦していた、ジョン・ヒルコート監督の'12年作品『欲望のバージニア』もWOWOWシネマで見ました。禁酒法時代、片田舎で密造酒を作る、不死身とあだ名された長男を始めとした三兄弟と冷酷な捜査官との戦いを描いた映画で、血で血を洗う残酷さと絵に描いたようなハッピーエンド、陰影に富んだ画面が印象的な作品でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)