マイケル・マン監督・脚本の'86年作品『レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙』をDVDで見ました。
階段を上り、ベッドで寝ている女性を照らす懐中電灯。タイトル。バーミングハムとアトランタの一家惨殺事件の捜査に協力してほしいと引退した元刑事のウィルに言うジャックは、裏方の仕事なので名前は公にはならないと言って説得します。事件は満月の夜ごとに起こっていると言うジャックは、家族団欒の2枚の写真をウィルに渡します。亀の卵を保護する柵を息子と作るウィルは、その夜、ジャックの申し出を受けることを妻のモリーに話します。
現場検証をするウィルは、血まみれの寝室を見て犯行の様子を声で録音していきます。手袋を外して目を開かせ、犠牲者の夫人に噛み付いていたことに気付くウィル。やがて夫人の爪からは犯人の皮膚が、息子の目からは指紋が発見されます。
過去に9人を殺し精神病質者として監禁されているレクター博士に会いに行ったウィルは、犯人を探るヒントを得るため、資料を博士に渡しますが、「俺と同類だからあんたは俺を逮捕できたんだ」と言われると、ウィルは動揺して逃げ出します。レクターは電話で相手をうまく騙してウィルの自宅の住所を聞き出します。
捜査に協力しているチルトン博士から犯人からの伝言がレクターの部屋から発見されたと聞いたウィルは、その伝言が途中で途切れているのに気付きます。ウィルを知る新聞記者のラウンズは、ウィルが捜査に協力していることをタトラー紙の記事にし、ウィルの怒りを買います。そしてタトラー紙の広告欄でレクターと犯人が連絡を取っていたことも分かります。
やがてラウンズが犯人に襲われ、パンストを頭に被った犯人は、ラウンズを車椅子に縛り付け、ウィルへの伝言をラウンズに読ませて録音した後、歯型を口に入れてラウンズの顔を噛み、車椅子ごと燃やして坂を転げ落とします。
レクターが犯人にウィルの住所を教えたことを知ったウィルは、すぐに自宅へ向かい、モリーと息子を警察によって避難させます。ウィルは息子に、以前自分が精神科医で、レクターの被害者の一人が自分の患者だったこと、そしてレクターの影響を受けて邪悪な考えを一時持つようになったことを語ります。
一方、犯人のダラハイドはフィルムの調達を盲目の女性リーバに頼み、リーバは歯の治療のために麻酔をかけられた虎の鼓動を楽し気に聞きます。リーバを自宅に招いたダラハイドは、彼女と愛し合いますが、翌日リーバが別の男に送られ、玄関先でキスのようなことをしているのを見て誤解したダラハイドは、男を射殺し、リーバを自宅へ拉致します。
満月の夜、ウィルはようやく被害者の2家族がホームムービーを同じ写真館で現像していたことに気付き、そこから犯人をダラハイドと特定することに成功します。ダラハイドの自宅に急行したウィルは、リーバがダラハイドに襲われようとしているのを見て、援軍を待たずに一人で窓を割って侵入し、ダラハイドに倒されます。やって来る警官を次々と撃ち倒すダラハイド。しかし結局ウィルの銃弾に倒れ、リーバは助けられます。
ラスト、亀の卵がほとんど孵って喜ぶ息子とともに、ウィルはモリーの体を抱いて海のかなたの太陽を見るのでした。
ラストの銃撃戦もマシンガンが出てこないので迫力不足はいなめず、レクター特有のおどろおどろしさも今一つで、期待していた猟奇的シーンもラウンズが火に包まれて車椅子ごと転げ落ちる場面だけで、物足りなさを感じました。次作に期待です。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
階段を上り、ベッドで寝ている女性を照らす懐中電灯。タイトル。バーミングハムとアトランタの一家惨殺事件の捜査に協力してほしいと引退した元刑事のウィルに言うジャックは、裏方の仕事なので名前は公にはならないと言って説得します。事件は満月の夜ごとに起こっていると言うジャックは、家族団欒の2枚の写真をウィルに渡します。亀の卵を保護する柵を息子と作るウィルは、その夜、ジャックの申し出を受けることを妻のモリーに話します。
現場検証をするウィルは、血まみれの寝室を見て犯行の様子を声で録音していきます。手袋を外して目を開かせ、犠牲者の夫人に噛み付いていたことに気付くウィル。やがて夫人の爪からは犯人の皮膚が、息子の目からは指紋が発見されます。
過去に9人を殺し精神病質者として監禁されているレクター博士に会いに行ったウィルは、犯人を探るヒントを得るため、資料を博士に渡しますが、「俺と同類だからあんたは俺を逮捕できたんだ」と言われると、ウィルは動揺して逃げ出します。レクターは電話で相手をうまく騙してウィルの自宅の住所を聞き出します。
捜査に協力しているチルトン博士から犯人からの伝言がレクターの部屋から発見されたと聞いたウィルは、その伝言が途中で途切れているのに気付きます。ウィルを知る新聞記者のラウンズは、ウィルが捜査に協力していることをタトラー紙の記事にし、ウィルの怒りを買います。そしてタトラー紙の広告欄でレクターと犯人が連絡を取っていたことも分かります。
やがてラウンズが犯人に襲われ、パンストを頭に被った犯人は、ラウンズを車椅子に縛り付け、ウィルへの伝言をラウンズに読ませて録音した後、歯型を口に入れてラウンズの顔を噛み、車椅子ごと燃やして坂を転げ落とします。
レクターが犯人にウィルの住所を教えたことを知ったウィルは、すぐに自宅へ向かい、モリーと息子を警察によって避難させます。ウィルは息子に、以前自分が精神科医で、レクターの被害者の一人が自分の患者だったこと、そしてレクターの影響を受けて邪悪な考えを一時持つようになったことを語ります。
一方、犯人のダラハイドはフィルムの調達を盲目の女性リーバに頼み、リーバは歯の治療のために麻酔をかけられた虎の鼓動を楽し気に聞きます。リーバを自宅に招いたダラハイドは、彼女と愛し合いますが、翌日リーバが別の男に送られ、玄関先でキスのようなことをしているのを見て誤解したダラハイドは、男を射殺し、リーバを自宅へ拉致します。
満月の夜、ウィルはようやく被害者の2家族がホームムービーを同じ写真館で現像していたことに気付き、そこから犯人をダラハイドと特定することに成功します。ダラハイドの自宅に急行したウィルは、リーバがダラハイドに襲われようとしているのを見て、援軍を待たずに一人で窓を割って侵入し、ダラハイドに倒されます。やって来る警官を次々と撃ち倒すダラハイド。しかし結局ウィルの銃弾に倒れ、リーバは助けられます。
ラスト、亀の卵がほとんど孵って喜ぶ息子とともに、ウィルはモリーの体を抱いて海のかなたの太陽を見るのでした。
ラストの銃撃戦もマシンガンが出てこないので迫力不足はいなめず、レクター特有のおどろおどろしさも今一つで、期待していた猟奇的シーンもラウンズが火に包まれて車椅子ごと転げ落ちる場面だけで、物足りなさを感じました。次作に期待です。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)