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フレデリック・ワイズマン監督『高校』

2010-02-27 15:56:00 | ノンジャンル
 今日のスピードスケート女子チームシュートの準準決勝の日本チームの応援に、チーム青森のメンバーが来ていました。本橋さんが大っきな日の丸を手に満面の笑み、他のメンバーも応援を楽しんでいるようでした。ちょっとホっとするとともに、閉会式が少し楽しみになってきました。

 さて、フレデリック・ワイズマン監督・製作・編集の'68年作品「高校」を川崎アートセンターで見ました。フィラデルフィア郊外にある高校の日常を追ったドキュメンタリーフィルムです。
 スペイン語の授業。フランス語の授業。医師の指示で体育に参加できないという生徒に対し、無理矢理体育着に着替えさせようとする教師。女子の体操の授業。黒板の音符に従って声を出す女生徒たち。試験で誉められたにもかかわらず成績が悪いことを抗議する、女生徒の父親。体育館に集められた男子生徒の前で面白おかしく性教育の話をする産婦人科医。巨大な風船を取り合いする男子生徒たち。兵役に行っていた卒業生と話す教師。現在兵役についていて将来ベトナムの孤児の面倒を見たいという卒業生からの手紙を披露する女性教師。
 ここでも出演者はカメラをまったく意識していず、どうやって撮ったのか不思議に思いました。また、教師たちの顔がまさに'60年代という時代を反映していたようにも思いました。60年代のアメリカのハイスクールについて興味のある方にはオススメです。