gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

『9.11~アメリカを変えた102分』

2009-09-28 18:05:00 | ノンジャンル
 今日、大井川鉄道と寸又峡に行っていました。峡谷の圧倒的な迫力を堪能しました。ちょうど紅葉の始まった季節だったようです。

 さて、スカパー370チャンネル「ヒストリー・チャンネル」で、アメリカのテレビ番組「9.11~アメリカを変えた102分」を見ました。9・11の現場に居合わせた人たち100人以上が撮った未公開映像・未公開音声102分で構成されたドキュメンタリーです。
 WTCノースビルから煙が上がっているところから始まり、やがてサウスビルに飛行機が突っ込み爆発が起こる場面が一瞬写ります。この時点でビル周辺の路上はビルの破片とビルの事務所からまき散らされた書類で埋め尽くされています。煙はビルからいくつのも筋状に出てビルを回り込むようにして横へたなびいています。やがてサウスビルが崩壊し火砕流を思わせる煙・ほこりの固まりが周囲に襲いかかり、人々を飲み込んでいきます。いくつかのカメラは撮影者とともに煙に飲み込まれ、その中での人々の様子を写し出します。引いたカメラではかなり広範囲にほこりの固まりが広がっているのが分かります。次にノースビルも崩壊し、これはサウスビルよりも高い部分で崩壊が始まったので、サウスビルの時よりも広い範囲にほこりの固まりが押し寄せ、人々は逃げまどいます。その様子をタイムズスクエアで見ていた人々は復讐を叫び、ほこりにまみれた自分たちの家へ避難先から徒歩や船で戻る人々の様子を写し、唐突に番組は終わります。
 2001年にニュースでこの事件を見た時は興奮しただけでしたが、今回は3回に渡って泣き出してしまいました。今年ニューヨークに行ったことでより身近にニューヨークの人々に感情移入できたこともあったと思いますが、実際に事件をリアルタイムで見ている人々の声を聞いたこと、またニュースで見たのよりもずっと近くから撮られた映像の生々しさ(ビルの真下から撮った映像もありました)などがそうした反応を起こさせたのかなとも思います。現場に居合わせた人々が上を見上げれば事件を生で見ることができ、その状況を様々なメディアで聞くことも同時にできたという、人類史上希有な出来事であったことも確認できました。編集に作為的な部分もあったような気がしましたが、非常に貴重な記録であることは間違いないでしょう。文句無しにオススメです。