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長谷川まり子『インドへ行こう』

2009-09-10 16:23:00 | ノンジャンル
 長谷川まり子さんの'96年作品「インドへ行こう」を読みました。インドにこれまで何回も旅している著者がインドを紹介した本です。
 「デリーから旅の始まり」、「立ち寄りながらカルカッタへ」、ゴアや宮殿ホテルなどについて書かれた「マニアックな旅」、「インド最新風俗事情」、「魅惑の食べ物のはなし」、「南インドの熱い旅」と題された全部で6つの章からなっています。読んで勉強になったのは、喜捨する時の基準(障害者、老人だけにし、子供には食べ物だけ、その他は一切しない)、麻薬売りの断わり方(ヘラヘラして笑っているだけが一番効果的)、ビールの飲み方(インドのビールはアルコール度数が高いので、氷を入れて飲むのが一般的)などでした。旅のガイドブックに書かれていないようなかなり細かいことも書かれているので、本当にインドに行ってみたい方にはオススメの本です。
 ただ旅行記として読んだ場合は、かなり物足りないのも事実でした。高野秀行さんの本を読んでしまうと、その後に読んだアジアの旅行記はどれも退屈に思えてしまうのは致し方ないのかもしれません。長谷川さんの本はこれから全著作を読んでいこうと思っているので、今後に期待です。