今日の山田詠美作品は、'05年に発行された、瀬戸内寂聴さんと山田詠美さんの対談集「いま聞きたい いま話したい」です。一応、瀬戸内さんの本で、聞き手が山田詠美となっていますが、内容は一方的に山田詠美がインタビューするというのではなく、対等に話を進めています。
まず、驚いたのは瀬戸内さんの世俗的な意見でした。出家するということは男を絶つということですが、その規則(?)を学校の校則程度にしかとらえていないように思える発言が多々あり、「これでいいのかなあ?」と思いました。男女の愛、セックスについて語ることに限れば、自由なのでしょうか? そう言う点で詠美さんと瀬戸内さんはまったく意見が一致していて、面白かったです。
それから瀬戸内さんも恋多き女性だったようで、具体的な告白はありませんでしたが、ぽろっと過去の男達の話が出てきたりして、それで出家したのかな、とも思いました。(実際には、出家した理由をはっきりとどこかで述べられていたような気もするのですが‥‥。)
4回にわたる対談を一冊にまとめた本ですが、それぞれの回にテーマが設けられていて、あっという間に読んでしまいました。まだ読んでいない方には、オススメです。
ということで、このところずっと山田詠美さんの作品について書いてきましたが、一応これにて完結を迎えることとなりました。まだ今後も未読の本が手に入れば、単発的に書くこともあるかもしれませんが、今後は詠美さん推薦の本や、様々な所で推薦されている本を読んでいこうと思っています。こちらのコーナーを読んでいただいている方、今後も引き続き、よろしくお願いいたします。
まず、驚いたのは瀬戸内さんの世俗的な意見でした。出家するということは男を絶つということですが、その規則(?)を学校の校則程度にしかとらえていないように思える発言が多々あり、「これでいいのかなあ?」と思いました。男女の愛、セックスについて語ることに限れば、自由なのでしょうか? そう言う点で詠美さんと瀬戸内さんはまったく意見が一致していて、面白かったです。
それから瀬戸内さんも恋多き女性だったようで、具体的な告白はありませんでしたが、ぽろっと過去の男達の話が出てきたりして、それで出家したのかな、とも思いました。(実際には、出家した理由をはっきりとどこかで述べられていたような気もするのですが‥‥。)
4回にわたる対談を一冊にまとめた本ですが、それぞれの回にテーマが設けられていて、あっという間に読んでしまいました。まだ読んでいない方には、オススメです。
ということで、このところずっと山田詠美さんの作品について書いてきましたが、一応これにて完結を迎えることとなりました。まだ今後も未読の本が手に入れば、単発的に書くこともあるかもしれませんが、今後は詠美さん推薦の本や、様々な所で推薦されている本を読んでいこうと思っています。こちらのコーナーを読んでいただいている方、今後も引き続き、よろしくお願いいたします。