”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

「はこぶら」非難の的に・・・市議会志賀谷議員の質問で

2010年09月14日 07時30分24秒 | 政治
14日の函館市議会定例会において志賀谷隆議員の通告にあった北海道新幹線に関する質問からいきなり
函館観光情報サイト「はこぶら」 http://www.hakobura.jp/ の運営に対し,非難の矢が放たれた。
新幹線と将来の観光から函館市観光コンベンション部ブランド推進課が設置するウェブサイト「はこぶら」の質問は,
ちょっと無理があるかな?と思ったが,通告の範疇外とは議長は判断しなかったようだ。
サイトの企画・編集・運営は,株式会社リージャストが運営受託法人となっており,運営委員会には商工会議所などの団体が名を連ねているものである。
議員の批判の要点は,第一に運営が不透明ではないか?(運営委員会の公開等を示唆)
市が公的に出費して制作するサイトにおいて掲載される業者(店舗等)の選択に公平が保たれているのか?
制作に当たって委託法人はどう決めたのか?(プロポーザル方式により3社のうちから選出したとのこと)
全面委託すべきではないか?
こういう性格のサイトが必要なのか?他にも現に少なくない数が存在するのではないか?
というような内容だった。
掲載されなかった業者からの声にどう対応するのか?と問い質したところ
西尾市長は,「掲載依頼があれば考慮する」旨の答弁をしたがこれはまずいと思った。
なぜなら「はこぶら」の運営方針には
「本サイトに掲載されているお店やお土産などの商品はすべて、函館観光情報サイト"はこぶら"運営委員会のメンバーや、メンバーの信頼する知人、函館市民や函館を訪れた人たちが、実際に利用したり、買ったり、使ったりしたものを、市民の視点から紹介しています。お店からのご依頼や売り込みにより掲載している情報はございません。」と明記されているからだ。
たしかに,公的機関である市が,掲載店等の公平性を保つということは難しいのかもしれない。
「一歩踏み込んだ」性格が災いしたかもしれないが,仮に安全パイを狙えばかなりつまらないサイトになるのも事実。
ただし,私のようなウェブ利用者には若干物足りないサイトであるのも事実であるが,やはり市で公的に運営しているサイトなので,記載内容に誤りがあると,意見を述べさせていただいたこともあり,サイト全体が悪い印象を与えるような質問はこうした取り組みをしてきた市職員のモチベーションを著しくさげるのではないかとも危惧する。
質問の背景が,プロポーザルで採用されなかった側からの依頼だと憶測されることもあまりいいことではないと思う。
なお,同サイトの運営に厳しい批判・論評をしているブログもある。
これは,批判自体がどうのこうのというのではなく,
行政がこういう仕事をすれば批判を浴びるのは当然なので覚悟してかかるべきだということだ。
たぶん,志賀谷議員は,お金をかける事業ではないといいたいのかもしれない。
観光都市だからといって,無理して直営のポータルサイトを持つことはどうなのだろう。
どっちにしても批判を浴びるならやらない方がマシという意見もきこえてこよう。
問題は,運営する側や函館在住民の立場で判断をするのではなく,
こうした情報を見て函館を訪れたいと思う観光客の立場を重視した内容をお願いしたい。
まぁ,偏屈ブロガーの戯言なので・・・・・