”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

貧困都市「函館」・・・生活保護者増の理由を探る

2010年09月23日 10時29分07秒 | 生活保護
函館市の生活保護率は,全国の中核市で1位,指定都市と合わせても2位,北海道の市の中では3位といずれも高い。
観光都市「函館」のもう一つの側面は貧困都市「函館」でもある。
これまで,保護率の高い要因として
・近隣町村に精神病院や総合病院が少ない。
・保護基準が近隣市町村に比して高い。
・戦前より社会福祉の歴史があり,垣根が低い。
・離婚率が高く,母子世帯が多い。
・戦後の引き揚げ者が多かった。
などの理由をあげてきたが,
市民の間では,市の対応が甘いのではないかと言われることが多い。
私は,決してそうではないと思っている。
あえて言えば,地域そのものが寛容であるとか放漫であるとかという点を見逃せない。

函館の保護率を押し上げている原因のひとつに他自治体からの流入といった点が侮れないのである。
これらの人は,移動型ホームレスの人々を含め,函館での定着率が高い。
そうした状況を作り上げているのが,比較的容易に住居を獲得できることである。
こうした点は,特に旧市街地で多い。

具体的には,契約に際し,昔ながらの個人貸借で不動産会社を介在させないため,契約書などをきちんと取り交わしていない例が多いことにある。
普通は,敷金・権利金も含め徴収すべきところを貸したいがために省略している点や保証人の確保を条件としていない点などが散見されるらしい。
本来,新しく契約する場合は,従前にどこに居住していたかなどを住民票で確認するくらい慎重になるべきである。この1点だけでもきちんと確認すれば,入居させていい人なのかどうかの判断にも使えるだろう。
流入者に対し,あまりにも無防備であることは極めて危険だ。
なぜなら,そうした人たちは一部に従来地域に居住できない理由をもっている人が多いからだ。

ヨーロッパ先進国では,外国人難民の受け入れを快しとしない右翼勢力が台頭してきている。
函館も安易に他からの流入者を受け容れることは地域として容認してはならないと思うのである。

こうした考えは,閉鎖的と思われるかもしれないが,大都市ほど保護率が高いことを考えれば自ずからあるべき姿が出てくる。

結局,得体の知れない住人に物件を貸したばかりにとんでもない結末をつきつけられる家主も少なくないとも聞く。

繰り返しいうが,生活保護は住居を定められなければ受給することはできない。
逆に言えば,安易に貸さなければ,増加を防ぐことが一部では出来ると言うことである。

こう考えていくと,既に競争力の低い物件を抱える家主等が,生活保護受給者を増やしているといっても否定は出来ないのではないだろうか?

いよいよ,貧困都市「函館」に拍車がかかろうとしている。