”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

私の中の青森の土産は永井の久慈良餅(くじらもち)

2011年08月16日 23時38分05秒 | 外食その他
私の母のルーツは青森にある。
母の養父は七戸町の出身。
母の母つまり祖母は森田村(現つがる市)の出身であるため、実家では青森との行き来が多かったみたいだ。

そういう関係上、幼少の頃の青森の土産品といえば、1に南部せんべい、2に津軽飴、これらはセットみたいなものだ。
3にりんご羊羹、そして4に久慈良餅である。

この久慈良餅はもち米とうるち米の粉を水で練り、箱の中でのばし、ムキ胡桃・砂糖水を加えて、せいろで蒸したものであるが、
こどもの頃は鯨の味はこうなんだと信じて疑わなかった。



この菓子を製造するのは、浅虫温泉の永井久慈良餅店で明治40年(1907年)に創業した老舗のこと。
初代吉兵衛翁が、郷里の津軽鯵ヶ沢にて習い覚えていた鯨餅の製造を思い立ち、「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」との願いを込めて、名前を「久慈良餅(くじらもち)」と改めたのが歴史らしい。
中身はこんな感じだ。



甘みを抑えた懐かしい味に感動するのは私だけではないだろう。