自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Holks ロードレーサー その4 カンパニョーロ ロードエンド

2010年12月17日 20時05分35秒 | 完成車
ロードレーサーのエンド言えば、以前は「ロードエンド」が
一般的でしたが、現在では「ストレートエンド」が一般的です。
ロードエンドは、手組ホイールのスポーク切れ等によるリム振れが
起きた時でも、エンドのアジャストボルトを調整してホイールを
後ろに引けばチェンステイにホイールを接触させずに走ることが
できるものでした。
完組ホイールが一般的となりホイール強度も上がったことで、以前
ほどの振れもでなくなり、その調整も必要なくなったため変化して
いったのでしょう。

Holksのエンドは、カンパのロードエンドです。



このエンドの素材の状態は、↓の写真です。







お分かりでしょうか?
全体に丸みを帯びていたエンドのエッジを立ててシャープさを
演出し、面を作った上でメッキ仕上げにしています。
こんな加工も当時のオーダーロードではよく行われていました。

また、エンドに差し込まれるシートステイとチェンステイの先端は
それぞれ異なる形状で仕上げられています。
この形状は、製作する工房、ビルダーのオリジナリティが表現される
ところでもありました。







最近のエンドは、シートステイ、チェンステイの先端にキャップを
かぶせるよう形状か逆に先端にすっぽり差し込む形状となりました。
ビルダーのオリジナリティも表現しにくい素材になりました。

古いDeRosaでは、パイプに差し込むエンドの先端を薄く削り込むという
手の込んだ加工をしていました。
エンドを見ただけでDeRosaだと分かる特徴です。

こんなところもスチールフレームの良さだと思っています。

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