【福島牝馬S】1番人気コスタボニータが直線で前が詰まりながらG前差し切り重賞初V:サンスポZBAT!
(福島牝馬ステークス、2024年4月20日 15:25、G3、福島11R、芝・右1800m)
4/20福島11Rで行われた福島牝馬ステークス(G3、4歳以上オープン、芝1800m)は、岩田望来騎手の1番人気コスタボニータ(5歳、栗東・杉山佳明厩舎)が、4、5番手のインを追走して直線でもそのまま内を突いたが前が壁となり、外へ持ち出されると力強い末脚を発揮させてゴール前で差し切り、人気に応えて重賞初勝利を決めた。タイムは1分46秒9(良)。なお、勝ったコスタボニータはヴィクトリアマイル(5月12日、東京、G1、芝1600m)の優先出走権を得た。
クビ差の2着にはフィールシンパシー(8番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にウインピクシス(5番人気)が続いた。
コスタボニータは、父イスラボニータ、母レディイン、母の父Kendorという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。栗東・杉山佳明厩舎。戦績は17戦5勝。重賞は初勝利。
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逃げたウインピクシス、4角2番手からウインピクシスに並びかけたフィールシンパシー、今日は完全にこの2頭の争いかと思いましたが、直線でその2頭が壁になりながら、外へ切り替えた瞬間に鋭く伸びたコスタボニータの末脚はお見事でした。
コスタボニータはオープン入りして以降、重賞でも惜しい競馬が続いていましたが、今日は今まで勝ち切れなかったのがウソのような決め手を発揮。前が壁になったことで脚が溜まったのでは?とか、結果論でいろいろ言いたくなってしまいますが、もともとオープン、重賞でもやれるだけの実力があったのは確かですからね。
ちなみにコスタボニータは父がサンデー系イスラボニータなのはイイとして、母レディインはゼダーン系Kendor×シアトルスルー系Septieme Ciel×ネヴァーベンド系Irish Riverという、今を時めく流行血統とは言えない字面になっています。それでもレディインがコンスタントに勝ち馬を輩出しているのはさすが社台ファームさんと言いますか、レベルの高い母系とは何ぞや?を改めて考えさせられます。(最後の切れ味、スピードはナスルーラてんこ盛りがハマったのかな…)
でも、例えばこの血統構成の馬が募集されたとして、これほどの活躍を予想して出資できるかとなると、それは私にはちょっと難しいかも…。個人的にはこういう母系は好きなのですが、最近はどうしても流行を追いかけてしまうんですよね(^^;)
うーむ。。なかなか難しいところではありますが、初心にかえって、出資の際にはもっと『血統』を重視してみようかな… それだとイチかバチか要素が増えるだけな気もしますが、ブレなければ結構楽しいのも確かですしね(^^ゞ
**2024/4/20福島11R 福島牝馬ステークス(牝/G3/芝1800m)・良**
福島牝馬ステークス【2024年4月20日福島11R】:競馬ラボ
社台系やノースヒルズなどが実績ある牝系だけにこだわることなく、常にリスクをとって新しい血統を導入しているのはさすがです。
実績のある良血はメチャクチャ高かったりしますからね。
手ごろな価格帯を狙いたい我々としては見慣れない血統の馬が活躍していることは悪いことではないような気がします。
広尾の活躍馬もそういう血統の馬が多いですよね♪
仰る通り流行血統が幅を利かせ過ぎなのは、某牧場1強時代の弊害的な面はあるかもしれません。
お値段も高くなりますし(^^;)
その点、社台ファ―ムさんはさすがと言いますか、何か強い意志を感じる血統構成ですよね。
広尾TCのオリジナル血統にも、サウスニア時代から受け継いだ意志がありますし、やはり競馬はブラッドスポーツなんですよね!